CHAPTER 17

 

 

9月2日 ガレージ工事始まる! この前から計画していたガレージの屋根をかける工事が始まった。今日は既設のコンクリートを切って柱を固定する基礎工事だ。カッターで切り目を入れたのでコンクリートはほどなく割れたものの、鉄筋のメッシュを切る作業は狭い空間での仕事だけになかなか大変。深さ50cmの穴にレベルを確認した後、塩ビパイプを立て特製(ハンドメイド!)の柱受け金具を差し込み、モルタルを流し込んで完成。何日か養生させたらついにベイマツの柱を組む作業が始まる。塗装は自分でやるので10尺の梯子を買わなくちゃ!


右側の太い薪が今回のクヌギ

先日買ったクヌギの丸太1.44トンはこの2日間で2/3ほど玉切りできた。でもさすがに電動チェーンソーでの玉切りは疲れるのだ。疲れた時は積み上げた薪の前でビールでも飲みながら成果を確かめて自己満足するに限る(笑)幅9m高さ2.2mの薪の壁は圧倒的な存在感で僕の疲れを癒してくれるのだ。今日はログハウスのガレージに屋根を取り付ける作業も始まったので、この薪がログハウスの周囲をぐるりと取り囲む日も近い。(これでもNさんに2ヶ月分ぐらいかな?なんて言われてガックリ...涙)

 


 

9月4日 最高の割り心地(笑) チップ工場で手に入れた薪は結局玉切りに3日間かかってしまった。ま、仕事終わっての1時間だから仕方ないんだけどね。今日は早速それをお待ちかねの薪割り。さて、いよいよ一本目...バコーン!いつもより何となく湿った感じの音が響いて40cm級の薪は見事にまっ二つ。いやぁ、割りやすい!伐採から2ヶ月程度のほとんど生木の状態だからか次々に割れて行く。横で見ていたMaakunも持ち上げるのが精一杯のマジックアックスは無理にしても、軽い斧でやってみると...素直で細いものながらしっかり半分に!「うわぁ割れちゃったよ。」嬉しそうなMaakun。「PAPAってさあ、まえに薪割りができるようになったら一人前だっていってたよねぇ。」「う、うん...」小一時間で約500kg(買った薪の1/3)の薪割り完了。伐採から時間を置かずに薪割りすることの大切さを痛感したのだった。


Photo by Maakun

 


 

9月6日 薪割り完了 玉切りしたまま放っておいた分を全て割って積み上げた。これまでの分に加えてまた新たな薪の壁が...。幅5m高さ2m。それにしてもチップ工場で手に入れた薪は素直で効率良く割れるのにびっくりなのだ。電動チェーンソーの切れ味が落ちてきたので目立てにチャレンジ。これまでは何となく恐くて(素人が下手に手を出すと、余計に切れ味が鈍る!なんて脅かされてた...笑)近所の目立て屋さんに出してたのだけれど...。チェーンソーのバーを特製の台に固定してヤスリを指定の角度通り一方通行で擦ってゆく...な〜んだ簡単じゃないの!ホームセンターに行くと各種目立てツール(電動のものまで!)が並んでて、それがまた複雑な構造なので、それを見ただけで「目立てって難しいんだ!」などと勝手に思ってたけれどやってみると意外と簡単。


第3の薪の壁(1.44t)

ただ、僕は普段からナイフや鎌、包丁などを暇さえあれば研いでるので「研ぐ」ことに慣れてたからかもしれないけどね。でも、実際に切れ味を試すまでは何となく不安なのは事実。恐る恐るスイッチを入れて丸太にバーを当ててみると...「うわっはっはっは!食い込みバツグン!」などとひとりで叫んでしまう程の効果が!これまで右手を支点にして左手に力を込めないと歯が入らなかったのに、目立て後はひとりでに食い込んで行くんだもんね。嬉しくなって会社の倉庫の隅で眠ってた旧型電気チェ−ンソ−も徹底的にメンテ&目立てしてみたら、見事復活。これでチェーンソー3台所有となってジェイソンaki状態...笑(映画「13日の金曜日」のね...)

 

 


 

 

9月8日 ガレージ骨組み完成! 朝から真夏のような太陽が照りつける晴天!8時頃に職人さんたち(普段から仕事関係でおつきあいのある方々だ。)がやって来る。プレカットされた木材をトラックから下ろし、早速ガレージの組込みが始まった。ホントはずっと見ていたいけれど、僕は仕事なのであとはMamaにお任せなのだ。「宜しくお願いしま〜す。」

でも、やっぱり気になる工事の進み具合(笑)今日は昼食を無理矢理自宅でとることにして、いそいそと帰宅。おおっ、だいぶできてるじゃないか!そしてまた仕事に...。
夕方、帰宅してみると屋根材を除いて全てが完成してるのだ。なんだかオシャレなパーゴラのような感じ...。「このまま屋根張らずに葡萄とか這わせようかしら...」Mamaもご機嫌(笑)
Mamaによると「塗装が済んだらまた連絡して下さい。」とのこと。そうなんだ、自分で塗装するんだった。...というのも見積りの際に「なるべくカッコ良く、そしてなるべく安く!」を強調したために塗装はカットされてしまった。「大将、あんた器用やから塗装ぐらい自分でやるよな?」などと言われたら「ええ、勿論!」なんて答えてしまった次第。

来るべきログハウスの塗り替えの練習のつもりで、やってみるか!帰宅して早々に作業服に着替えて屋根の骨組みの上へ。カヌーを載っけたままのディスカバリ−が出入りできるように高さを最大限取ったので、かなりの高さ。足元が悪い上に高所恐怖症の僕は足がガクガク。下から見上げてるMamaや子供達に震えてるのを見られると父親の沽券にかかわるので止めようとすればするほどガックンガックン震える足(笑)気を取り直してプロ用の16リッタ−缶を小分けしたペイントバケツと刷毛を両手に持ってどんどん塗ってゆく。細かい部分は刷毛塗りして広い部分はローラー刷毛やコテを使うのでなかなか効率が良い。このガードラック白木色は塗料のノリが良くスイスイ塗れるので、日没までの1時間程でとりあえず天板部分のみ塗装完了。

ホッとしたのもつかの間、目の前で「にゃお〜ん」の声。うっ、やばい!案の上Chichoが器用に柱の上を歩いて近付いて来る。じっと僕の目を見つめて一言(...言ったような気がした)「おっ、高いところ恐いくせに頑張ってるにゃあ!これまで1階からしか家に入れなかったけど、良いもの作ってくれたから2階にも上がれるようになって嬉しいにゃん!」ひらりと身をかわして2階の屋根に飛び移り、ドーマーの窓から家の中に入ってしまった。2階の屋根には点々と白木色の足跡が...(涙)
明日は側面や柱の塗装に取りかかり、後日2度塗りを施す予定だ。

 

 


 

9月10日 ガレージ塗装完了! ガレージの屋根貼りは僕の塗装が終わってからって約束なので、あんまり急ぐ必要もない。慣れない高所作業、落下でもしたら大変だし...などとのんびり構えてビール飲みながらTVの天気予報をみてびっくり!雨!?ログ組みの時に何度も雨にたたられて木が雨を含んで変色するのを見ながら、なんとも不愉快なもどかしさを感じてたことを思い出した僕は、急きょ雨が降り出す前に完成すべく深夜の塗装作業に取りかかった。ヘッドランプ取りつけたヘルメットをかぶり屋根に上がる僕の姿はさながら探検隊員。道路を歩く通行人の会話が一瞬止まるほどの異様な光景だったようだ(笑)深夜11時、とりあえず一度塗り完了。翌朝6時、再び屋根に登って2度塗りを開始。出勤のタイムリミット8時半まででほぼ半分、帰宅後残りを塗って全ての作業を終了した。「よ〜し終わったぞ!」そう言って煙草に火を着けた瞬間、大粒の雨が頬を叩いた。

 


 

9月14日 ガレージに屋根がついた ガレージの屋根張りが始まった。屋根材は乳白色の半透明ビニールトタン。予算的にポリカーボネイトは高くつくということと明るさを確保しながらも紫外線を多少防ぐ効果を期待しての選択だ。設計段階から10尺モノをそのまま使うようになってるので工事はスムーズ。午前中に全てを張り終えた。午後からトユと水切金具の取りつけの予定だったけれど、あいにくの雷雨で順延。
幅3m奥行9m、17畳の大きな屋根はガレージとしてはもちろん、薪割りや木工作業の場所として多目的に使えるに違いない。(向かって左側の薪小屋のならびにはかなりの薪を積むことができそうだし)カヌー倉庫&サンルームが出来上がるまでは、3mの高さを生かして、ここに2艇のカヌーを吊るすと便利かもしれないなどと思い立ち、早速滑車とロープを使った「簡易カヌークレーン」(笑)の設計を始めることになった。天井からカヌーがスルスルと下りて来てクルマのルーフに合体なんて、まるで「サンダーバード2号」みたいだな(笑)

 


 

9月19日 薪置き場を増設 ガレージのトユがついて完成したのを機にガレージに薪置き場を増設することにした。現在3ケ所の薪置き場を確保しているけれど、もうすでにどこも一杯!新しい置き場が必要なのだ。柱の間隔は2.7mなので、それに合わせてログハウスの余剰材の2×4SPF材を使って幅2.7m高さ1.2mの棚を3つ作った(合計幅8.1m)。難しかったのはガレージの地面が奥から手前に向かってかなり傾斜してるので、水平を出さなければならなかった点。ちょっと大袈裟だけど、PENTAXの全自動水準器で一応測量してレベルを確認後組み立てを行なった。ガレージの屋根の下なのでめったに雨が当たることはないのだけれど、横なぐりの雨に備えて簡易の屋根も取りつけ、一応プラスティック製のトユも買ってきてとりつけたので雨対策は完全なのだ。


左が薪置き場、中央には薪が散らばっている


屋根部分

本体が完成した後は、生木を置くという木製品にとっては最悪の条件のため塗装を念入りに。木の部分はいつものようにガードラック白木色を二度塗りして仕上げた。完成してみるとガレージがシステマティックな感じになって、しかも隣家の味気ないコンクリートのよう壁が隠れて良い感じ。
薪置き場が出来上がったところで、ログハウスの余剰材のなかで変色したりキズがついたりしたものを焚き付け用の薪にすべく薪割り。(コンクリートの床に桁を置いて、その上紫外線防止のシートをかけて保管しているとはいえ、すでにかなりの材木が変色したりカビが生えたりして建築には使用不可となってきている。)パインやスプルースは低温で燃やしたり不完全燃焼させるとタールが出やすいので無塗装で薬品を含んでなさそうなものを選んで鉈で直径3cm以下に細かく割った。普段割ってる広葉樹とは違って、まるで力の必要ない薪割りはなんだか拍子抜け(...だけど楽しい)。ついつい夢中になって7時間以上も連続してやってしまい、家族のヒンシュクを買ってしまった(笑)

 

 


 

9月20日 新薪置き場に薪を搬入 置き場を造ると中身を入れたくなるのが人情。とりあえず雨の当たる場所に置かれた薪を一輪車を使って運び込む。しかしログハウスに隣接した場所ともなれば、ついつい「選りすぐり」の形の良い薪を並べてしまうのだった(笑)。別棟の薪置き場は高さ制限がないので2.5mもの高さまで積み上げられているけど、この新しい置き場は隣家への遠慮もあって1.2mどまり。見る間に一杯になってしまい、かなりがっかりである。
今日は行きつけのホームセンターでSaw Buddyなる商品を発見。簡単にいうとチェーンソーで丸太を玉切りする際の台なのだ。こんなもん、自分で作ればいいさ!なんて思ってたけど、説明書を見ていっぺんに気に入った。

こいつの優れたところは、×状の脚の耐荷重800lbs!しかも丸太を載せる部分には滑止めの溝が掘込まれていて、万一チェーンソーのバーが触れてもチップを傷めない材質らしい。また、クロスバーが2×4材なので好みの長さに自作できるのだ。つまり長い丸太の時はクロスバーを長く、薪の長さに切る時は短くすることができるし、スクリューを緩めれてクロスバーを外せば簡単に分解して折畳める!しかもチェーンソーでクロスバーを痛めてしまったら即、交換すればいいし...。アメリカ・DURA-BULL社製¥3500

 


 

 

   

 

 


 

 

 

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