CHAPTER 16

 

 

8月3日 ガーデニング計画 今日昨日、一昨日と二日をかけてデッキの下の地面をモルタル仕上げ。最近の激しい夕立でデッキ床下に雨が入って土がレンガにあふれる事態は発生したためだ。それにデッキ下は10畳程度の面積で45cm程度の高さがあるのでうまく仕上げれば収納庫がわりに薪を保管しておけるかもしれないし、などと考えたのだが...。夕方からの作業ということでガーデンライトも届かない床下ではヘッドランプが頼りだし、結局砂250kgを全て手こねして四つん這いさえ出来ない床下を匍匐(ほふく)前進で進んでランマ-(突き固める機械)を扱い、モルタルを塗るというアクロバット的な作業を強いられ全身もれなく筋肉痛(笑)


day

night

それに比べて今日のレンガを敷きつめる作業は楽しい!馴染みの建材屋さんで購入したアンティークレンガは300丁。庭の通路部分に敷きつめるので水がしみ込むように砂目地法、つまりセメントを使わない方法を選んだ。まずは水準器でレベルを確認して水糸を張る。次に地面を15cm程度掘って、砕石を50mm入れランマ-でよく突き固める。その上に砂を30mm程度入れて水糸に合わせてレンガをゴムハンマーで押さえていく。水の流れを考えて通路の中央を若干盛り上げ気味にしながら、今回は玄関に合わせて「ランニングボンド」パタ-ン(レンガの並べ方のひとつ。他にもバスケットとかヘリボーンとかがあるけどランニングボンドが一番簡単で材料の無駄が少ない)でただひたすらに並べる。並べ終わったら、レンガの上に砂を捲き目地にまんべんなく砂を詰めてホウキではいた後、ジョウロで水をかけて完成。約2時間で全てを敷き終わった。明日は自然石に面した部分にカットしたレンガをはめ込んで、目地に何かグラウンドカバーになる植物を植える予定。だんだん庭らしくなってきたぞ!

 


 

8月16日 DIYの楽しみ(その弐) 先日山からトラックに一杯の薪を運んで来たのだが、既存の薪置き場は高さ2mにもなってこれ以上積むのは危険。そこで新たに薪小屋を作ることに決めて早速作業に取りかかった。今回はログハウスの敷地内、ガレージの脇に設けるということでログハウスとデザインや色調をコ-ディネイトしたい。そこでまたまたログハウスの余剰材のSPF材を使用した。幅4400mm、高さ1200mm。本体はガードラック白木色、屋根はダークグリーンとログハウスと同じ色に塗装して完成!薪はまだ玉切りしただけの状態で細かく割ると容積が増えるので早くガレージに屋根をかけて薪置き場を増設しなければ...。


夜のログハウス(結構ハデ!)

ガーデンパーティ(単なる焼肉)

夜は狭い庭にピクニックテーブルを持ち出して炭火焼肉BBQ。野宴会オフキャンプでお土産に買ったキャンドルランタンをあしらってそれなりにアウトドアな雰囲気(笑)ダイニングから数メートル食事の場所を移しただけでこんなにも美味しくなるんだから病み付きになりそう。

 


 

8月18日 マジックアックスの威力を見よ! 薪小屋が完成すると、またまた薪割りしたくなっちゃうのです(笑)義務だと考えると辛いけど、僕にとっては薪割りはレジャー。傍らに置いたビールを飲みながら汗だくになって全身運動する爽快感ったら他では絶対味わえない。その上「パァ~ン!」という快音を残し、薪がまっぷたつに割れて数メートルもぶっ飛んでいくのを見てるとストレスなんてどこかへ行っちゃう(あんまりストレスないんじゃないのってな声も...笑)特にマジックアックスを手に入れてからはますます気持ち良く割れてついつい薪割りにハマってしまう。あんまり長時間だと腰に良くないんだろうけど、ようやくこの超重いアックスの振り下ろし方もコツが分かってきて、それほど疲労を感じなくなってきたし...。ただ見てるだけでも気持ちがいいらしくて、Maakunも薪割りの音が聞こえるとどこからともなく戻ってきて「うぉー!」とか「すんげ~!」とか絶叫しながらニコニコ顔で見てるのだった。今日など、「ちょっとやってみたい。」というので試しにマジックアックスを持たせたけど、重すぎて持ち上げるのがやっと。お手伝いは飛び散った薪を集めて薪小屋に積み上げるぐらいだけれど手伝おうという気持ちが嬉しいのだ。


こちらはかなり乾燥してる。

1日1時間、2日で2tトラック一杯分の薪割り完了。

ここにきて、実際に火をつけたこともない「ペーパー薪スト-ブオーナー」(?)の僕にとって俄然心配になってきたのが薪の消費量。いったいどのくらい必要なんだろ?上に写真のある新設の薪小屋(高さ1.2m幅4.5m)と既存のぶん(高さ2.2m幅5m)の薪(クヌギ、ナラ、カシ等広葉樹のみ)を確保してあるんだけど、最低気温が氷点下にはならないこの場所で我が家の燃焼時間(午後4時から午後11時の7時間)で果たして1ヶ月もつのかのかそれとも2ヶ月なのか見当もつかないのです。知りたいなあ....。誰かご存知ないですか?まだ夏だというのに冬の心配してるのも変かな?

 


 

8月20日 ガレ-ジに屋根を! 昨日の夕方の雨で薪小屋の欠陥発見(笑)激しい雨では雨漏りするのだ。パイン材にペンキが塗ってあるだけでコーキングもなにもしてないんだから当然なんだけど。カラーベストかアスファルトシングル等の屋根材を張らないと駄目かなあ...。仕事帰りにたまたま前を通りかかった瓦屋さんで尋ねてみたところ「おうっ、自分でやるんかいな?わしは自分で何でもやる人好っきや。」と初対面の瓦屋の大将がご機嫌。アスファルトシングル20枚と防水紙、釘に接着用のコールタール?を「余りやさかい持って行き!」と気前よくクルマに積んでくれた。「ええんですか?」「ええよ、ええよ。材料余ったらもう一度持っておいで。」家に帰って包装を開けたらなんとダークグリーン!早速、瓦屋の親方に教えてもらったとおりに施工してみたところ、まるでプロの仕事(自画自賛)アスファルトシングルの施工って思いの他簡単なのに驚いた。


ガレージ完成予想図

屋根葺完了!ついでに薪割りもね。

カヌー倉庫は諸般の事情でだいぶ遅れそうなので自転車やとりあえずカヌーを置く場所を確保しなければ(その上、我が家のクルマたちは雨漏りするクルマばかりだし...涙)、ということで家族会議の結果、駐車場部分に屋根をかけることに決めた。もちろん材質は木。ベイマツあたりを柱に使って屋根材は寝室の採光も考えて透明ポリカーボネイト(予算次第で塩化ビニール)。幅3000mm奥行き9000mm高さ2500mm(2350mmまでのクルマが入る。この高さ、実は憧れのキャンピングトレーラーCasitaがぴったり入る高さなのです。何年後かは分からないけど絶対買うのだ。絶対!!)と結構大型なので基本骨格はプロの手を借りることにした。もちろん塗装などセルフビルドの楽しみも残して予算も下げてっと...。概算見積りでも50万円程度と予定よりかなり高額だけど、この大きさならアルミの既製品でももっと高いししょうがないかな。

 


 

8月27日 趣味は薪集めです。 一昨日から親知らずが痛み出した。頭が今にも爆発しそうなほどの痛みで一睡も出来ず、当然食事ものどを通らない。その上歯科は休診日ときてるから運が悪い。とりあえず仕事は行くんだけど、家に帰って来たらベッドに直行。ひたすらヒイヒイ言って我慢してるのだ。
そんな昨日の夜、森林組合のNさんから電話が。「今日、新しく伐採した木が入ったんだよ。クヌギとコナラだけど取りにおいで!」その瞬間、親知らずの痛みはきれいさっぱり無くなった。さすがに家族は呆れてものも言えないみたい(笑)今日は仕事が終わるのを待って、トラックに乗り換えた僕はチェーンソーとともに山へ。日暮れが早くなって山で作業できたのは、ほんの20分だけど、いかにも薪割りしやすそうな素直な薪が少しだけ手に入った。まだこの10倍近くあるので早めに取りに行って乾いて堅くなる前に割ってしまわなくっちゃ!

 


 

8月31日 初めて丸太を買った。春からため込んだ薪が結構な量になった。昨日は、先日薪をお願いしておいたチップ工場(パルプの原料)から電話。「クヌギを3mに玉切りしておいたから取りにいらっしゃい!」我が家にはありがたいことに薪コネクション(笑)とも言うべきコネがいろんな方面にできつつあり、たぶんそういう「善意の薪」でこれからも充分にやっていけるとは思うのだけれど、万一、今すぐ必要!ってな状況に陥った際には、やっぱりお金を出して買える所も確保しておく必要があると思ったわけだ。お出かけの際は、いつもキョロキョロ薪探しをしてしまう(わき見運転は危ない!)僕の目に止まったこのチップ工場。赤松などの輸入材の奥にクヌギやナラ、樫といった丸太を発見した僕は、いきなりアポなしで飛び込んで行って、僕と同い年の社長に事情を説明し、今回分けてもらえることになったという次第。

仕事を終えた僕はMaakunを連れて、いそいそ出かける。砂や砂利を買う時と同じようにトラックごと重量計に乗って空荷のトラックの重さを計った後は、原木置き場へ。見渡す限りの広葉樹の丸太の山、山、山。たぶん、3000坪以上もある広大な貯木場には樹種別に丸太が積み上げられている。「こういう貯木場があと3つあるんだよ!」若社長は胸を張る。Maakunはその量に呆然としてひとこと。「ここのPAPAは薪集めしなくていいだろうね...」
重機での積込みはほんの数分。「所詮は木だもん、満載したって1トンないだろ。」なんてバカにしてたけど荷台に8分目で1.44トン!(重量計測定値)さすがクヌギは重い。長さ3mが15本、一本あたり平均100kgってこと。工場の事務所で父子ともに昔懐かしいびんラムネをご馳走になりながら若社長と雑談したけれど、これだけ木を毎日見てると、薪ストーブなんて焚く気にはなれないらしい(笑)Maakunの言うように薪ストーブの楽しみの半分以上は薪集めなのであって、何万トンも所有する彼にはそれがないんだもんな...。


これでトラック8分目

今日は帰宅後この丸太を下ろして(こいつはダンプなのでガラガラっと一発で下ろせるのだ)玉切り。自宅なので電動チェーンソーしか使えなくてなかなか大変な作業だったけれど、なんとか1mに切り揃えることができた。明日からはこれを40cm程度に小切りして、チビチビと割って楽しむことにしよう。

 

薪ストーブのこと、薪集めや薪割りのこと、チェーンソーのことなど薪ストーブ関連の内容を別ページにまとめました。今後はこちらにて更新していく予定です。よかったらこちらもどうぞ!

1999.9.3 aki


 

 

 

   
 

 


 

 

 

Copyright 1998-2000 Akihikom.All right reserved 

paddler@mac.com