http://www.papapaddler.com

FLAME LAYOUT
[01] [02] [03] [04] [05] [06] [07][08][09][10][11][12]

 

  

D
I
A
L
Y

05

 

 

 

 

2/20

望の完成連絡が入ったので、今日は朝から浜松のオグショーさんへダッちゃんを引取りに伺う。
PTAの奉仕作業でペンキ塗り職人に変身してるともちゃんには申し訳ないけど、午前11時前のJRに乗って出発。車内でiBookに向って昨日のスキーのカヌー日記(何か変だな?)を書いてるうちに名古屋に到着。ここできしめんを食べて“こだま”に乗り換えて、再びiBookを開いてるとあっという間に浜松へ。そこから鈍行で数分、12:56天竜川駅に到着。
午後1時すぎにオグショーの大橋さんが駅までお迎えに来て下さって(何と、今日は休日出勤!ホントに申し訳ないです)、そのままオグショー本社へ。誰もいないオフィスでコーヒーをご馳走になりながら、大橋さんと何故か子育て談義(笑)。1965年生まれ、同い年の大橋さんと僕は子供の年齢もほぼ同じで、子育ての方針って言うのかな?ポリシーが似ててお話のひとつひとつに納得できる。

て、話は尽きないんだけど、いよいよ2週間ぶりにダッちゃんとご対面。ファクトリーの建物の中に丁重に保管して下さってる心遣いに感動しながら(ホントは野ざらしでも気にしないのですが...笑)、ダッちゃんのドアを開けると...
そこには何てことない見慣れたダッちゃんの内装があるのみ。たぶん、初めてみる人には何が変わったのかワカんないほどに自然な仕上がり...実はコレ、凄いことなんです。純正シートと区別が付かないほどに自然なベッド!
『ホントはね、工場長がakiさんにベッドの説明をするのを楽しみにしてたんですけど、今日はお休みなんで、僕がオイシイとこ取りしちゃいますね!(笑)』と大橋さんはイタズラっ子のような笑みを浮かべながらベッドの構造や展開&収納の方法などをレクチャーしてくれる。

ッドの詳細は後日解説するけど、2分割でシートの後方に収納してしまうと、3列シートがちゃんと使えてカーゴルームの蓋(=トノカバー)にしか見えないほどコンパクト。(しかも念入りな補強がなされてるのにその痕跡は皆無で不粋な金具やネジの一本さえも見えない)そしてベッドを展開すると長さ175cm幅1350mmの堂々のダブルサイズベッドが出現する...素晴らしい!数年前なら『いいシゴトしてますねぇ〜!』の一言でも呟きたくなる(笑)仕上がりである。
『それとね、コレ、工場長からAzuちゃんとMaakunへのプレゼント!』折畳みの都合上、どうしても両サイドに切り欠き部分が生じるんだけど、そこを埋める四角いエクストラクッションがちゃんと作られてる!『これね、外すとふたりの子供達の枕になるんですよね〜!工場長のアイデアなんです。』ほぉ〜、確かにとっても素敵な枕だ!ただ切り欠きを埋めるだけじゃなく、子供達の枕になることを想像しながら製作する日下部さんのお気持ち...感謝するのは勿論だけど、そういう遊び心を持って仕事が出来る彼の境遇にちょっとだけ嫉妬してしまう僕である。
然ながらフロントシートと居住部分を隔てるプライバシースクリーンのデキも想像以上に良くて、動きもスムーズ。言うことなしっ!満点っ!もっともっと大橋さんのお話を聞いていたかったけど、今日はプライベートな時間を割いて僕のために出勤して下さってるので長居は無用。お土産の“伊勢名物・赤福”を手渡して、オグショーさんを後にする。

店からほど近い浜松ICから東名高速に乗ってクルーズコントロール(CC)を70マイルに設定。後はルームミラーでちらちらベッドを見ながらダッちゃんを直進させるだけ...そう、ベッドを展開したままなのだ(笑)。
実際にはベッドを展開したまま走るなんてことはあり得ないけど(首が据わるまでの赤ちゃんの時以外、これまで一度も寝たままクルマに乗ることを認めたことはない。「動いてる時は必ずシートバックを戻して後ろも前もシートベルト着用」は僕のポリシー。シートベルト着用が義務になる前からシートベルトは絶対着用してたし、チャイルドシートも同様に泣こうが叫ぼうが絶対に座らせた。一度どうしてもイヤだと言った1歳のMaakunを「じゃ、降りろ!」と置き去りにした経験あり...笑)、走行時の軋みやズレを確認したかったので、あえてそのまま走らせてみた。

像通り、軋み音もズレも全くナッシング...軋んでるのは純正シートだけでございました(涙)。
三ヶ日から少し交通量が増えて来たのでCCを解除してマニュアルドライブ。するとドアミラーにどこかで見たことがあるクルマが映る。ダッちゃんの兄弟“黒猪くん”登場!(笑)別に追い掛けるつもりはないけど、何故かペースが同じで豊田JCまで、ず〜っとタンデム走行。

ヤケにデカい真っ黒なワンボックスカーが並んで追い掛けてきたら、前のクルマはイヤな感じだったろうなぁ(笑)。

強風というより暴風の伊勢湾岸道に入り、中部国際空港・セントレア行のバスの車列を横目に見ながら、東名阪を通って自宅へ。何で3時間も掛かったかというと、実は途中のPAで眠くもないのにベッドで仮眠してましたから(笑)
宅するなり、シュラフ持参で家から飛び出して来たMaakun&Azu、そして苦笑いのともちゃんの家族4人で、ベッドの試乗会。もちろん大好評!『あぁ、これで地震が来ても水害になっても避難できるわねぇ...。』Casitaが居なくなって半年近く...ようやく我が家に久々の平安が訪れたみたいな気がするのだ。

 

使

2/21

日は興奮状態であまり冷静な目で検証できなかったけど、今日はテスター的なシビアな視点でベッドの仕上がりをチェックしてみる。実際のところ、8/29に中古車屋さんで本物のダッジバンの内装を見た0.5秒後(笑)、この形状、この収納スタイルが頭に浮かんだわけで、実際にいくつかの案を比較検討したわけではない(いわゆる“ひらめき”とか“思いつき”ですな...)。もちろん、このアイデアを多くの人に話して、キャンピングカーユーザーの友人や架装の専門家がこぞって『良いアイデアじゃん!』なんて言ってくれたので自信を深めたのは確かだけどね。
ただ、アイデアはあくまでアイデアでしかないわけで、強度面や収納性を長年の経験を生かして考慮しつつ、僕の望むカタチにして下さったオグショーさんの技術力&遊び心には脱帽するしかない。そんな素晴らしい技術を持ちながら、(イヤな言い方だけど)ある意味金持ち相手の利益率の高いキャンピングカー屋さんじゃなく、遊びに時間も金もつぎ込んで比較的財布が軽いであろう(失礼!)趣味人相手のトランスポーター屋の看板を下ろさないこの会社の見識には、同じモノを作り売る者として尊敬の念を禁じ得ないのだ。

、小難しい話はともかく、実際に使ってみてどうなのかが肝心なわけで、今日はアレコレいじって使い倒してみたので、少し報告をしてみたいと思う。ま、↓こんなに詳細に書いてしまうってことは結果が良好だった証拠なんだけども(笑)、2枚のマットの大きさを微妙に変えて収納性と組立の操作性アップを同時に実現してあるのには畏れ入りましたでございます...

画像をクリックするとちょっとだけ大きくなります。

収 納 状 態

走行時はベッドマットは2分割されてこのようにサードシートの後ろのカーゴルームにコンパクトに収納されている。あくまでダッちゃんはトランスポーターであってキャンピングカーではないわけで、『走る、曲がる、止る、載せる』をスポイルしないよう考えたのがこのアイデア。マットが薄型なのでカーゴスペースを全く犠牲にしてないところがオグショー流だと思う。当然ながらこの状態でも強度に変わりはないので、後方視界を妨げないのであればどんな重量物を載せても大丈夫。また、カーゴルームのトノカバー代わりにもなるので、盗難防止にも一役買いそう。左の窓枠に置いてあるのが↑でも述べた子供達の枕(笑)。

走 行 モ ー ド

このようにノーマルと全く違いがない室内空間。ベッドを使う時間よりも座席に着座して走行してる時間の方が長いに違いないので、安全性&快適性を考えてクルマとしての使用を最優先にするという発想は譲れなかった。クルマを60km/hで走らせるということはビルの4階で綱渡りしてるのと同じことなわけで、ちゃんとした着座姿勢を犠牲にして寝心地を優先する昨今の“カラクリ”シートには疑問を感じるし、寝心地のために後ろが見えなくなるのも許せなかったので。
但し、VOLVOなんかのオタクが作ったとしか思えない造りと比べると、ダッちゃんの衝突安全性だとかオリジナルシートの強度にはかなり?マークが付くけどね(涙)

ベ ッ ド 展 開 モ ー ド

2ndシートと3rdシートを一番前にアジャストし、ヘッドレストを外してフラットにリクライニング(この段階ではベッドマットに干渉しない。3rdシートをリクライニングする際のベッドマットとのクリアランスは何と1cm!)。ベッドマットを起こして、その下の専用ソケットに収納されている鋼鉄製のバーを前方の両サイドにある切り欠き状のソケットにはめ込んで、上段のマットを手前に引出して前方のバーに載せると、自動的にマットがロックされてベッド完成。この一連の手順に掛かる時間は平均43秒(3回の平均です...笑)。これはTherm-a-rest4つを収納袋から取り出してインフレーションするより断然早いし、カシータのダブルベッド&ガウチョベッドの展開でさえも80数秒掛かってたから、かなりの好タイム(笑)。

オ ヤ ス ミ モ ー ド

あとはシュラフを広げてキャンプピローをパンパン!と叩いて膨らませるだけでオヤスミモードに早変わり。ヴェバストのFFヒーターが取付けられるまでは、写真にあるマミーシュラフを使うことになりそうだけど、昨夕試しに寝てみたところ、全ての窓のスクリーンとフロントプライバシースクリーンを下ろして4人でいるだけで、室内の気温が30分間で5℃上昇!(外気温7℃)という結果になったのでコールマン“せんべい布団”レクタングラーシュラフの方が寝心地は良いのかもしれない。...というかFFヒーターなんかよりもモスキートネットの製作を考えた方が良いのかも(笑)。リアとサイドの観音開きのドアはそれぞれ跳ね上げ式に窓が開くので、そこにネットを取り付けるか、観音開きのドアを片方開けて掃き出し窓風にネットを取り付けるかを検討中。

 

2/23

 

ッちゃんが帰ってきたので、今日はルーフのリアエンドにキャリアを追加する。ダッちゃんが不在の間も、早くも一ヶ月後に迫った3月のカヌーシーズンインに向け、着々と準備を進めているのである。今日取付けたのはオークションで落札したTHULE#952フットと2mレギュラーバー(肉厚2mm)を1セット。目的はカヌーをリアからルーフに積込む際にカヌーを立て掛けて滑らせる...いわゆるRV-INNOのボートスライダーの固定タイプのような働きをするバーだ。どうして4セットもキャリアバーがあるのにもう1セット加えるかというと、カヌーを支えるバーが最後端にあると、ルーフ上で全体にカヌーが後ろ気味に積込まれることになるから。

(バーの間隔をこれ以上広げすぎるとストラップを掛ける位置がカヌーの両エンドギリギリになってしまうので危険なのだ。ルーフの長さがあり過ぎるのも困りもの。)

こうなるとリアエンドからの出っ張りが大きくて5.3mのダッちゃんがさらに長くなってしまって危ない&運転し辛いし、リアの観音開きのドアに干渉することになるのだ。で、長いルーフを生かしてなるべく前に積むためには荷重の掛かるバーを強化バーにして前気味にセッティング、そして後端に積込み専用のバーを取り付けるのが最も確実で美観も良い(笑)。加えてカヌーを支える強化バー(肉厚3mm)のフットは堅牢な#420(フット高290mm)で、積込み専用のレギュラーバーのフットはコンパクトな#952(フット高200mm)と高さを変えることでリカーブドデザイン(カヌーの中央部は薄く、エンドに向って極端に厚さが増す)の我が家のカヌーを積んでも、カヌーが積込み専用のレギュラーバーに干渉しない工夫を凝らしたわけだ。

キャリアをレインガーター最後部に取付けてホームセンターでL字のパッドを買って両面テープでバーに接着して完成。残りのバーについては実際にカヌーを積みながら位置決めしたいと思う。

 
DIARY Chapt.4
DIARY Chapt.6

DODGE RAM VAN CATALOG

MODIFICATIONS

FULLSIZED LIFE ! TOP

 

 

 

 


アンケートにお答えください!

 

_  _  _

 

Copyright 1998-2004 Akihikom.All right reserved

paddler@mac.com