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12月5日 “新しきを温ねて故きを知る”ハイキング(奈良県・室生)

 


室生山上公園「芸術の森」

子鬼の居ぬ間に...#22

 

カヌ−2連発で野遊びを充分に堪能したし、まだカヌー倉庫&サンルームにダウンリバーの道具が散乱して足の踏み場もない状態だったので、今週は自宅の大掃除を楽しむ予定だった。それなのに、嗚呼それなのに(笑)

A新聞は実に罪!昨日の朝刊28面『そこにある美』という記事で「室生山上公園 芸術の森」の写真を見てしまったのが運の尽き。彫刻家・DANI KARAVAN氏の手になる現代美術作品を集めた公園が壮大な規模で奈良・室生の山間に作られているという事実。しかもそれが地滑り対策工事の一環であり、室生寺に匹敵する文化遺産を造ろうという高い志によって出来上がったと聞けば、見に行くしかあるまい...そんなわけで、今日はともちゃんとデートを兼ねて室生へ。我が家から一時間足らずで室生寺に到着。谷をはさんで室生寺の反対側の山を登り、北ゲートから公園へと入る。まず僕らの目に飛び込んできたのが「第一の湖」。ピラミッド風のオブジェと三つの島の配列が印象的。


長く伸びるともちゃんの影が
初冬の雰囲気を印象付ける

上:南ゲートから望むモニュメント
下:「ピラミッドの島」

 

再現された棚田の下には「天文の塔」。これは北緯34度32分、室生寺五重塔をはじめ、大和・三輪山〜伊勢の間に直列する古墳や寺社を結ぶ“太陽の道”に建つ。他にも「螺旋の水路」や「螺旋の竹林」などの作品が静かな山間の公園に立ち並ぶ。これらの作品に共通するのが、全てが地滑り対策の機能を有しているということ。公園の端にあるコンクリート製の水路さえもがDesigned by D.KARAVANという徹底ぶり。


「天文の塔」

「螺旋の竹林」

Designed by D.KARAVAN

「螺旋の水路」

CLICK


「螺旋の竹林のトンネル」


 

 

自然の中の現代アートを楽しんだ僕らは、室生寺門前の中村屋旅館で山菜御膳の昼食を食べて(昼間の旅館で山菜尽しってのが僕らのような中年夫婦に似合い過ぎるほど似合う!...笑)、室生寺境内へ。少し盛りを過ぎた“42歳”色の紅葉が落ち着いた雰囲気で良い感じ。“女人高野”の名に相応しく、朱塗りが残る金堂や日本最小の五重塔など平安から鎌倉時代に建てられたどこか繊細で優しい雰囲気の国宝群を楽しみながら、奥の院までのんびり散策。


山菜御膳

仁王門前の紅葉

朱塗りが残る金堂

茅葺屋根に落ちた木の葉が美しい天神社


暖地性シダ群落の森

夕日を透かして真っ赤に輝く紅葉、奥ノ院へと続く森(暖地性シダ群落として天然記念物に指定)など見どころの多い室生寺だけど、さすがに12月の平日ともなると人は疎ら。確かに現代アートの並ぶ広大な公園も面白くはあるけど、室生寺の石段を一歩一歩踏みしめて歩く瞬間に感じる凛とした空気には適わない。やっぱり素晴らしいぞ、室生寺!


日本最小の五重塔


上:奥ノ院の回廊を歩く 下:散り際の紅葉が美しい


歴史ある建物、そこに漂う空気そのものを堪能した僕らは、門前の「室生草餅本舗」で作り立ての草餅を買い、室生寺を後にする。

帰路に名物「へこき饅頭」(ネーミングも味も最高!のサツマイモの饅頭)を買おうと、わざわざ赤目四十八滝に立ち寄ったのに、残念ながらシーズンオフなのか、閉店中。(あ〜喰いたい、へこき饅頭!)

再びR165に戻り、先週の青蓮寺湖カヌーの時、僕一人で行った積田神社に立ち寄って“ワニのマークが付いたラコステのポロシャツ”(*11/28のLOGBOOKを読んでね)の写真を撮影し、16:00に帰宅し...ようと思ったけど、帰りにあっこちゃんのお店でヘアカットして17:00に帰宅した次第。


黄色とオレンジの絨毯はフカフカで気持ちいい!

積田神社の紅葉は終わってた

 

 

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