http://www.papapaddler.com

FLAME LAYOUT
[01] [02] [03] [04] [05] [06] [07][08][09][10][11][12]

 

  

D
I
A
L
Y

12

SEP.-DEC.2006

 

 

 

 

 万水川ダウンリバー&富弘美術館&戸隠
 TohokuYorozui canoeing &Tomihiro Museum&Togakushi 
9/16-18

詳しくはこちら


ダッちゃんの¥的考察
9/20

LOGBOOKに“ダッちゃんで40泊して...”なんて書きながら、ふと俗っぽいことを考えた。40泊全部を宿に泊まってたらどのぐらいのコストになったんだろう?って(笑)。
ま、我が家の場合高級ホテルや一流旅館に泊まることなんてのは、まずあり得ない(笑)ので、仮に素泊まりの民宿を1泊\6000と仮定しよう。¥6000×4人×40泊=96万円!もちろん去年まではダッちゃんでもキャンプ場を利用することがあったので、このまんまの金額が浮いたってわけじゃないけれど、ダッちゃんの車輌総額3●0万円、改造費●0万円というコストはこのままいけば3年ちょいで楽々回収してしまうことになるってことなのである。恐るべしP泊!(笑)

 

だ、“ダッちゃん de P泊”のメリットは実はお金のことなんかじゃなく、その自由度にあると僕は思っている。万一、将来、道の駅が有料になったとしても、僕は民宿やキャンプ場ではなく、予約不要&出入り自由な道の駅やサービスエリアを選ぶと思う。幾ら得をした損をしたってな経済性の話題は、ある意味無駄を楽しむ遊びの世界にはそぐわないし、過度の節約が遊びの本質をスポイルすることも多いと思う...要するに“賢い”と“ケチ”は全然違うと思うのだ。
例えば今回の東北キャラバンの場合、夕方宿にチェックイン、翌朝朝食後チェックアウトという行動パターンだったら、今回の行程と同じだけ楽しめなかったのではないか?と感じるのである。もしもOUTBACKだったら、仕事を終えて行けるところまで行こう!って20:00に家を出て長野でP泊して翌朝早くに山形入りすることや、月山登山の後、夕食後に男鹿半島まで走ることはまず無理だろうと思う。(もちろん朝の5時から行動開始も...)

実際、夜仕事を終えてから出発して翌日丸一日を遊び尽くすプランが可能になることで40泊中15〜6日余分に遊べているのも事実。また、予めルートを決めずに気分次第で行き先を決める我が家の場合、夕方になって泊まる宿が見つからなかったりしたら、やはり焦りを感じることになり、我慢や妥協の繰り返しになるのは目に見えている。この自由さはお金には換えがたいんじゃないか?そんな風に感じるのだ。
ちろんただ自由ってだけではなく、“時間貧乏”で一般的なサラリーマン家庭の半分程度しか休みがない我が家が時間を有効に生かすためにも、ダッちゃんがもたらす自由が時間節約に大いに寄与しているのも事実だと思うし。
『お買い物が下手なアナタが買った数少ないスグレモノね。』
Casitaと別れがたく、初めてダッジバンを見た時『ブタ鼻の醜いクルマ』と感想を述べたともちゃん。
家族4人で7泊7日東北一周を終えて準備していた旅行費用の半分しか使わ(え)なかった事実を知った今、彼女はダッちゃんを評してこう言うのである(笑)。実際、山登りやシュノーケリングして楽しんでる限り、お土産買わなかったら燃料代と高速代以外は日常生活とコスト変わらないもんねぇ...さすがに収入はないけどさ。


四国グランドキャラバン Shikoku Island Grand Caravan
10/6-9

詳しくはこちら

 


中国地方キャラバン Mt.Daisen&Mt.Mitoku
11/3-5

詳しくはこちら


大雑把であることの素晴らしさ
11/7

ッちゃんの車検のお知らせハガキが購入した岐阜のショップから届いた。1ナンバー登録の初回車検は2年目...つまりダッちゃんが我が家にやってきて2年が過ぎるということである。今現在、ダッちゃんの距離計は14600マイル=23360km。2年半で10万kmを超えたDiscoはもちろん、1年半で40000kmオーバーのOUTBACKに比べて控えめな数字で、鳴り物入りで買った割には想像していたほど使いこなしているとは言い難い。
本国では10万マイル=16万kmでようやくエンジンの“アタリ”が付いてくると言われる(!)ほどタフに使われるクルマだけに、まだ新車同然で、効きよりも長持ちすることに主眼を置いて作られているブレーキパッドもほとんど減っていないらしいし、この2年間に故障は皆無だったし、1ナンバー登録であることを除けば車検はスムーズに出来るのではないかと思っている。

(道具は使ってナンボ!だけに「対費用効果」という点においては総額3●0万円のお道具はちょっと贅沢だったかな?とも思わなくもないけど)
て、3年目を迎えるダッちゃんのインプレッションはと言えば、ハッキリ言ってDODGE VANのコンテンツに書いた去年の印象と全く変化がない。
使用頻度、内容ともに思うように使いこなせてはいないとはいえ、ダッちゃんに乗ってのお出かけは今でもとてもワクワクするし非常に快適である。
と言っても一番の美点は疲れないこと...クルマとしての快適性能の高さである。出来の素晴らしいシートだったり、余裕のあるエンジンだったり、理詰めじゃないユルい設計だったり(笑)と理由は色々あるだろうけど、いくら10年以上左ハンドルばかり乗継いできたとはいえ、あのOUTBACKさえ怖くて運転できないともちゃんが、平気で150マイル連続運転しちゃうぐらいだから、いかにこのクルマの運転が楽かを物語っていると思う。

かもレギュラー満タンで140リッタ−近く飲み込む燃料タンクとここまで2年間の平均で6.2km/Lという意外にも良い燃費(あくまで5.2LのV8アメリカンフルサイズバンとして、だけど...笑)のおかげで、今回の鳥取キャラバンは無給油で大山往復出来てしまう(今回の燃費は夜中のFFヒ−タ−使用、帰路の宝塚手前での15km自然渋滞と大阪・摂津北での1時間微動だにしない事故渋滞も含めて6.5km/Lだった)という航続距離の長さも精神的な余裕に繋がっていると思う。
そしてこれはともちゃんも感じていることだけど、エンジンや補機類を鼻先に詰め込んでいるという基本構造のせいでスペース効率で言えば無駄が多いけれど、運転席からサードシートまでがウォークスルーで車外に出ることなく靴のままで自由に移動できることで、ちょっと疲れたらすぐに運転を交代できるのはもちろん、ドライバーとパッセンジャーが物理的にも心理的にも隔離されないことで、まるでリビングルームのように寛いで運転できることもこのクルマの美点なんではないかと思う。
するにカラクリが単純で無駄が多いというアメリカ車の欠点が実は心の余裕を生んでいる...そんなことを書くと日夜ミリ単位グラム単位で軽量小型化を追求している日本メーカーの開発者には叱られちゃうかもしれないけど、一週間東北を2700km走ったりとか、大山登って三徳山も登ってそんでもって900km走っても全然疲れないクルマってありそうでないと思うんだよなぁ...


 

大井川ダウンリバー Ooigawa Down River
11/11-12
 

詳しくはこちら


車検顛末記
11/27

っと言う間の2年。ダッちゃんが車検を迎えた。
車検は一ヶ月前からOKということで、まずはいつものH自動車さんに持ち込む。1ナンバー登録で自動車税がリッターカーの半分ほどの¥16000とメチャ安い代わりにトラック(貨物)扱いなので新車登録から最初は2年、今後は毎年受ける必要があるのだ。毎年の車検となると少し面倒かな?とも思わなくもないけど、ま、仮に3ナンバー登録だったとしても“未知のアメ車”という不安もあって(笑)、2000マイルごとのオイル交換と4000マイルごとのエレメント交換、そして6ヶ月毎にH自動車さんに1日預けて定期点検を受けてるわけだし、この時期になればスタッドレスタイヤへの交換作業を依頼することになるから一年ごとの車検でも特別に面倒というわけではないのだ。

1ナンバーのフォーミュラに合わせて、サードシートやベッドを取り外したり、ルーフキャリアを外したり、車内に満載の旅の道具を下ろしたりしなければならないのが少し面倒かもしれないけど、かと言って3ナンバーに変えて年額¥88000の自動車税を払うよりはマシだとは思う。
旦H自動車さんにお願いしようとダッちゃんを預けたんだけど、民間車検工場ではないH自動車さんは陸運事務所のラインに持ち込むことになるので、陸事特有の“知らんクルマはイチャモン攻撃”に遭うのは必至だし、普段の点検はともかく、一年に一回ぐらいはアメリカ車の専門メカニックに診てもらった方が良かろうってことで、購入したお店のRオートにお願いすることにする。
こにも何度も書いているように、2年間の走行距離は約15000マイル(=24000km)。ま、あまり距離が伸びていないこともあるけど、購入した当初はアメリカ車というイメージから多少の故障は覚悟していたんだけど、この2年間で些細なマイナートラブルさえもなかったのは、正直驚いている。

今日は少し早めに仕事を切り上げて、ダッちゃんを岐阜のRオートへと持ち込む。Rオートでダッちゃんを引渡し今回は初めての車検ということなのでリサイクル料\11510を加算して税金や自賠責などの諸費用と車検費用を支払う。

1ナンバー登録は毎年車検ということで、2年に一度の普通車と比較するためには2倍する必要があり、2年分にするとそれなりに金額にはなるけど、車重があるぶん重量税がそれなりに高くなることや車検費用+12ヶ月点検費用だと考えると決してアンリーバボー!な数字ではないんじゃないかな、と思う次第である。

2日後、Rオートから無事車検が終了したとの電話が入り、夕方から岐阜へダッちゃんを引取りに行った。今回車検を受けるにあたって、いくつか心配しているポイントがあった。それは...

諸費用明細
点検整備費用明細

自賠責保険料

¥32630

車検整備一式
(24ヶ月点検+下回り洗車+FRホイル脱着+足回り点検+ブレーキ点検調整整備+各補機類脱着)

¥38000

重量税

¥25200

検査登録印紙代

¥1100

リサイクル料(今回のみ)

¥11510

非課税分小計

¥70440

ブレーキオイル交換

¥3000

検査代行手数料 

¥9800

ブレーキクリーナーグリス

¥2500

CO HCテスター代

¥7000

ファンベルトクラック交換

¥12800

申請書類一式

¥600

ファンベルト部品代

¥9800

消費税 

¥870

小計

\66100

課税分小計

¥18270

消費税

\3305

¥88710

¥69405

\158115

【1.目に見えないトラブル】
ラテン系のクルマはメカニカルな知識は全くないけど20年近いキャリアがあって(笑)、音とかフィールとかで故障の前兆や故障の箇所が想像できてしまう僕だけど、何しろアメリカ製のクルマに乗るのは初めてのことだし、腕の良い職人肌のH自動車さんとはいえ、アメ車の経験はあまりないこともあって、アメ車独特のとんでもないトラブルが密かに進行しつつあるのではないか?と心配してた。Rオートさんによればダッジバンの弱点はファンベルト。他のクルマが3本で分担してる仕事を1本でまかなっているために負担が大きく劣化が早いらしいのだ。結果は想像通り一部にクラックが入ってて、切れるまではあと数年かかるレベルらしいけど、大事をとって交換をお願いした。僕が費用や時間は厭わないから丁寧な点検を希望したこともあって、ホイールを脱着し足回りやブレーキも分解点検するのはもちろん、車内側のエンジンカバーも外して徹底的に調べてもらったみたいだけど、今回の車検整備で見つかった不具合はそれだけで、あとはブレーキオイルの交換と点検・調整・清掃のみ。やはりアメ車の知識がない僕の場合、専門メカニックに年に一度見てもらうってのは精神衛生上良いことだと感じた。

【2.構造要件の変更】
新車でこのクルマを買った後、あれこれ改造を施した。中でも問題になりそうなのは、ルーフに載せたソーラーパネルによって全高が変わったことや、モノコックボディのルーフに穴を開けてルーフベントを設けたこと。そして並行輸入車独特の厳密に言えば日本の法規に合わない部品を無理やり直している部分など。特にうちのダッちゃんは1ナンバー登録なので僕らの知らない規定がメチャ多いのだ。その中でも車高に関してはかなり心配していて、ソーラーパネルを買った札幌のコスガ機工さんや浜松のオグショーさんに電話でアレコレとアドバイスを求め、全高が変わることで最悪の場合、構造変更が必要になる可能性を考えて、慌てて先週ヘソクリ貯金を崩してローンを繰上げ返済し、●icosから譲渡証明書や委任状などを取り寄せ、自分の印鑑証明と実印を用意して車検に臨んだわけなんだけど、実測では1980mmのダッちゃんが、なぜか車検証上では2050mmと記載されていたこともあって、約60mmのソーラーパネルを載せても実測で2060mmと1cmオーバーしただけなのでパネルを取り外すことなくOK。

(最近は法改正で全高に関しては40mm以内は認められるようだ)他の部分も特に指摘を受ける箇所もなくスムーズな検査だったようでホッと一安心である。(ってことは、ヘソクリを白状して繰上げ返済する必要はなかったみたい...涙。ま、おかげで完全に自分のモノになったからちょっと嬉しいんだけども。)
整備内容に差違があるのに金額だけを比べるのは意味がないけど、想像してたよりもかなりリーズナブルだったのは確かで、岐阜が思いの他近いことが判ったし、来年もRオートでお願いしようと心に決めて帰宅することが出来た。
から雪の便りが届いたので、Rオートさんから戻ってすぐにスタッドレスタイヤへの交換のため、またH自動車さんに預けることに。ノーマルのクロムホイールもなかなか似合っていると思うけど、去年新調したスタッドレス用のU.S.Wheel ModularChromeが実は結構お気に入り。今日もH自動車さんからの帰り道に立ち寄ったコンビニで見知らぬ若者に『いいっすねぇ、ダッジバン。それにホイールが面イチじゃないっすかぁ〜!』とお誉めの言葉を戴いたし(笑)。先日は岐阜のコンビニでも『あ〜、ダッジバンだぁ!三重県でも乗ってる人いるんだねぇ。』と褒められたのかけなされたのかワカラン反応があったし(笑)同年代より上の人たちにはあからさまに不審な目で見られることが多いダッちゃんだけど、10代〜20代のオシャレっぽい若者たちにはウケが良くて、明らかに羨望の眼で見られるのがオジサンは実に気持ちが良い(これまで僕が所有してきたクルマではありえない反応だ...笑)。
れはそうと、今日陸事で所有者の変更手続きを済ませた。ダッちゃんはローンで購入したこともあって、これまでの所有者は日○信販と記載されていたんだけど、晴れて僕の名前になってまたさらに愛着がました気がするのである。

 
DIARY Chapt.10
DIARY Chapt.13

DODGE RAM VAN CATALOG

MODIFICATIONS

FULLSIZED LIFE ! TOP

 

 

 

 


アンケートにお答えください!

 

_  _  _

 

Copyright 1998-2005 Akihikom.All right reserved

paddler@mac.com