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FLAME LAYOUT

 

 

 

 

[8/15-16山五十川玉杉・羽黒山][8/17月山・湯殿山][8/18男鹿水族館・白神山地十二湖]
[8/19岩木山・白神山地暗門ノ滝][8/20八幡平・小岩井農場][8/21中尊寺・日光〜8/22辰野枝垂れ栗]

 

 

 

 August.2006 part.3

 

 

 

8月15-22日 東北グランドキャラバン mission.1


羽黒山の美しい森をゆく

 

 

 

8/15 グランドキャラバン2006スタート 

数年前からの念願だった東北。
毎年のように春先になると、今年こそは!と意気込むものの、いつも「アイランドの誘惑」(我が家の夏は離島に行くことが多い...笑)にハマってしまい、また来年ね!と先送りになっていた。
もちろん、僕は東北を良く知らない。高校生の冬、青春18きっぷで一週間の東北への列車放浪旅に出た経験があるだけだし、その時の記憶と言えば、峠の釜飯が旨かったことと、弘前駅前であまりの寒さで駅泊出来ず思わず飛び込んだにっかつのオールナイトのピンク映画の女優さんの裸体だけ(笑)。でも、僕にとって東北という土地は豊かな自然も魅力のひとつではあるけれど、ただそれだけの場所ではなくて、その自然を背景に綿々と紡がれてきた独特の歴史だとか風土だとかに興味を持たないと面白くない場所だという認識がある。つまり“お子ちゃま”な感覚では平凡な田舎にしか見えない、いわば大人向きの場所であるということ。
あっと息を飲むような誰にも解る絶景とか、明らかに紀伊半島とは違う“異国情緒”とか、要するに写真で簡単に表現できる種類の魅力ではなく、その場所に行って初めて解る空気感?嗅覚とは違う部分で感じる匂い?そんな“通”な感覚がそろそろ最年少のAzuにも少し理解できつつあるのかな?と感じるのである。

そんなわけで、今年は春先からMamaとMasaのプッシュが強烈。4月には“るるぶ東北”を買い込んで、早くもインターネットで情報収集開始。そして我が家の東北キャラバンを決定付けたのが、GWの北山川DRでご一緒させていただいた、あずさんご一家との何気ない会話だ。

『akiさんち、夏は北海道ですか?』
『いえ、出来れば東北に行こうって思ってるんですよ。』
『いいですよ、東北。我が家はもう何度も回ってますけど、魅力が尽きないですね。』

DRの合間のつかの間の会話だったけど、僕が密かに尊敬するカヌーイストのひとりであるあずさんの口から語られる東北の魅力。僕らが田戸へクルマを取りに行っている間、Mamaもあずさんの奥様・とよちゃんに東北について根掘り葉掘り訊ねたようで、紀州からの帰り道の話題は東北だけ!の状態だったのだ。

GWからしばらくして、あずさんの詳細な旅の記録(*パパパドラーのカヌー日記敗れたり!)を拝見して、我が家の東北フィーバーは最高潮。カレンダーに花丸をつけて2ヶ月前の名古屋〜仙台のフェリー予約日に向けカウントダウン(笑)ところが、一年中“予定が未定”、翌日の予定すら決まらない我が家に二ヶ月も先の予定が決まってるわけもなく(僕の仕事、No.2になっちゃったMasaのクラブ、親戚の初盆etc全てが決まらず...涙)、何も出来ないまま予約日を迎えてしまう。やはり今年の実現不可能か!?...その時、Mamaが一言。
『フェリーなんて止めて、走って行きましょうよ。』
おおっ!そうか!その手があったか!まさに目からウロコである。

『あずさんだって東京から南紀まで700km近くを一日で走ってきてるわけでしょ?冬の車山日帰りしちゃうワタシたちだったら休まずに走れば翌朝山形まで行けるんじゃない?』

実際、フェリーをよく調べてみると名古屋20:00出航で仙台到着は翌日の17:00と21時間もかかるわけで往復で2日のロスが生じてしまう。しかも夏休み割増運賃で15万円以上のコスト(予定では今回の旅費総額はコミコミ15万円なので倍になってしまう!)を考えるとダッちゃんで走った方が良さそうだ。
『ワタシも1/3は運転するから...そうしましょうよ!』}
結局、Masaのクラブの試合日程は夏休み直前まで決まらず、僕の休みも一週間前(!)まで決まらず、例によって今回も“行き当たりばっ旅”の日程は8/9-10の木曽駒ケ岳登山翌々日にようやく確定されたのだった(笑)。

春先からやけに仕事が忙しかったし、僕が計画を立てるとカヌーに偏ったものになって家族の評判が芳しくないこともあって、今回の計画は初めて我が家で一番マニアック&歴史と地理に博識なMasaに任せっきりにしてみた。旅行中に訪れる場所や野遊びの下調べは全てMasaの手によるもので、道路状況やアクセスのチェックを少しだけMamaが手伝う感じなのだ。ところが旅行一週間前に彼の計画を覗いてびっくり!彼が挙げた50ヶ所もアクティビティは神社と巨木とトレッキングと登山オンリー!カ、カヌーがないじゃん!
『カヌーは時間とか安全性とか釣り師の状況とかが読めないんだよ。積める荷物に限りがあるし。今回は我慢してね。』と冷静なMasa。おっしゃる通り。ま、どっちが息子かワカランなぁ(笑)
でもカヌーの予定がない以外は中学生の作った計画とは思えないほど素晴らしい内容だったし、任せると決めた以上僕が口出しするのはイケナイことだと思ったので、今回はこの計画に沿って行動することに決める(ちゃんとAzuが喜びそうな観光地も入れて抜かりはないし。)。

こんな感じで迎えた8/15。いよいよ夏休みグランドキャラバン2006のスタート。

一日、目一杯仕事を頑張って、前夜慌てて道具を積み込んだダッちゃんで最寄りのICのそばまで行ったら電光掲示板に渋滞10kmとの情報。そこで近所の行きつけの中華料理店で夕食を済ませながら渋滞解消を待って20:00に最寄りのICから北に向けて出発だ。

渋滞解消を待っただけに東名阪、名古屋市内、名神、中央道と全くスムーズ。駒ヶ根SAで約束通りMamaに運転を代わって、深夜0時頃タイミング良くいつもの(笑)信濃町の道の駅に到着。すぐにベッドを展開し、明日に備えて眠りにつく。外気温23℃。網戸は4枚だけにしないと寒い夜だ。


 

8/16 羽黒山へ

5:00起床。道の駅からは頂に雲をまとった妙高や黒姫山が美しい。身支度を整えて信濃町を出たのは5:30。すぐに新潟県境を越え、上信越道から北陸道へと進む。日本海が見えてきたところで運転をMamaにチェンジし、後はサードシートでひたすら眠る。目が覚めるとそこはもう新潟北部。


道の駅・しなので朝を迎える

新潟の沖では今も石油採掘中だろうか?

ここで再び運転を代わって、笹川流れの美しい海岸線の景色を車窓から家族みんなでヨダレを流しながら見学しつつ日本海沿いを北上。山形県境を越え東北キャラバン最初の目的地・山五十川の玉杉(国天然記念物)へ。もちろん巨木珍木マニア(笑)のMasaの希望である。


Masaの強い希望で訪れることになった
山五十川の玉杉(国天然記念物)

上:笹川流れ沿いに北上
下:山五十川に到着

9:30に麓の駐車場に到着し、200数十段の石段を登ると熊野神社の傍らに枝振りが素晴らしい玉杉が現れる。遠くから望むと玉のような半球形の樹形ということで“玉”杉の名前が付いたという。樹齢1500年。杉の寿命は平均500年と言われていて、それを過ぎると急激に樹勢が衰えてしまうのが一般的だけど、その3倍も長生きしつつ今も瑞々しいこの玉杉を見ていると、40歳やそこらで老化現象を憂う自分がバカに思えてくるのだ。

山五十川の玉杉ハイキング 0.73km 20分


玉杉を見学した後、今度はAzuの希望で世界一のクラゲ水族館である鶴岡市立加茂水族館へ。想像通り、とっても小規模ながらアットホームな雰囲気の漂う水族館だ。ここで数十種類の癒し系なクラゲを堪能。珍しいクラゲソフトクリームを食べた(ホントにクラゲ入り。木曽馬牧場で馬刺しを食べるような違和感も...笑)後、いよいよ本日のメインイベントである出羽三山・羽黒山へ。


加茂水族館に到着。ク、クラゲのショーって...

プカプカ浮かぶクラゲは癒されますなぁ。

その名もウリクラゲ。毒はない安全なクラゲ

ミズクラゲの大集団

キモいと感じるか?美しいと感じるか?

クラゲアイスとクラゲソフトがとてもブラック


出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称で、古くから山岳修験の山として知られている。開山は約1,400年前、第32代崇峻天皇の皇子である峰子皇子が三本足の霊烏に導かれ、羽黒山に登拝し、羽黒権現を獲得して山頂に祠を創建したのが始まりとされている。(皇子はさらに月山権現と湯殿山権現を感得し、三山の開祖となった。)

*おおっ!ココでも我が熊野の象徴・八咫烏(やたがらす)が!3本足というのは杖を突いて歩く山伏の姿の象徴とかいう説もあるし、三本足の烏は月の象徴で玉虫厨子の壁画にも月の中に三本足の烏が描かれているとか。ちなみに熊野の八咫烏は日輪...つまり太陽の中に描かれてることが多く、気象や天変地異の前触れを知らせる太陽黒点活動の象徴だという説もあるらしい。調べているうちに中国でも縁起のよい三本足の烏と高貴でおめでたい竜がの名を使ったお茶が烏龍茶となって皇帝用の茶として珍重されたとかいう話や、ギリシャ神話ではアポロンの白い烏も実は三本足で、お喋りが過ぎたせいで罰として太陽に焼かれて黒くなってしまったとかいう話も。そうかぁ、烏龍茶の烏って八咫烏だったのね!


羽黒山へ

随神門前にて

スケジュール的には湯殿山〜羽黒山という順に訪れる方が良さげだったけど、Masaやともちゃんによれば、出羽三山に登るには順番があるのだそうで(現世=羽黒山、死=月山、来世=湯殿山という位置づけなので...)、やはり羽黒山から登るのが正しいのだそうである。
麓の駐車場にダッちゃんを停め、鳥居と随神門を抜け、石段の下り坂の継子坂を下ると、祓川にかかる朱色の欄干が緑に映える神橋が見えてくる。この清流は月山に源流を発し、昔出羽三山に参拝する人々は皆この川で身を清めたのだそうだ。


祓川に映る神橋の朱が美しい

国宝・五重塔


爺杉と五重塔

神橋からさらに5分ほどで老杉・爺杉(国指定天然記念物)にたどりつく。樹齢1000年といわれ、昔は婆杉と仲良く並んで立っていたらしいけど、婆杉には台風で先立たれた(笑)ようだ。
爺杉の前から杉木立の向こうに森に溶け込むような佇まいの白木の五重塔が見える。高さ29.0mの三間五層柿葺素木造のこの建物は東北地方では最古の塔とのことで、あの平将門の創建と伝えられるものである。現在の塔はオリジナルではなく再建されたものらしいけど、それでも約600年前の竣工。当然ながら国宝である。


見事な杉並木の中を進む

湧水の氷と手作りシロップが美味しいかき氷

五重塔への寄り道から羽黒山参道に戻ると、ここからが表参道。「一の坂」「二の坂」などと呼ばれる美しい杉並木の中を急登する2446段の長い石段が山上へと続く。両側には樹齢350〜500年の杉並木が続き、その数は400本以上(国指定特別天然記念物)。標高414mの羽黒山までは標高差約300m、往復で4km足らずのトレッキングだけど、全てが石段...しかも昔の人の体型に合わせた段差ってこともあって、日本の歴史上最も大柄な(?)僕らの足にはかなりしんどい。
ほぼ中間点の二の坂茶店でかき氷を食べてひと休み。ここから眺める庄内平野と日本海の眺めは実に素晴らしい。子供たちは茶店で石段の踏破認定証をいただき、少し勇気づけられたのか、ここからは少し元気を取り戻す。それとは逆に大人は少し疲れ気味だ。


石段の中間点の茶屋から望む庄内平野と日本海

 


石段に刻まれた徳利とお猪口の彫刻

標高差400m約2kmにわたって続く杉並木

ハーハーヒーヒー喘ぎながら石段を上っていると、ついつい視線は足元へ。すると石段に奇妙な彫刻がなされているのが目に入る。最初はイタズラかなぁって思ったんだけど、盃やひょうたん、蓮の花などの図柄がちょっと古式ゆかし過ぎる(笑)。意味は解らないけど、とにかく宝探しのように楽しくて、彫刻探しを楽しんだり、途中の水場で喉を潤したりしてるうちに三神合祭殿に到着である。
(*後で調べたら、この彫刻は全部で33個彫られているらしく、全部見つけた人は願いが叶うのだそうだ。僕は残念ながら10個ぐらいしか見つけられなかった!)


出羽三山神社に到着

境内の涼やかな風を受けて回る風車

山上では、まず羽黒山、月山、湯殿山の三神を祀った三神合祭殿でお参り。熊野三山と同じく明治までは神仏混合だっただけに、神様なのか仏様なのかちょっと迷ってしまう雰囲気で、思わずお守り授与所の巫女さんにお参りのしきたりを訊ねてしまう僕らだ。
境内には有名な神様の末社が立ち並び、信仰に篤いとは言えない僕らだけど、何とも言えない雰囲気に飲まれるようにそのひとつひとつに丁寧にお詣りする。何故か先祖の霊を供養する寺のような拝殿・霊祭殿なんかもあって、今年父を亡くした僕らも熱心にお参りする。
こんな感じで山上で1時間ほどを過ごした後、往路と同じ表参道を下る。


参道とは名ばかりの急峻な石段と見事な杉の
大木に包まれて。光と影のコントラストが美しい

上:境内に立ち並ぶ末社
下:全ての社にお参りをして帰路につく

下りになると、Azuのさっきまでの不機嫌さはどこへやら(笑)。カモシカのようにぴょんぴょん飛び跳ねながら順調に石段を下って行く。下りの女王の娘...王女の面目躍如である(笑)。あっという間に茶店に到着しここでまたひと休み。気分がのると食欲も復活するようで、往路では見向きもしなかった玉こんにゃくにかじり付いてニッコリである。


現世を具現化した羽黒山の森は明るい光に満ちている

茶屋で玉こんにゃくを頬張る

そう言えばまだ昼食を食べていないことに気付いて少し急ぐと、すぐに神橋に到着。橋の左手を見ると絶壁に水が流れ落ちているのが目に入る。ん?滝?この瞬間、僕の頭の中でフリーズしていた全ての謎が急に解けて、八咫烏、石畳、杉の巨木...全てのキーワードが磁石のSとNのように繋がり始める。そうか!ここは那智なのだ!熊野三山と出羽三山は、ただ単に“三山”という言葉が似ているシミラーな関係ではなく、実はイコールなのかもしれない。このことはキャラバンから戻った後、Masaが夢中になって始めた自由研究『熊野と出羽、ふたつの三山』で、驚愕の事実が明らかになることになるけれど、ここはあくまでカヌー日記であって修験道日記ではないので、この話題はこの辺で(笑)。


何故か屋久島を思い出す

随神門に到着

ま、そんなわけで、羽黒山を歩いた僕らは、随神門の門前にある食堂で遅い昼食を食べ、そのまま月山スキー場リフト下にある姥沢駐車場へと向かう。このスキー場は夏スキーのメッカで、先月(7月)半ばにCLOSEした(ちなみにOPENは4月中旬...ここは南半球か!?)ので、たぶん涼しく静かにP泊出来るという目論みである。


随神門へと続く石段

羽黒山杉並木ハイキング 4.25km 標高差321m  所要時間1:40

途中の月山志津温泉の“変若水の湯”で入浴。変若水とは“若返りの水”の意味で、月山神社の祭神・月読命について万葉集に詠まれた歌『天橋も長くもがも 高山も高くもがも 月読の持てる をち水い取り来て 君に奉りきて 変若しめむはも』(月には月の神の持つ変若水、つまり若返りの水がある。それを取って来て君を若返らせたいものだ)から名付けられたそうで、果たしてMamaは若返ったのだろうか?あ、でもようやく大人になったばかりのAzuが若返ったりしたら困るなぁ(笑)。

標高1200mの姥沢駐車場は僕らの読み通り、“トイレ有り、水場あり、天然エアコンあり、人影なし”のP泊好適地。駐車場のど真ん中にダッちゃんを停め、明るいうちにベッドメイキングしてのんびり過ごす。全てP泊の準備を終えた時、正面の湯殿山の幾重にも重なる稜線から突如雲が湧き上がり、その向こうに沈み行く夕陽が雲を朱色に染めてゆく...『この光景を見られただけでもここに来た価値があるよなぁ。』僕らは思わずダッちゃんの外に出て、刻々と変化する空の色をこの目に焼きつけたのだった。
漆黒の闇に包まれた後は、静かにDVD鑑賞...のはずが、プレイヤーが突如故障したのでサッカー日本代表vsイエメン代表の試合をTV観戦。明日は早朝から月山登山。月山は本宮なのか?それとも速玉さんなのか?とても楽しみである。


月山スキー場・姥沢駐車場で迎える夕暮れ


湯殿山の稜線に湧き上がる雲が夕焼けの朱に染まる瞬間。
この光景を見られただけでもここに来た価値があると思う。

余談をひとつ。
ビールの飲過ぎ(笑)と20℃を下回る気温で夜中にトイレに起きた僕。
ヘッドランプも持たずにダッちゃんの外に出てしまった僕が見たものは、屋久島いなか浜で見たのと同じぐらいの満天の星空!何と、星のない部分で月山の稜線がハッキリ判るほどの密度で、久々に自然現象で体がブルブルと震えた。早くションベン済ませてじっくり見なければ!とトイレを済ませ慌てて空を見上げた時には...雲に覆われたのだろうか?一瞬にして辺りは空は真っ暗。
あの星空は時間にして1分、いやもっと短かったかもしれない自然からのプレゼントだった。
その後、あまりの暗さに駐車場でダッちゃんに戻れず。なんと生まれて初めてリングワンデリング(視界不良などで、同じ場所をぐるぐるとさまよい歩くこと)を経験し2回もトイレの建物に辿り着いてしまった...駐車場で(涙)。怖かったぁ〜!

 

           
羽黒山で見た花々CLICK




Photo by aki&Azu with OLYMPUS E-300&RICOH Caplio 40G wide

 

 

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