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FLAME LAYOUT

3日目 隠岐・島後】【4日目 出雲】【5日目 日本ピラミッド&宮島・弥山】【6〜7日目 秋芳洞&秋吉台 

 

 

 

 

 

August.2005 part.1

 

 

 

 

 

 

 8月6-12日 夏休みグランドキャラバン(隠岐島&中国地方)

 


国賀海岸を快適に漕ぎ進むMasa&Mama

 

 

1日目 自宅〜境港
 

いよいよ夏休みキャラバン2005の当日。西表島、屋久島とここ数年“アイランダー”になることに決めてる我が家の今年の行き先は日本海に浮かぶ隠岐島。学生時代、アルバイトで乗船してたさんふらわあのパーサーが隠岐出身の人で、彼から常々『海で一回潜るとアワビがウェットスーツからあふれるほどザクザク採れる。サザエなんてのは探すもんじゃなく拾うもんだ。』などとヨダレが出るような話を聞かされて以来是非訪れてみたいと思ってかれこれ20年近く...数年前から僕だけではなくMamaまでもが“隠岐熱”にとり付かれ、ついに実現することになった次第。もちろん例年通り帰省を兼ねた旅になるので、最終目的地は北九州。隠岐を楽しんだ後は山陰&山陽を気の向くままに数日掛けて放浪しながら九州に入るつもりである。

当初、出発予定は8/5(金)の夜。5日のうちに大山入りして6日は朝から大山登山のつもりだった。ところが、急遽Masaの卓球デビュー戦が入ってしまい、試合が終わり次第彼を体育館からピックアップしてキャラバンにスタートするという慌しい出発だ。ま、デビュー戦と言っても一年生だし勝てるはずもないから10時には出発できるかな?なんて思ってたんだけど、Masaの卓球デビュー戦は、なんと勝利!!...と言っても、対戦相手の棄権で不戦勝という、何とも彼らしい勝ち方である(笑)。2回戦は二年生のシード選手との対戦となるので、勝ち目はなくてセットカウント3対0のストレート負け。一瞬6:4とポイント先取した3セット目以外は、全く良いところなし。観戦してた僕には“歯が立たない”“なす術なく”破れたように見えたけど、本人は『相手はあまり強くなかったから勝てる可能性もあったかも』あくまでも強気である(笑)。


中国道から米子道まではMamaのドライブで

皆生温泉のちょっとハイソな宿で日帰り入浴

想定外の“2回戦進出”で出発が大幅に遅れ正午過ぎにスタート。名阪国道から稲妻が煌めく夕立ちの大阪市内を抜け、宝塚IC手前の事故渋滞に巻き込まれたりしつつも中国道を西進。途中Mamaと運転を交代しながら米子道を経由して17:00過ぎに鳥取へと入る。名湯「皆生温泉」でまったり温泉を楽しみ、美しい弓ヶ浜沿いを境港へと入る。夕暮れを迎えた日本海は実に美しく、ついついよそ見をしてしまう。


な、なんか頭に変な突起が
当たってるんだけども...(笑)

上:境港駅前の食堂で生の鉄火丼を戴く
下:鬼太郎ロードの街灯は目玉オヤジ

境港駅前の食堂で美味しい生鉄火丼の夕食を済ませ、20:00に今回色々と山陰情報を頂いた鳥取のカズオミンさんご一家と待ち合わせ。今夜は駅前から水木しげる記念館まで伸びる“鬼太郎ロード”の散歩を楽しもうというわけだ。
100体を越す妖怪の銅像が常設されていることで知られる“鬼太郎ロード”。夏期限定でロウソクの明かりが灯されて(しかも商店街は早々と閉店してるし...笑)ちょっとした肝試し気分を味わうことが出来るのだ。


お気に入りの猫ムスメと一緒に

駅前の水木しげるさんの書斎オブジェ

赤ん坊の頃から妖怪系の絵本に親しんできた“妖怪マニア”の我が家の子供達(銅像の銘版を見なくても名前が言えたりする...笑)は、先月の石山観音巡りと同じようなスタンプラリー感覚でカズオミンさんちのヒロちゃんの手を引いて夏の夜の妖怪巡りを楽しむ。有名な鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男、猫ムスメなど『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターを始め、絵本“妖怪図鑑”に登場する妖怪たちの銅像やレリーフが商店街のあちこちに展示され、存分に水木しげるワールドを味わうことができた。


ヒロちゃんとAzu

鬼太郎の下駄

ねずみ男とハグハグ

22:00過ぎまでそぞろ歩きを楽しんで、カズオミンさんご一家と別れた後、僕らはそのまま隠岐行きフェリー乗り場・七類港の駐車場へ。
隠岐へは3つの港からフェリーが出ているんだけど、隠岐に行っている間はダッちゃんを停めておく必要があるので、無料駐車場完備のここ七類を選んだ。ターミナルにほど近い場所に停めたダっちゃんのベッドを展開し、P泊。駐車場の縁石に腰掛け、涼やかな潮風に吹かれて海を眺めつつ飲む缶ビールの旨いこと!
子供たちを先に寝かせて、夫婦でのんびり過ごす幸せな夜...男と女でありながら最良の友人であり、同志であり、兄妹(姉弟の時もあるけど...笑)でもある夫婦という関係。でも、こういう夜はやはり恋人同士に戻ることが出来る。まだ見ぬ隠岐の島に想いを馳せながら、夜遅くまでのんびり語り合う僕らなのだった。

 

 

 


 

2日目 隠岐島前・西ノ島
 

サイドとリアの4枚の網戸から吹き抜ける涼風でぐっすりと眠れた夜が明けると、昨夜はあんなに静かだった七類港には隠岐に向かう人たちが大勢集まってきて、とても賑やかな雰囲気になる。隠岐で必要な衣類や道具をカーゴルームから出して4つのザックに詰め、ダッちゃんに載せてあるガスカートリッジを隠岐汽船の事務所に預け(閉め切った車内に放置すると爆発の恐れがある)、朝イチ7:40発の高速水中翼船“レインボー”(総トン数303t/全長33m/最高速度45ノット)に乗って隠岐島前・西ノ島へと向かう。


七類港でP泊し朝を迎える

高速船・レインボーに乗船

ちょっと前までクジラと激突して壊れ修理中(!)だったレインボーだけど、今日は通常運航中。でも船内では『クジラ等を避けるために速度を落としたり着水する可能性があります』と繰り返しアナウンスされてたので、頻繁にクジラと遭遇するんだろうな。七類港からは約1時間の船旅。のんびり寛ぐ間もなくレインボーは8:47まず島後・西郷港へ入港。そこから西ノ島・別府港へと進む。


快適な船内

レインボーの窓越しに望む大山


隠岐・西ノ島が見えてきた!

9:27定刻通り別府港に到着。港には今回シーカヤックのガイドをお願いしたClub Noah Okiのやなぎ君が出迎えてくれてて、早速NoahのNISSAN CARAVANでベースキャンプへ。Club Noah OKIは「日本財団・西ノ島町B&G海洋センター」を拠点にするダイビングツアーガイド会社(正式名称:株式会社ノア隠岐)。西ノ島唯一のシーカヤックガイド業者でもある。


Noahで“制服”にお着替え

Noahで我が家の“制服”(“戦闘服”かも?...笑)ウエットスーツに着替えを済ませ、島で唯一のスーパーで“島むすび(ウニ)”を買い込んで国賀海岸へと向かう。
ビーチでCARAVANからNorthwest Kayaksのシーカヤック2艇に乗り換えて、練習もなにもなしでいきなり海へ!!

我が家の場合、僕以外の3人はラダー付きのシーカヤックはもちろんダブルブレードパドルを扱うのは全く初めて。
でも、カナディアン以上に安定したNorthwest Kayaksのポリ艇はまさに “オオブネ”に乗った気分で、Masa&Mamaに恐怖感は全くないようだ。それどころか乗り込んですぐにダブルパドルの感覚を掴んだようで、ガイドのやなぎ君を追い越してどんどん沖へと漕ぎ出してゆく。


国賀海岸に移動してシーカヤックに乗り込む

『いいわねぇ〜シーカヤック!コレ買いましょうよっ!』Mamaは広い海へ向かう開放感からか漕ぎ出して5分でシーカヤック購入宣言!(笑)


トンネルを出るとそこは奇岩の宝庫。
シーカヤックならではの愉しみだ。

上:Masa&Mama艇は快速
下:トンネル状の狭い洞窟に入る

『オレはダブルパドルは使わんっ!』
頑固なまでにシングルブレードパドルにこだわり、隠岐へマイシングルパドルを持ち込んでシーカヤックをシングルで漕ぎ切ってやるっ!と豪語してたMasaも、シングルの半分の力で2倍簡単なダブルパドルがお気に入りの様子。僕のバウに座ったAzuもかなりゴキゲンで、上手にダブルパドルをフェザリングさせて快調に漕ぎ進む。


ガイドのやなぎ君の後を追うスウィープ、
スカーリング...シングルパドルと一緒ちゃね!

上:この洞窟は深く狭い
下:中は真っ暗!

『それじゃ、洞窟に入ってみましょうか?』
やなぎ君の号令でトンネル状の洞窟へ入る。自然が作り出した巨大な洞窟の中は真っ暗。暗闇に浮かび上がる赤いカヤックがまるで宇宙船のようにも見え、とても神秘的な感じだ。出口を出ると眩しさのあまり目の前が一瞬真っ白になり、徐々に見え始めるのは、色鮮やかな岩。それは赤だったり白だったり青だったり...色彩豊かな岩は火山島・隠岐独特のものである。


変化に富んだ国賀海岸はシーカヤックパラダイスだ。

 

無数に点在する洞窟のうち、大小さまざまな洞窟を4つほど漕ぎ抜け、最後に縦一列になって、ダブルパドルがぶつかるほどの狭い水路を通過。
穏やかに凪いでいるとは言え今日の波高は1.5mほどあるので、狭い水路ではそれがさらに増幅されてカヤックの上下動は2mを超える。まるで巨大なブランコにでも乗ってるような感覚が面白く、Azuはウキャキャキャと歓声を上げる。
こういう狭い場所は長いダブルパドルは扱い辛く、直進性抜群の長いカヤックも針路を乱されがち。


Azuも漕ぐ!

ひたすら漕ぐ!

象岩を回と正面に250mを超す絶壁・摩天崖が姿を現す

天然のアーチ橋・通天橋の入り江へと進む

ふと見ると、前をゆくMasaとMamaはダブルパドルをシングル風に持ち替えてスカーリングでフネを制御してるし!(笑)ま、初めてカヤックに乗ってバウ&スターンでスカーリングする人たちも珍しいだろうなぁ。狭い水路を抜けると、そこはもう外洋。湾内とは違って多少のうねりが入る。加えてたまに沖を通過する国賀海岸周遊の観光船の立てる波が僕らのフネを上下に揺さぶる。う〜ん、海らしい感覚!


あのビーチに上陸してランチにしましょうか。

 

国賀海岸の美しい景色を沖から眺めつつ、針路を摩天崖方面に取り、象岩や観音岩を回り込むように自然が造り出した天然のアーチ橋・通天橋へ進む。『あのビーチでランチにしましょう!』やなぎ君の指差す方向には通天橋と通天橋展望台の間に奥まった感じで絶好のビーチが!...すでに“腹ヘッタ”コールが始まってる子供たちはランチという言葉に素早く反応し、急にマジになってパドリングし始めるのだ。
12:30ランチポイントに到着。


通天橋に面したビーチに上陸

島むすび(ウニ入り)が美味い!

流れ着いてるゴミは全てハングル

通天橋の下の磯でシュノーケリング

カヤックを浜に上げて積荷を解き、砂利の浜に座ってスーパーで買ったウニ入り島むすびを食べる 。ランチもそこそこにシュノーケリング&マスクを身に着け通天橋の真下の海に飛び込む。
おおっ、いるいる!我が家の定番・和具ノ浜に比べると海藻が群生していて見つけづらいけれど、スズメダイの群れやキュウセン、オヤビッチャ、ヘビギンポなどが泳いでいるのを見ることができる。


珍しくMasaが飛び込み

海草から顔を出したヘビギンポ

スズメダイの群れ

Masaが潜水してタコ発見!

豊かな隠岐の海を楽しむ

コイツはちょっと勘弁してほしい(笑)

オヤビッチャやベラの姿も

うひひひなブツ発見(*もちろんリリース)

ただ、透明度は驚くほどのレベルではなく、魚の数も少なめ。その代わり、といってはなんだけど、水深2.5mほどの岩陰にタコの姿!思わず潜ってタコの足を掴んで海底綱引き大会の始まり始まりぃ〜!間もなく中学生サイズのアワビをゲット(そしてリリース)!
僕らがこの海に慣れていないだけで、何度か通ううちにだんだんと見えるようになってくるんだろうな...そんなことを考えながら一時間ほどのシュノーケリングを堪能する。
浜辺にはハングル文字のゴミが多数流れ着いているし、和具に比べると魚の色彩が地味ではあるけど、『ワタシ、この海好きよ!』Mamaはかなりお気に入りの様子だ。


奇岩群の沖を進む

シュノーケリングを楽しんだ後、僕らは再びシーカヤックに乗り込んで海へ漕ぎ出す。
落盤で水深が浅くなり観光船がくぐれなくなった通天橋を楽々通れるのは“自由なフネ”シーカヤックならでは。
観光船の立てる波とうねりを楽しみながら往路をトレースし、波間に浮かぶ直径1mもの巨大なエチゼンクラゲをパドルでつついて遊びながら快調に飛ばしてスタートポイントへと向かう。15:00ゴール。
我が家のシーカヤック初体験は最高のコンディションのもと、とても素晴らしいものとなった。


噂のエチゼンクラゲ。体長約1m

スタートポイントに向け漕ぐ

ゴリラ岩(命名 by Azu)

Noahキャラバンでベースへ(ガイドのやなぎ君。21歳!)

 


岬の牧草地を駆けるMasa。その先には知夫里島

 

カヤックを降り、Noah CARAVANでベースキャンプへと戻り、シャワーを浴びてさっぱりした後、僕らはやなぎ君に送ってもらって今日の宿『みつけ島荘』に到着。


民宿のご好意でお借りしたキャラバン

特にこの後の予定はなかったんだけど、海から見た西ノ島の自然がとても素晴らしそうだったので、急遽、宿でレンタカーを手配してもらって日没までドライブを楽しむことに決める。
最初からガチガチに予定を立てて、その通りに行動するのも旅のひとつのスタイルなのかもしれないけど、旅ってのは実際に行ってみるまで本当の良さは判らないものだし、天候や体調によってはそんな計画が台無しになる危険性も秘めている。
せっかく家族だけで自由気ままに旅が出来るんだから、他人に迷惑を掛けない限り、こんな風に好奇心に任せて無計画に行動する旅の方がいいんじゃないのかな?僕らは基本的にそういう考えである。
民宿の奥さんが島唯一のレンタカー会社に電話してくれるけど、あいにくクルマが出払ってて借りられない!困り果てていると、...

『エアコンは効かないけど、うちのクルマ使う?』と奥さん。なんと特別に民宿の送迎用のCARAVANを貸して下さるというのだ!奥さんの親切に感謝しつつ、ボディに“みつけ島荘”とペイントされたCARAVANに乗って、ドライブに出発だ。


にしわき鮮魚店の看板・オオイカとともに

カラフルなヒオウギガイ。美味しい!

まずはMasaの希望で国賀海岸に向かう途中に見つけた「にしわき鮮魚店」へ。
スルメ大好きな彼は店先のオオイカに大喜びで、思わず抱いて写真を撮るほど。Azuは店先の色とりどりのヒオウギガイがお気に入り。魚屋さんで大盛り上がりの我が家ってちょっと変?(笑)
にしわき鮮魚店でお土産物をクール便発送するようお願いした後次は、由良比女神社(別名・イカ神社)に参拝し、急峻な山坂道を上って鬼舞スカイラインへ。

(*ここで事件発生!にしわき鮮魚店で僕らは間違いなく「白スルメ」とレトルトの「馬カレー」4箱を買ったのに、後日家に届いたのは「白スルメ」と「カレイ」の一夜干し5尾入り4束。
『さっきのお客さん、スルメ3つとカレー4つだぞ。』
『はい。スルメ3つとカレイ4つね。』
大将と奥さんの会話が思い浮かぶ...笑。ま、カレイの方がよかったんだけどね。)

Noahのやなぎ君のオススメは赤尾展望台の方だったけど、地図に“ヒメヒマワリ群生地”の表記を発見した僕らはまず鬼舞展望台へ向かう。
スカイラインと言っても幅2.5mほどの狭い道。でも、舗装はかなりしっかりしていて快適!しかも半島の尾根を縫うように走るので道の両側に広がる景色は素晴らしいのだ!CARAVANの全ての窓が緑と青...つまり牧草地と海と島々に覆い尽くされて、夢のような光景なのである!!


由良比女神社(別名・イカ神社)

『こんなに素晴らしい道初めてっ!』
『スバラシイ!サイコ〜!』
『たぶんオレの人生でベストワンロードだな!』
360°どこを見渡しても見えるのは馬と牛とトビぐらいで、ニンゲンはもちろん僕らだけ!


鬼舞スカイラインでゴキゲンドライブ

怖々お馬さんに近づくAzu

サラブレッドにない力強さ、美しさを感じる

ここの牛は幸せだ。最後は食べられるとしても...

♪ホントにホントにほんとに本当にウシウマだぁ〜!近すぎちゃってど〜しよっ!オニマイ!スカイラ〜イン!♪...家族全員で富士サファリパークの替え歌を大声で繰り返し歌いながら、道路をノシノシと歩く牛、パカラッパカラッ!な馬、そしてドテッ!と道に横たわるウンチを避けつつ鬼舞展望所の駐車場に到着。


鬼舞展望所に立つ

 

やなぎ君の言うように、ここは確かに眺望に優れた場所でもなく、ヒメヒマワリも花期を過ぎていたのでそのままUターンして次に行こうと思ったんだけど、Masaが目の前にある若草山のような牧草に覆われた小山に登りたいと言い出したので付き合うことに決める。轍に沿って鉄砲玉のようにかけあがるMasaの後姿を目で追いつつ一歩一歩ゆっくりと登る。『ウゲッ!』てっぺんに到着したMasaが変な叫び声を上げる。どうした!?...牛のウンチを踏んだ模様(泣笑)


展望所から牧場の斜面を登って岬へ

牧場から振り返ると金色に輝く美しい海!

『パパァ〜!凄いぜ〜!早く早く!』Masaが叫ぶので、デカイ牛のウンチでも見つけたのかと思ったら、ウォ〜!思わず雄たけびを上げてしまうデカイウンチ...じゃなく、素晴らしい眺め!!視界の上半分が青い空、下半分は三角形に伸びる緑の牧草、そしてその両側は濃紺の海...牧草地の先には知夫里島全景が!この小山に登ろうと誘ってくれたMasaに感謝!な素晴らしい眺望である。

『ガイドブックには載ってないけどさ、地図を見る限りこの島ってこんな感じの絶景ポイントだらけなんじゃない?』
...ってことで、次は赤尾展望台。


赤尾展望所から望む国賀海岸

ここに向かう赤尾スカイラインは西日に照らされてキラキラ輝く海は最高に美しく、展望台から徒歩で牧草地に入って馬の間を抜けつつ岬まで進むと、今日漕いだ国賀海岸が一望!特に夕暮れを迎えたこの時間帯は、太陽の角度が低く山並みの陰影がはっきりと出て素晴らしい光景である(今日は何回“素晴らしい”って書いたかな?)
いつまでも赤尾で刻々と色や表情を変える海を眺めてたい気持ちだったけど、民宿の奥さんオススメの摩天崖にも行かなくっちゃ!ってことで、かなり急峻な山道を登って摩天崖展望台へ。


岬へ一直線に伸びる赤尾スカイライン

さっきまであの海を漕いでたのだ!!


本土では決して観ることが出来ない雄大な景色に見とれる

 

 

 

摩天崖に着くと、すでに夕日が赤みを増して日没まであと少しという時刻。駐車場から稜線を歩いて高さ250mの大絶壁の先端へ向かい、日本海に沈む夕日を眺める。水平線付近の朱色と天頂の群青色のグラデーションは生涯No.1?の美しさ。この夕陽を眺めるためだけにこの島を訪れるのもアリかな?そんな風に思える気高い夕陽だった。


草原をプチトレッキング

摩天崖に到着

一流のギャグ?

摩天崖から望む夕陽

イカ釣り漁船の漁り火

海にイカ釣り船の漁火を眺めつつ、民宿「みつけ島荘」に戻った僕らは隠岐の美味しい魚に舌鼓。この魚を食べるためだけにこの島を訪れるのもアリかな?そんな風に思える(爆笑)ほどに新鮮で美味しい料理に大満足!う〜ん最高!美しい夕陽と美味しい料理...何で独身の時に隠岐を知らなかったんだろう!ここに連れてくればどんなオネエチャンもイチコロなのに!(笑)なんてバカなことを考えつつ、西ノ島の夜は更け行くのだった。ポカリッ!

 


日本海に沈みゆく夕陽(赤尾)


3日目 隠岐・島後へ進む
 

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