[1994-1999]
[2000]
[2001]
[2002] [2003]
“Casita”&Land
Rover Doscovery
2004
4月3-4日 "SAKURA
RVER"でお花見ダウンリバー&キャンプ
Cherry Blossom View
Canoeing & Camping at Ooigawa
今回の走行距離
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通算走行距離
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5月2-4日 紀伊半島南端で磯遊びキャンプ
Visiting to the
southern tip of Kii Peninsula( Koza river)
今回の走行距離
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通算走行距離
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7月10-11日 河童、川と海をアソブ。(海山キャンピング)
"Kappa"emjoyed
river&sea( Miyama)
今回の走行距離
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通算走行距離
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累計宿泊数
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泊
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8月29日
カシータをオークションに出品した
昨夜、カシータをオークションに出品した。
カシータの買い替えについて考え始めたのは、実は一年以上前のこと。理由はHPにも何度も書いたように、Azuの体重がガウチョベッド(2段ベッド)の体重制限70lb(31kg)に近づいたことである。去年のキャンピングカーショーでTG社のマツバラさんとお話をして、2段ベッドタイプではなくダイネットになってるタイプに買い替えてコットを加えることで4人就寝を可能にするつもりでいたんだけど、実際に幅の狭いコットを買って置いてみると通路が狭くてトイレのドアが開かない上に、FFヒーターの吹出し口がちょうどAzuが眠る高さにあたり、現実的ではないことが判明した。
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コット使用が無理となると、残念ながらカシータ以外のトレーラーしかないわけで、カタログや雑誌でアレコレ探したけど、どうしても四角いものは好きになれない自分に気付く。ああ、オレってトレーラーが好きなんじゃなくカシータが好きなんだなぁ...今更ながらそう感じたのである。そんな時、屋久島帰りの熊本・服掛松キャンプ場でのテント泊。Familyキャンプでのテント泊は4年ぶりだったわけだけど、全ての設営を僕一人の手でやっていた4年前とは違って、2年生と年長だった子供たちが6年生と4年生になった今、雷雨の中でさえも15分ほどで全ての設営が完了してしまったのに拍子抜けしてしまった。な〜んだ、トレーラーよりもテントの方が早いじゃん!この瞬間、カシータの買い替えという選択肢は消えた。そして限られた休日を安近短で観光も絡めて遊ぶ...そんな最近の我が家の野遊びスタイルを冷静に考えた時、一ヶ所に定置したカシータをベースキャンプに放射状に移動するのは、時間的に無駄が多いわけで、いくら慣れたとはいえトレーラーを牽いて初めての場所に出かける時はある程度の下調べが必要。我が家流「予定は未定」「Happening=happy」で済まない部分もあるのも確かなのである。で、トレーラーをやめて、自走式キャンピングカーに転向ってのがありがちなパターンなんだろうけど、カシータと同様の広さを持つキャンパーってのはそれはそれはデカくて、高価!とても僕の手に負えるシロモノではない(ちょっと趣味が違うし...笑)。キャンピングカーと言えども所詮は野遊び道具のひとつであって『キャンピングカーを使うためにキャンプに行く』のは本末転倒。でも、ン百万円ものキャンピングカーを買ったら“使わないともったいない”ってな強迫観念に支配され、しかも遊びに行くお金はなく...我が家のレベルだと、間違いなくこれである(涙)。それなら、Discoより道具の積載能力が高くて(テント泊&カヌー装備が余裕で積める程度)、時には車内で寝られたりする(これも重要)クルマがいいんじゃないの?となるわけ。これは今すぐとかじゃなく、いつかはね、の世界なわけだけども、Azuの体重が31kgを超えた今のタイミングでカシータを手放さないと、ついつい情に絆されていつまでも持ち続けることになるのは、これまでの経験上確実なわけで、次期車輌を買う買わないに関わらず、心を鬼にしてオークション出品を決めたのである。オークション画面の限られたスペースでカシータの全ての状態を表示することは難しいという配慮からHPへのリンクを張ったこともあって(個人を特定できるばかりか、故障の記録まであるページにリンクするのは少々勇気が要ったけど、ある意味、ライフスタイルを変えるかもしれないモノだけに、長所だけではなく欠点も全て知った上で決めてほしいとの思いがある。)
出品早々、数件の熱心な内容の問い合わせメールをいただいたりして、早くもカシータは僕の手から旅立とうとしている。ちょっと悲しい?でも、Azuを連れてキャンプに行けるのもあと数年。家では入園を境に子供たちと別々に眠ることに決めている我が家。カシータとテントで別々に眠るなんてもったいない。シュラフからはみ出した手をそっと中に収めて、彼女の寝顔を見ながら眠りにつく...僕はそんな時間の方を大切にしたいと思うのだ。
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9月12日
カシータ売買契約書にサイン
午後3時までの仕事を終えて、駅へKさんを迎えに行った。Kさんは世界最大(たぶん)の空飛ぶ乗り物のお医者様。縁あって、今後我が家のカシータの面倒を見て頂くことになった方である。もちろんお会いしたことはないんだけど、メールをやりとりする中でKさんのお人柄はとても良く伝わってくる感じがあって、ただカシータの売買契約を交わすためというだけではなく、単純にKさんにお会いできることが嬉しい僕なのである。これは僕に限った話ではなく、ともちゃんもAzuも同じ。駅まで誰が迎えに行くのかで、モメにモメたほどだったし。(最終的に僕が権利をゲット!...笑)駅に着くとKさんがそこに居た。田舎町の駅とはいえ駅前のロータリーには同じような年齢の男性が大勢いるなかで、僕はひと目でKさんだと判った...不思議だけど。Discoに乗ってもらって我が家へ。『ホームページで穴が開くほど見た』カシータはイメージ通り、というKさんの言葉に少しホッとしながら、カシータのダイネットに座って、今後のカシータ・レストア計画をお聞きする。既にDOMETIC社(冷蔵庫)のサイトで構造を調べていることや、ガウチョベッド(2段ベッド)の具体的な補強計画など、機械オンチの僕にはたぶん手が出せないような内容を聞くと、ますます安心感に包まれる僕である。正式な売買契約書にサインして売買が成立。この瞬間をもってカシータは我が家の元を離れることが確定する。ちょっと寂しいけどとても嬉しい微妙な気分。今回、カシータを手放すにあたってオークションという手段を使ったけど、最高金額で落札された方が遠方だったことや、事情があって引き渡し前に現車を確認できないこともあって、僕の責任においてキャンセル扱いにしていただいた。で、補欠落札者のKさんが繰り上がる形になったわけ。これまで面識がなかった大勢の皆さんとの出会いという置き土産を残して、カシータは我が家を去る。いつかKさんの手で“ファミリーユースに最適化されたトレーラー”に生まれ変わった彼女に会うのがとても楽しみである。
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9月22日
カッコイイぞ、やっぱり。
カシータが僕の元から去っていった。カシータを手放すという考えは1年ほど前から僕の心の中にあり、実際にオークションへの出品を決める際にも、感情的な部分を排してかなり論理的に熟慮を重ねた結果なわけで何の後悔もない...はずなんだけど、人間のココロってのは論理で全てが割り切れるものではないんだな、やっぱり。
引渡し当日。13:30にKさん&Kさんの娘さん・あ〜ちゃんが我が家に到着し、前回同様に話が弾んでしまい3時間が経過。少し暗くなり始めた頃に重い腰を上げてカシータをガレージから出して、Kさんのミューウィザードに繋ぐ。似合って欲しくないなぁって気持ちがどこかにあったりしたけど、メタリックグリーンのミューとカシータはイヤになっちゃうほどベストマッチングだ。カシータが『Discoサマじゃないとイヤァ〜ン!』ってゴネてウィンカーが点滅しない期待半分恐れ半分だったけど、あっさりチカチカ...さすがはKさん、ヒッチメンバーも電源ソケットの接続も完璧なのだ。そのまま広い駐車場に移動して、Kさんの試運転を見守ることにする。駐車場に進んだKさんのミュー&カシータ。パッとリバースランプが点灯。いきなり車庫入れの練習なのである。ミュー&カシータは一定の角度を保ちながら一発で駐車場の白線にほぼぴたりと収まる。しかも車庫入れが完了した時、ミュー&カシータは一直線。なんなんだ、このヒト!初めてなんて思えないゾ!わけを聞いて納得。普段からジャンボのRR(ロールスロイス)エンジンをトレーラーで運んだりして慣れてるんだそうだ(但し“牽引”じゃなく“牽押”だそうだけど)。夕暮れの駐車場でカシータの主な装備の使い方をレクチャーして再び家に戻り、みんなで夕食を食べ、全員が僕のDiscoに乗って近所の温泉ヘと向う。温泉で裸の付き合い(笑)をしてミニストップでベルギーソフトクリームを立ち食いして家に戻ると、いよいよKさんの出発時刻が迫る。
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ミューのエンジンが掛かるとカシータのテールランプが煌々と点灯し、Kさん&あ〜ちゃんを乗せ、カシータを引っぱったミューが動き始める。僕の横をカシータが通り過ぎ、後ろ姿が段々と小さくなる。誰か泣いちゃうかな?なんて思ったけど、涙はないお別れだ。
『そういえばカシータが走ってる姿初めて見るね。』Maakunが呟く。
Papa『うん、そうだな。オレも初めて見たよ。』
Maakun『カッコイイなぁ』
Papa『うん、めちゃカッコイイ。』
Papa『オレたち、いつもあんなカッコイイのを牽いてたんだな。』
Maakun『欲しくなるよなぁ、あれ見たら。』
Papa『うん、欲しくなる。』
Maakun『パパ、また欲しくなったんじゃない?』
Papa『うん、正直、今、この瞬間、また欲しくなってる。』
Mama『ダメよ、今すぐは。』
Papa『分ってる。でも10年後か20年後かな?また買うよ、きっと。』
Maakun『その時はオレも運転するよ。』
Papa『またみんなでガレージに押してくれるか?』
全員『うん!』
カシータのウィンカーが点滅し、右折でその姿が消えるまでの10数秒の間、とんでもなくキュートで素敵なカシータの後ろ姿を楽しむ僕らなのだった。
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Good-bye,Casita!
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