...と色々書いたけど、結局のところ今の気持ちは「買ってヨカッタ、カシータちゃん」(笑)
仮にキャンピングトレーラーを手に入れずにこの2年を過ごしたとしたら、きっとこんなに“気軽に”キャンプ&遠出に行ってないのは確かだろうなと思う。
もちろん恋愛に迷いはつきもの(笑)。カシータを買う前に比較検討してたAライナーやシャレ−に比べれば豪華絢爛なカシータではあるけど、何故か彼女が我が家にやって来て以降、何台もの素敵なキャンピングトレーラーを拝見する機会にも恵まれ、そのコテージのような広さと見事な内装を見るにつけ「うぉ〜、なんて豪華なんだ!(うちのは何てショボいんだ!)」なんて感じることも多かったし、メルツェデスベンツ傘下・ハイマ−ツ−リング105万円!なんて広告に浮気心がムクムクってこともあった。
「家より豪華なトレーラーなんてのも、ちょっとなぁ...。」などと自らを慰めつつ、狭い室内やチャチな造り、そしてオールドカシータのボロさに不満を感じなかったと言えば嘘になるのかもしれない。
でも、そんな気持ちも自然の中にシレっと停まってる少しくたびれた丸くてカシータの佇まいを眺めると、思わず笑顔になって忘れてしまう。写真を撮りたくなるカタチをしていること...これが僕のモノ選びの根底にあるのだけれど、とてもフォトジェニックなカシータと僕はまさにベストマッチングなのかなぁ、などと感じるわけである。
彼女と2年を過ごしてみて、もし今度生まれ変わったら(*注:買い替えをするとしたら)僕にはやっぱり彼女だな、なんて感じている。今はテキサスのラングさんちのカシータちゃんは、鎌倉のマツバラさんちに養子に出たのでティグローブちゃんと名前が変わり少しだけニッポン語も覚えたようだけれども、中身はやっぱり小柄で色白のキュート系なカシータちゃん。
合理主義者で良い奥さんになりそうな他の四角いトレーラーちゃんの方が僕の人生を確かなものにしてくれるだろうけど、僕は苦労が多くてもいつまでも恋人気分でいられるカシータちゃんを選ぶ。
これはキャンピングトレーラーだけのお話ではない...のかもしれない(笑)。
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