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10月12日 癒しの森トレッキング(長野県・赤沢自然休養林)

   

フーフで野遊び...#20
 

10月に入ってホンマに色々なことがあった。嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、辛いこと...普通なら一年掛けて味わうような感情の起伏がたった10日間にドッとやってきた感じで、僕の心は10日間続くジェットコースターに乗り終えた時のように疲れ果ててしまった。相棒のともちゃんも同じで、彼女の場合はお肌にその影響が出始めたようで(苦笑)、こんな時は自然の中に入って癒されるのが一番効果的!


森林鉄道ボールドウィン号と

美しい紅葉と花

で、今日は森林浴に出掛けようってことで、早起きしてお気に入りの“優しい”森に向かう。
朝5時に奥伊勢湖でのボートの練習に向かうMasaを見送り、今日は友達と地元のお祭りに行く約束をしてるAzuを残し、僕ら夫婦はOUTBACKで6:30過ぎに家を出て、伊勢道から名古屋市内を通過して中央道へ。恵那山トンネル手前の中津川ICからR19で木曽谷を北上、上松を左折した先にあるのは...赤沢自然休養林。ここは我が国の森林浴発祥の地なのである。“森林セラピー”なる耳慣れない言葉、まだまだ研究途上の学問でその確たる証拠は得られてないんだけど、僕はその効果の存在は間違いないと思っている(断言!)。

心や身体が疲れた時は自然の中へ!...我が家の「家訓其の壱」なのだ(笑)


紅葉の中を進む森林鉄道

トロッコ列車に乗り込む

9:10、赤沢自然休養林に到着。信州でのキャンプの道すがらここに立ち寄ることになったShibukoz家と合流。10:00の森林鉄道に乗って丸山渡停車場までの1kmあまりのトロッコ列車の旅を楽しむ。トロッコの客車からは色付き始めた少女のようなロリコン紅葉に縁取られた美しい渓流の眺めを楽しむことが出来る。


おっさんズ

支線の客車前

10分ほどの乗車でトロッコは丸山渡に到着。僕らはここで列車を降り、道川沿いの支線に沿って冷沢(つめたざわ)コースと呼ばれる短いハイキングコースを歩く。線路に停まった古い客車で遊んだりしながら本谷橋を渡り、冷沢という名とは逆に日当りの良い緩やかなヒノキ林をのんびりと進む。


真っ白な葉っぱと僕ら

おば...失礼!おねえさんズ

冷沢峠を経て740mほどでサワラの大樹が聳える椹窪という窪地に到着し、ひと休みする。ここは去年Azuを抱っこしてGR-Dの鏡胴を壊した苦い思い出の場所だ(涙)。ここから駒鳥コースに入って150mほどにあるヒノキの大木を見学して折り返し、赤沢自然休養林で一番樹種が多いと言われる上赤沢コースへと進む。


始まったばかりの紅葉と散り際の花(?)

「カンチョ〜!」ア、アナタ、下品過ぎ!

道すがら出会って立ち話をしたパークレンジャーさんらしき男性(ゴミを拾いながら巡回されていた)のお話によれば、このコースは樹種が豊富ということで餌となる木の実がふんだんにあることから“クマさんに〜出会ぁった♪”体験が一番多いエリア。ポケットのマスタードスプレーの安全ロックを外し、コースの随所にあるトロッコのレールで出来た鐘をカ〜ン♪と鳴らしてクマさんにご挨拶しながら進む。


ク、クマとの出会いっすか!?

御嶽山の眺望が素晴らしい

朴葉でお面を作ったり、ドングリを拾ったり、キノコや苔を観察したり...豊かな森を満喫しながら緩やかな上り坂を350mでほうのき峠に到着、御嶽山の眺望が素晴らしい赤沢台に少しだけ寄り道して(パークレンジャーさんによれば今日は御嶽山は雲の中ってことだったけど、しっかりその雄姿を見ることができました)駐車場まで740mの下り道を進む。


花のように輝く朴の木

黄色い森へ!

 


小さい秋〜デッカイaki〜みつけた!

下り道では峠までにはほとんど見られなかった紅葉が進み、空気までもが黄色く染まっている。上赤沢のスリットダムの周辺はカエデの真っ赤な紅葉が見事で、記念写真を撮影し、駐車場へと戻った僕らだった。(歩行距離2750m)

キャンプ場へ向かうShibukoz家とここでお別れし、僕ら夫婦はせせらぎの里赤沢という物産店で木曽ヒノキの木工品を物色し、木の根道が続く向山コースへ進み、中立沢上流の平沢橋辺りでランチにして、沢水をMSRで濾して“渓流コーヒー”を...なんて思ってたのは僕だけで、ともちゃんはこのコースは次回オオヤマレンゲの花期に残しておいて、今日は木曽市のレストランで美味しいランチタイムを楽しむ予定だった模様(苦笑)。


落ち葉を踏み締めるカサカサという音だけが響く

色彩豊かな秋の森

意見が対立した時はレディファースト...じゃなく“オバはんファースト”な我が家のハイキングはここで終了。ザックを下ろしトレッキングシューズを履き替え、OUTBACKを走らせて木曽市・福島宿へと向かう。

今日のランチポイントは「和庵 肥田亭」(なごみあんひだてい)。


和庵 肥田亭にて

木曽福島宿

去年行ったビストロ松島亭の隣に建つ築100年の肥田家を和風カフェにリニューアルした和風料理店だ。2人っきりなのでちょっと贅沢を!と信州牛ステーキ膳を覚悟し意気込んで入ったけど、残念ながら(有り難いことに?)こちらは品切れだったので、木曽義仲の名を戴いた「義仲御膳」を注文。さっき赤沢に生えていたキノコや山菜など地元食材を使った京風お弁当で、初めて食べる食材も多く、とても上品なお味に大満足。あえてデザートは食べずに帰り際に中津川で名物&旬のスイーツ「栗きんとん」をどっさり買い込んで、帰宅の途に着く。

三連休ってことで交通量は多めだけど、渋滞に巻き込まれることもなく(*往路の中央道は松川〜駒ヶ根の火災で通行止、復路はお隣の東海北陸道が事故で通行止、という状況で幸運でした)、18:00少し前に無事帰宅することが出来た。

 

 

October.2008 MENU

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