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May.2006 part.3

 

 

 

 

  5月2-5日 GW紀州キャラバン2006


まだほの暗い下瀞をゆく5艇のレッドカヌー

5/5 北山川ダウンリバー

僕の住む三重県は東海地方であり近畿地方でもある。紀伊半島だし言葉も関西弁に近いんだから近畿だろっ!と僕的には思っているんだけど、空港は中部国際空港だし、TVは名古屋キー局、そして僕もかつてはカヌーなお買い物は名古屋&岐阜へ出向くことが多かった。
カヌー界で東海地方と言えば長良川、長良川と言えば東海地方。東海地方のパドラ−は皆、長良川を目指すのだ。で、長良川と言えばホワイトウォーター系カヤッカーの根城なわけで、東海地方のカヌーショップではまかり間違ってもカナディアンカヌーをやってるなんてことは禁句である。それを口にした瞬間、ショップの店員の口元に薄笑いが浮かび、急に視線を逸らし態度が変わる。当初はその豹変ぶりに戸惑い、その理由が理解出来なかったんだけど、のちに判ったのは東海地方でカナディアンカヌー乗りであることは、すなわち“トーシロ(素人)”を意味するのだそうだ。仕事と同じく遊びに貴賎はないだろっ!最初は憤慨したものだったけど、長良川をホームリバーとするカヌーイストから長良川でのカヤッカー、特に鼻を変なのでつまんで漕いでる人たちの生態を聞くにつれ、僕の足は名古屋方面には向かなくなってしまった。今ではカヌー用品を買うなら大阪!...そう決めている。


早朝5:30の田戸

そんな僕が羨望の眼差しを向けているは関東のカヌーイストたちだ。カナディアンカヌー専門のショップだとかスクールまであって、カナディアンカヌーに乗っていることをことさら隠さずに堂々としていられる環境...そんな中でも僕が知りうる中でピカイチにオシャレでカッコいいカヌーイストと言えば、Kevipaさん&ミエさん夫妻なのではないか?僕に限って言えばそういう認識である。

そんなお二人が去年のGWから、僕のホームグラウンドである紀州にハマっている。紀州は決して僕のモノではないんだけど(当たり前)、何故だか自分の子供を褒めてもらったみたいに嬉しくて、本当は是非ともお二人をエスコートしたい!でもお二人の紡ぐ美しい糸に僕の変な色が混じりあうのはマズい...熱望と遠慮が入り交じる感情の中、去年のGWは熊野川JAの前で記念写真一枚という結果になった次第だ。

ところが3度目の紀州旅を前にKevipaさんからメールをもらい、『今年こそは道端で遭遇ではなくて、川でご一緒できたらうれしいです。』って書いてあったことから話が盛り上がり、今日、5/5子供の日に北山川を一緒に下ることになったのだった。

『じゃ、明日は朝5:00に行動開始ってことにしましょう。』
昨夕、一雨のつくしの近くにある公衆電話からKevipaさんに連絡をとった時のお約束。
準備万端、昨夜のうちに田戸に入り一応目覚ましを4:30にセットして眠りについたんだけど、九龍島からの帰り道にクソ重い3人艇のシットオンをソロで漕いだ(Azuが全然漕いでくれなかったし...涙)疲れが思いのほか残ってしまって、目を覚ましたのは静かな田戸の朝に響く2台のハイエ−スのエンジン音で。


地獄の階段で積み荷を運ぶMasa

寝ぼけ眼でダッちゃんの外に出ると、Kevipaさんとあずさん登場。ヨレヨレ&Masaと兼用で寸足らずなユニクロパジャマでオシャレなおふたりと『オハヨウゴザイマス』は避けたかったけど、しゃあない。Mamaはスッピンのままだし、MasaとAzuはまだダッちゃんの上段ベッドで爆睡中(笑)


6艇を並べて記念撮影

一年ぶりにお会いするミエさん&Kevipaさん

ま、とにかく準備しないとマズいってことで、その情けない風体のままで田戸の地獄の階段を使って3艇のカヌーを河原に下ろす。誰も居なかったから良いものの、パジャマでカナディアンカヌーを担いで階段を降りる僕の姿はかなり変だっただろうと思う(涙)。
ただ、本来ならアセリまくり状態だろうけど、Kevipaさんはハイエースの脇でコーヒー淹れたりしてのんびりモードでいてくれたおかげで、腰を労わりながらゆっくりと3往復出来たのは有難かった。


田戸の淵に浮かぶカヌー

古座川の水を含んで氷のように冷たいウェットを無理矢理子供たちに着せて(Azuは号泣して着なかったし、Masaはマジで目尻に涙を浮かべながら着てた)、何とか迷惑を掛けずに準備完了。
瀞峡を覆い尽くす川霧の隙間から青空が覗き始めた6:00過ぎ、誰もいない絵画のように完璧な雰囲気の瀞峡を僕らの6艇が漕ぎ出す。


静かな川面に響くのはパドルの起こす水音のみ

上:あずさん一家。なっちゃん美人になったなぁ〜!
下:川面はまだ朝の光が届かない

午前6:30、僕らの浮かぶ瀞峡の水面はまだ日の光が水面に届いていない。
まだくすんだ色合いを見せる瀞峡独特の荒々しい岩の絶壁の上には既に日を浴びて輝く初夏を思わせる緑色の氾濫、波紋ひとつない鏡のような水面...微動だにしないまさに絵の世界の中で静かに進む5艇の赤いカヌー(僕のCAMPER以外は全艇が赤だった)。
僕がカナディアンカヌーにこだわるのは、まさにコレ!涙が浮かぶほどに美しい瞬間だ。
瀞峡の自然の中で異物であるはずの僕ら。しかもここに存在しないカラーリングのカヌーがこの場所の光の調和をちっとも壊していないことはスバラシイ!まぁ多分にナルちゃんな部分も否定しないけど、自分がその美しい絵画の一部となる嬉しさを感じながら、僕はゆっくりとそして誇らしい気持ちを胸に瀞峡を進むのである。


何度も書いてるけど、カヌーは赤に限ると思う、やっぱり。

ひと漕ぎひと漕ぎを慈しむように漕ぐMasa

くっきりと残るパドルの軌跡と航跡が美しい
 

今日のメンバーはMad River Freedomのあずさん&とよちゃん&なっちゃん、Old Town AppalachianのKevipaさん、同じくPathfinderのミエさん、PathfinderのMama&Azu、HunterのMasa、そしてひとりだけ色が違うCamperの僕の6艇・9人。
瀞峡グリーンに映えるのは、やはり赤いハル(船体)だとつくづく感じる。
『やっぱりOld Townは赤ですね。あ、Mad Riverも赤じゃなきゃ...ね!』(笑)


瀞峡の定番・崩落岩のトンネルを抜ける

瀞峡の自然は今、僕らだけのもの

『やっぱりいいですねえ、ここ。』あずさんのつぶやき。でしょ、いいでしょ?今、僕は奈良県にいるけど、あずさんの漕いでる場所は三重県なんですよ、三重県!普段はあまり感じることのないプリフェクチュアルなナショナリズム(?)を刺激され、思わず川の中央にある県境を越えて三重県に入る僕である。ここ三重県、我が三重県...オレ何言ってるんだろ?(笑)ま、とにかく僕にとって誇るべき郷土なのは間違いない。


暖かな日の光がようやく深い谷の底へ射す
(後光が射してミエさん観音さま状態...笑)

崩落岩のトンネルを全員でくぐったり、『こちらが亀岩、その先に見えるのが夫婦岩でございます。』ジェット船のアナウンスを真似て戯けながら僕らは進む。瀞峡の静かな世界を堪能しながら正面を見ると、岩の切れ間、すなわち下瀞が終わり空が広くなる辺りに微かに残った川霧を日光が貫くように斜めに射すのが見える。陽光は川霧をアイボリーに染め、その先にある美しい河原を眩しいほどにキラキラと輝かせている。
この美しい光を正しい階調で捉えるにはポジじゃないとなぁ...強い光ではすぐに露出オーバーになるデジタルカメラしか持ち合わせていない不幸を呪いながら、僕は漕ぐのを忘れ露出補正を変えながら、丈夫が取り柄の“現場監督”のレリーズを何度も何度も押すのだった。


薄っすらと残る川霧を斜めに射す朝の光

 

僕の目に映った瀞峡の光はこんな単純な色じゃない!後でデジタルカメラ画像を整理しながら思わず叫んでしまったけれど、油絵の塗り重ねのごとく、表面に見えている色の裏にある別の色が透けているような微妙な“光”感を感じることが出来るのは、今、ここにいる僕ら9人だけ。不遜な考えだけど、これを味わうことが出来るのは日の出とともに起き、あの急峻な田戸の階段を苦労してカヌーを運んだ者だけ...僕らはいわば“選ばれし者”なのである。


瀞峡を抜けると北山川は痛快に流れ始める

波を切って進むPATHFINDER

下瀞の静寂の世界を抜けると、荘厳ささえ感じさせていた北山川は、紀州の川独特の明るい流れへと豹変する。“動く歩道”のような流れる瀞場とヒャッホー!な痛快な瀬。ここ数回はシルトが混じって抹茶色なことが多かった北山川だけど、今日は透明度もあって快適なパドリングが楽しめる。
ヤケに早起きなお客を乗せた「民宿はるや」さんの和船とすれ違い、早瀬を2つばかり越えると右岸に下地・瀞の郷キャンプ場の芝生が見えてくる。ここで初めての休憩とし、カヌーを岸に着けKevipaさんがNHK BS2の番組で見た湧水を味わうために民宿はるやへと歩く。


絹のような水面を17ftMadRiverが切り裂いてゆく

かつての最大の難所・大瀬をゆくMama&Azu

はるやの前に滾々と湧き出る円やかで複雑なテイストの水を味わい、モクモクと囲炉裏から上がる煙に鮎の塩焼きの味を想像しながら、僕らは再び川に戻り、ダウンリバーを続ける。下地を出ると左岸の河原にクルマを乗り入れてオートキャンプを楽しむ人たち...木津呂のキャンプ場、僕が十数年前に若いオネエサンと2mの至近距離で連れウン●をした河原だ(笑)。


なんて言うのかな?肩の力が抜けて、ソロカヌーイングが特別なことではなくなった感じがするMasa

木津呂の大屈曲と言えば、かつて筏師たちが下瀞〜志古の区間で一番恐れた最大の難所・大瀬である。今ではジェット船の運航に支障がないよう、川床がインコース寄りに掘削されていることもあって波は多少高いものの危険はない瀬に変貌しているけど、GPS読みで19.6km/hとその流れは早く、左岸の高い河原に遮られて見通しの悪いこともあって、ジェット船運航中はかなり気を遣う場所である。カーブのエイペックスに向けストレートに進んでる途中に河原の陰からヌッとジェット船が姿を現した時の恐怖感ってのは経験した者にしか解らないだろうけど、山で熊に遭遇した時ってのはこんな風に凍りつくのかな?そんな瞬間なのである。でも今日はまだジェット船運航開始前ってことで、瀬の流芯を堂々と下る。瀬の途中で反転流を利用して右岸にカヌーを寄せ、次々と流れていくメンバーの楽しげな表情を写真に収める。


本日は晴天なり。そんでもって北山川は清流なり。

早瀬をゆくミエさん&Mama&Azu

あれは2歳の頃だったか?Azu初めての北山川でこの瀬の途中でジェット船に遭遇し、波の大きさとジェット船回避のために僕とMamaが怒号を交わしながら鬼の表情でカヌーを操ってる姿に驚き、思わず手にした命より大切なソフトクリームを川に落として号泣してしまったことを思い出していると、ちょうど僕の前をMama&Azuがタンデムを組んだPathfinderが水飛沫を上げて通過していく。『ヒヒィ〜ン、ウェップ、ウェップ』しゃくりあげながら瀞大橋まで泣き続けたあの日のAzu。満面の笑みを浮かべパドルを波頭にグサッと刺し入れ、背筋を使って大きく漕ぐ今日のAzu...10年という時はこんなにも人を変えるのか!驚きと感慨に浸る僕である。

 

1歳の時はここの波が怖くて泣いたっけ

 

木津呂の大瀬を越えると、北山川は大きく蛇行し、以前の台風でワイヤーが切れ熊野灘まで転覆することなく流れて下った“奇跡の川下り台船”のカーブへと差し掛かる。ここで下流方向からあの“地獄の黙示録のテーマ”のごとく独特の重低音が響いてくる...えっなんで!?ジェット船の始発は志古8:30。瀞大橋には8:50ということで、9時まではジェット船は来ないはずなんだけども、やはり今日はGWってことで始発が早まったようだ。左岸に寄って早めに対ジェット船体勢を取りジェット船の通過を待つ僕ら。


予定より30分以上早くジェット船の一番船が登場

休憩中の僕らの前ですれ違うジェット船

ファン!警笛一発で近づくジェット船。僕らの目の前を通過の際にファン!ファン!と短い警笛を鳴らす。僕はこの警笛が『サンキュッ!』に聞こえて小さくパドルを高く掲げて合図を送る。
大抵の場合、大きな乗り物に乗ると態度もそれに比例して大きくなるものだけど、ジェット船の運転士さんたちは実に気持ちの良い対応をしてくれる。釣り師といい、ジェット船といい、紀州の穏やかな空気のような人たちがこの自然を育んでいるんだなぁと実感する。


こんなに大きさが違うんだなぁって改めて驚く

スペアパドルを組合わせダブルブレードでおどけるMasa

しばらくはジェット船の往来が激しくなりそうな予感がして、半島のようになった右岸の河原にカヌーを寄せて二度目の休憩をとる。案の定、僕らの目の前で上りと下りのジェット船がすれ違い、船窓から手を振る観光客の皆さんに僕らも手を振って応える。僕なんかは観光客の皆様にとって僕らは北山川の風景の一部だから手を振らなくっちゃ!ってなちょっとした義務感もなくはないけど、愛想がウェットスーツ着て歩いてるようなAzuは観光客とのお手々フリフリコミュニケーションが楽しくて仕方ないみたい(笑)。

 


大人に混じっても体格的に違和感がなくなってきたMasa

しばらくジェット船をやり過ごした後、再びダウンリバーを続ける。前にこんもりとした半球形の山が見え、その左端を回り込むように早瀬を行くと、正面にゴールの瀞大橋が見えてくる。前方をゆくのはKevipaさんとMasa。僕の隣にはあずさん一家、振り返るとミエさんとMama&Azuの2艇のPathfinderが早瀬を下ってくるのが見える。いつもウェブ上で惚れ惚れしながら見てるKevipaさんたちと並んで漕いでる自分たちが夢のようでもある。


晴天無風の好条件にジェット船の大波さえも楽しい感じ

瀞大橋が見えてきた!

10:00ちょうど、ゴールの瀞大橋に到着。クルマへのアクセスが一番近い瀞流荘前の河原にカヌーを上げ、Masaと手分けしてカヌーをKevipaさんのキャンプサイトまで運ぶ。早くも川に入って水泳モードのAzuとなっちゃんを尻目に、Kevipaさん、あずさん、僕の“お父さんズ”は瀞流荘で田戸までのジェット船片道切符を買い求め、おしゃべりを楽しみながら瀞大橋上流に設けられたジェット船乗場へとそぞろ歩き。10分ほど遅れて到着した10:50発のジェット船で楽しかったダウンリバーを思い出しながら田戸へしばしの船旅だ。のんびりと3時間掛けて下った行程を15分ほどで遡るのは、なんて言うのかなぁ...うん、そう、まさに走馬灯(笑)。水面スレスレにリーンを繰り返しながら猛スピードで北山川を遡るジェット船。窓を開け放っていると時折顔に当たる水飛沫が実に心地良い。いいなぁ、ジェット船!ま、でも、途中ですれ違うカヌーイストやカヤッカーの姿を見て、早くも羨ましいって感じるほどだからカヌーの方が良いんだろうけどね(笑)


ここでもMasaがカヌーを運んでくれた。
こうして僕と見較べると大きくなったもんだなぁ。

上:残念ながら夢のような時間はここで終わり(ゴール)
下:Kevinたちと記念撮影(『ホントは犬の方が好きなの。』)

田戸に着いた僕らはもはや地獄でも何でもない階段を上がり、駐車場にデポしたそれぞれのクルマに乗って、こちらは間違いなく“地獄”の山坂道を瀞大橋に向け走る。はっきり言ってこの道幅を全幅2m超のダッちゃんで走るのはかなりの苦行。昨夜は深夜だったし対向車はゼロだったけど、今日はもう次々と上がって来るんだもん、もう大変。ここに来るからにはほとんどのクルマはそれなりに腕に自信がある人ばかりなんだけど、GWだけに時々いるんですなぁ、路肩まで1mも空けたままフリーズしちゃう人が(笑)。『今日はね、連休で工事が休工やから良いけど、いつもはここを10tダンプがバンバン走るんやよ。危ないから気を付けてね。』何でオレがアンタのクルマをバックさせないかんねん!と疑問を感じながら、メチャ美人の彼女を助手席に残したまま、僕に運転を託す彼からハンドルを預かり、離合ポイントまで名古屋ナンバーの青いマーチを後退させる僕である。『なぁ、おねえちゃん、おっちゃんがこのままサイナラ〜!って走り去ったら彼氏どんな顔するんやろねぇ。』ハンドバッグを握り締め、身構えるベッピンさん。冗談やがな、冗談(笑)。

そんなわけで、Kevipaさん&あずさんに遅れること15分、無事瀞大橋に到着した僕は、ほとんど夏のようなジリジリと照りつける太陽の下、カヌーと装備をダッちゃんに積込む。そんな作業の合間にKevipaさんやあずさんと楽しむ“カヌーな”会話がとても楽しくて、このままずっと話していたいけど、今日のところはここでお別れ。カヌーを積んだ3台のカヌーイストスペシャルなクルマを並べて記念写真に納まった後、ふた家族に見送られて北山川を後にする。

 


今日のメンバー全員で“Say cheese!”


Special Thanks to



瀞大橋から本宮へ車窓から眺める北山川

ダッちゃんとジェット船(竹筒)

北山川
CLICK

正直言って、このまま紀和町から熊野市に抜けてさっさと帰りたい(出来れば和具ノ浜にでも立ち寄って泳いだり、近所のSさん一家がキャンプしてるキャンプinn海山に表敬訪問したりしたかった!)ところだけど、本宮命!なMama&Masaに口を訊いてもらえなくなっても困るので、再び道幅ギリギリの山坂道を抜けて竹筒〜志古〜宮井大橋を通って本宮へと向かう。


レンゲが咲き乱れる大鳥居前

念願の大斎原にゴキゲンなMama&Masa

シャガの群生CLICK

中洲とは思えない広大な敷地

本宮の駐車場にクルマを停め、念願の本宮・大斎原を散策してシャガの群生を見たり可憐な野花の写真を撮ったり。想像してたよりもずっと明るい雰囲気の大斎原で1時間ほど過ごした後、お決まりの本宮詣をして駐車場に戻ったら、なんと、NESSY夫妻とバッタリ!大鳥居の前のガラス工房の喫茶店に入り、田んぼを渡る涼やかな春の風に吹かれながら、美味しいケーキセットを頂きつつまたまたおしゃべりを楽しんだ。


意外にも明るい雰囲気が熊野らしい

ムラサキサギゴケCLICK

カキドオシCLICK

本宮ヘ参拝

本宮でNESSYさんたちと別れたところで我が家のGW紀州キャラバンの予定は終了。熊野川をR42まで下り、驚くほど交通量の少ないR42を熊野灘沿いに北上(新宮の熊野川大橋さえも渋滞なし!)して我が家に辿り着いたのは21:00を少しまわっていた。『akiさんちはギュッと凝縮して遊ばれるから...。』とはミエさんの言葉。あ、いや、出来れば凝縮したくはないのですが、休みが少なくて子供の用事が多いものですから(笑)。

それにしても、今年のGWは天候にも恵まれ、ミエさんの言葉じゃないけど、 “凝縮した”GWだった。休日は実質たった3日間だったのに、日置川、九龍島、北山川と3日連続のパドリング。しかも夕食は知る人ぞ知る小料理屋で地物食べつくしが2日連続。その上、観光客モードでMamaやMasa念願の大斎原の散策も出来て、これ以上ないほどに“ギュッと凝縮”なのだ(笑)。ま、それもこれも今回の旅を陰に日向にコーディネイトしてくれたNESSY親分を始め、旅先でご一緒させてもらった皆様のおかげ。本当に心から感謝したいと思う。

有難うございました。>南紀な皆様

 

 

 

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