10月24日
重大な欠陥見つかる さほど寒くもないのに毎日ついつい薪ストーブに火を入れてしまう(笑)それでも秋が深まるとともに日に日に気温が下がってきている。昨夜の外気温は11℃とこの秋最高の冷え込みということで夕方から夜中までずっと焚きつづけたのだが...何気なく側面側の炉台に触ってビックリ!異常なほど過熱してるじゃないか!(触れない程熱い)熱伝導率0.5kcal/m.h.degとかなり低いレンガといえどもこの熱はログにも届いてるんだろうなぁ、なんて思うと居ても立ってもいられない程不安。(ちなみに銅は332、鉄は62.5、空気は0.022kcal/m.h.deg)
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カヌー仲間でサンルームの建築をお手伝い頂いてる、そして薪ストーブ仲間でもあるTさんが初めて我が家に来てもらった際の最初の一言は「おいおい、この炉台ヤバくないか?」だったのだ。具体的に言うと可燃性の壁(我が家はログなので)と不燃材料の炉台は間に25mm程度の隙間をあけて空気層を設けるのが常識。(さきほど述べたように空気は熱伝導率が低いから)なのに我が家の炉台はその空気層がない(つまりレンガとログが密着している)。やっかいなことに木材というのは80℃程度であっても熱し続けると分子が緩やかな化学変化を起こして次第に炭化していく性質がある。
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これを「低温炭化」と呼ぶんだけれど、炭化で済まずある日突然燃え上がったりしたら...薪ストーブによる火災は煙道火災に次いでこの低温炭化によるものが多いらしいのだ。うちのFA225スモールコンベクションヒーターは対流式なので背面はシールドが備わっているのだが、側面はシールドもなくかなり高温を発している。これはマジでヤバい!!そんなわけで、今日は炉台の改造に取りかかる。今日は建材屋が休みなので、近所のホームセンターで「焼きすぎレンガ」(55円也)を50丁購入し、既存のレンガ壁と25mmの距離を取りながらセメントで積み上げていく。本来なら横の方が安定して積み易いんだけれどスペースや見栄えの問題(横だとゴツイ感じ)で縦積みすることにする。
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一応この手の仕事はプロなのでお手のもの(笑)だけど既に薪ストーブを設置してあるので、手が届かずかなり苦労した。約1時間でバッチリ完成!出来上がると次にどうしようか?なんて欲が出て来た僕は既存の壁と今回立ち上げた壁のてっぺんに30cm四方のテラコッタタイルの天板を載せて飾り棚を作ることに決めた。(勿論空気の抜けを良くするために空気穴を開けるつもり)新築の際ににしび〜に頂いた5インチダッチオーヴンを始め、友人Uからの南部鉄瓶や火鉢のなかで祖父が愛用していた鉄瓶などを並べて楽しむためだ。今日はとりあえずレンガを天板に見立てて鉄鍋、鉄瓶を並べてみる。う〜む、良い感じ!
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