FLAME LAYOUT
7月31日 またまた和具ノ浜シュノーケリング(海山町)
人が少ない、魚が多い、透明度が高い、暑くない、日焼けの心配がない、ラーメンが美味い...数々の理由で雨の海水浴に目覚めた我が家。ビーチに6時間居たら5時間は海に浮かんでる我が家に水着という選択肢はもはやなくて、全員がウェットスーツに身を包んだ黒尽くめの“密漁スタイル”なので、水温とか明るさを犠牲にしてでも、↑上記の条件を満たす雨空が嬉しい。 土曜の午後、天気予報を確認すると、尾鷲地方の日曜の天気は曇りのち雨。一応は国府ノ浜の波情報もチェックしたけど、大波は期待出来ないし曇りや雨だとビキニのオネエチャンや上品なワンピースの若奥様の出没も少なそうだし(笑)...何の迷いもなく、2週連続の和具ノ浜決定である(ちなみに来週もシーカヤック&シュノーケリングなんだよなぁ...我が家のウェットスーツ、乾く暇なし!)。 ところが!朝起きてみると夏の太陽が眩しい青空!青空が欲しい時は曇ってて、曇って欲しい時にはピーカン...皮肉なものだ。 『どうする?』 『お天気だけはしょうがないでしょ?それに紀州に行けば曇ってくれるかもしれないし...』
『それもそうだな。ま、お天気が変わるのを期待して行こうか!』 どうも普通とは逆の会話だな(笑)
例によって準備に手間取って5:40出発。今日のダッちゃんのルーフには昨夜届いたばかりのTHULEのジェットバッグが載ってて、今日のお道具は全てそのジェットバッグに収まってしまいカーゴルームはスカスカガラガラでヒロビロッ!。 元々は夏のグランドキャラバンや冬のスキーのために導入したジェットバッグだけども、良く考えてみたら今日のようなシュノーケリングでも活躍しそうだ。 ...と言うのも、遊びの性格上、ウェットスーツ、ウェーディングブーツ、シュノーケリングマスクに砂だらけの道具たち...帰り道は濡れもの&汚れ物がどっさり出るわけで、いくらカーゴスペースの防水バッグに密閉するとは言っても、車内は何となくジメっとした空気に満たされてしまう。
ところが今回はルーフに載せたおNewのジェットバッグに全て積みこんだおかげで、お部屋の中はサラサラ爽やか!これで“荷物の多い日も安心っ!”なのである。(笑)
夏休みに入ったこともあるし、天気も上々なので国道42号線は早朝にも関わらず、まずまずの交通量。海水浴は雨や曇りがイイとは言え、海辺のワインディングロードのドライブはやっぱりピーカンが素晴らしい。 別名“紀伊の松島”こと紀伊長島の海の景色を楽しみながら、ドライブすること2時間足らず、7:30和具に到着だ。
やはりさすがは夏休みの日曜。和具の駐車場はすでに半分ぐらいが埋まっていて、早くもビーチに出ている家族連れも!駐車場にはみなみさんのCasita、僕らのとなりはmasaさんご一行さま...今日はやけに知り合いが多いのだ(笑)
ともちゃん&子供たちがダッちゃんで着替えてる間にビーチにL.L.Beanシェルターを設営し、その下にロール・ア・テーブルやシアトルスポーツ・フロストバッグなど定番のシュノーケリングの“前線基地”を設置。しばらくして到着したにっしゃんご家族とともに、“残念ながらピーカン”の和具を楽しむ。
今日の干潮は8:30(若潮)消波ブロックが干上がるほどは潮が引かないけれど、膝下ぐらいの水位なのでお魚観察には好都合。台風7号の高波が先週あれほど鬱蒼と茂ってた海草をほとんど洗い流してしまったので全く違う場所のような印象だ。また台風の余波なのか、それとも人が多いからなのか、和具の海は少し濁りが入ってて、海中の水平方向の視界は先週の半分程度。それでも、相変わらず豊かな海は健在で、ソラスズメダイを始めとする色とりどりの魚が舞い泳ぐ姿を充分に堪能することができる。
たださすがはピーカンだけに魚影の濃さは先週の半分ほど。消波ブロックの隙間から覗くと、奥のほうにスゴイ数の魚がいるのが見えるんだけど...。ちょっと残念。ブイ&ロープで仕切られた海水浴エリアは人が多いこともあって濁りがひどく、また魚も呑気なルリスズメダイぐらいしかいないので、僕らは消波ブロックの外に出てシュノーケリングを楽しむ。 ブロックの外も少々視界不良で水深が5mを越すと海底が視認できなくなるけれど、それでも先週まではあまり見掛けなかった可愛いオヤビッチャの姿。
先週は雌雄ほぼ同じカラーリングだった(...ように思う)オハグロベラの♂が、まるでブラックライトが当たったような見事な婚姻色に変化して、あの無愛想な顔で♀を追い掛け回してるのが少し笑える。 そんな中、我が家の子供たちはタモ網を振り回しながら水中を縦横無尽に泳ぎ回ってる。“休漁宣言”はたった1回きりだったみたいだ(涙)。青空の下、ぐんぐん気温が上昇し、前回までのように寒さで震えることもなく快適な和具ノ浜。結局、みんな自分勝手にフロストバッグからおにぎりを取り出して食べてたので、特別にランチタイムを設ける必要もなく、自分のペースで泳ぎ続ける。
13:00頃、にっしゃん家のにーお君&じろじろ君兄弟が海から上がってシャワーを浴びたし、我が家ももう充分に海を堪能したので、今日のシュノーケリングはおしまい。帰り支度を整えて和具をあとにする。
R42でにっしゃんのアストロ号は右へ我が家のダッちゃんは左へ...そう、ともちゃんのご希望で“ウェットの潮抜き”を口実に今月初めに出会ったウナギのウナちゃん再会を果たすため魚飛渓へと向かうのだ(笑)。 ところが、魚飛は人人人...ダッちゃんを停める程度の場所はあったけど、『これだけ人が多いと恥ずかしがりやのウナちゃんは出てこないわよね。』 西の空の雲行きが怪しくなってきた(渓流は雨だとちょっと辛いし、海で疲れた体ではちょっと危ないし)ので、今日は偵察だけにして、「町営・お魚ランド」の「魚てつ」で伝説の“大エビフライ定食”と1個¥360の岩牡蠣(中サイズ。大は¥600...バカウマ!)を味わってそのまま素直に帰宅する...はずはなく、一昨年オープンしたばかりの某・海水浴場を偵察。和具の失敗(*初めて和具を見たとき、“何じゃ、これ!人工の浜だし泳ぐに値しないな!”って思ったせいで和具に通い始めるのが一シーズン遅れてしまった。
泳いで潜ってみないと本当の良し悪しは判らない)もあるので、またいつか実際に泳いで潜ってその真価を確かめたいと思う。 某海水浴場の偵察を終えた僕らはホントに家路を急ぐ。しばらくすると、例によって僕以外の3人は大イビキ。どれだけハードなカヌーや登山の後でも絶対に居眠りしないで話し続ける我が家だけど、やっぱりシュノーケリングは想像以上に体力を消耗するみたいだ。
約1時間半で家に到着して、みんなを起こすと... 『えっ、もう着いたの?やっぱり和具は近いわねぇ〜!』
そりゃ、ずっと寝てりゃワープしたもの同じだろうよっ!開いた口が塞がらないってのはまさにこういうことだな...僕は苦笑しながらジェットバッグを開けて、道具を取り出して後片付けをするのだった。
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