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7月9日 電車でGo!ハイキング(京都市・鞍馬〜貴船 8.1km)

   


鞍馬と言えば、この木の根道

 

 
フーフで野遊び...#13

今日も雨。何だか水曜日ってすっきり晴れないんだよなぁ...(涙)レインウェアを着て登校して行った子供たちを見送った僕らは、今日も“フーフで野遊び”の行き先を検索する。本当は志賀高原で満開のワタスゲを観るハイキングに行きたかったけど、今からじゃちょっと時間が遅すぎだし、この雨と気温じゃ南紀でシュノーケリングも厳しいし(南ほどお天気も悪いし)、う〜ん困った。

こういう時はアメダスの画像を見るに限る!ってことでケータイで近畿の降雨状況と天気予報を見ると、琵琶湖より西はなかなかお天気が良さそう。よ〜し、今日は京都に行こ!

そうと決まったら善は急げ。OUTBACKにトレッキングシューズとデイパックを積んで9:00を少し過ぎた頃に出発だ。

新名神高速道路の開通にともなって、ぐっと近くなった京都。我が家から京都東ICまではものの1時間足らず(実際の所要時間はヤバくてここには書けません...笑)。山科から蹴上を経由して北白川を北上、今出川で左折して賀茂川と高野川の合流するエッチなトライアングルにある出町柳の地下市営駐車場に10:00過ぎに到着。


出町今出川上ル「ふたば」で豆餅をゲット

叡電に乗って...

ここで靴を履き替え、ザックを背負って、地上へ。その出口の正面にあるのが有名な和菓子屋さん「出町ふたば」。和菓子なんて興味がなかった僕ですら20年以上前から大ファンの餅屋さんで、ここの名物は何と言っても、豆餅。もうねぇ、言葉には出来ない美味しさで、最近では行列も出来るらしいけど、今朝はまだお客さんは数人。『帰りには絶対売り切れてるから、今すぐ買うのよ!』ともちゃん、信号も見ずに出町通を激走クロッシング(“Tomoko X-ing”の看板立てないと...苦笑)で、10個ゲットしザックの一番上に収める。


僕らの乗ったイノシシ電車

鞍馬駅前の天狗

そのまま賀茂川と高野川を渡って、叡山電鉄・出町柳駅へ。餅なんか買ってたせいで10:40発が目の前で発車。しょうがないので次の11:00を待つ。懐かしいなぁ〜この電車に乗るのは何年ぶりだろ?建て込んだ家々の軒先をかすめて各駅停車の叡電はガタゴトと走る。

車内での僕らの話題は専ら沿線の定食屋。ロシナンテは今もあるのかなぁ?りとるれあたはなくなっちゃったんだよなぁ...あ、マックさんの家はこの辺だ...僕らの青春時代の風景を走馬灯のように...と言うか自分が動いているんだけど(笑)。
岩倉を過ぎ、二軒茶屋を過ぎると、車窓の風景は一変し、可愛らしい小さな電車は緑のトンネルを抜けていく。
30分ほどの小さな列車旅...叡電は終着駅の鞍馬に到着する。

そうそう、書き忘れてたけど、今日は鞍馬〜貴船ハイキング。僕は何度も、ともちゃんとは22年前に歩いた懐かしいお山なのである。


仁王門と狛犬...じゃなく狛ライオン

小さな駅舎を出ると土産物屋が数軒、昔のままの風情だ。軒先に吊るされた天狗のお面。その中で妙に僕に“買ってくれぇ〜♪”とアピールしてくる烏天狗のお面があったので、Masaへのお土産と称して買うことにする。ザックに入れて潰すとイヤなので、ともちゃんにかぶって歩くことを勧めるけど、すかさず拒否されたので、ザックにカラビナで取り付けて歩く。


鞍馬寺の寺標前で烏天狗のお面で戯ける

ひたすら階段が続く

駅から数分で鞍馬寺の仁王門。ここから緑の中のハイキング開始だ。魔王の碑、火祭りの由岐神社、川上地蔵尊などなどにお参りしながら九十九折れの参道を進み、金堂へ(鞍馬駅から1258m標高差160m)。はっきり言って、ここまでの全然記憶がなかったけど、さすがに金堂の中に入ると二十数年前の記憶が蘇る。う〜ん、隣にいる女子大生はプリプリお肌だったよなぁ〜なんて思い出に浸っていると、ともちゃんの視線は僕の頭に。『フサフサだったのにねぇ〜。』う〜ん..


烏天狗とともに...

鞍馬山の美しい森

金堂にて

木漏れ日が美しい参道

金堂から先は聖域。観光客のほとんどはここまでなので、この先の山道に人影はほとんどない。牛若丸息つぎの水で喉を潤し、義経公背比石(距離1662m/標高差235m)などを眺めつつ、僧正ヶ谷不動堂へと進む。ここからがこのルートのハイライトの木の根道で、やはりさすがは本家本元、美しいカーブを描く木の根が地面をのた打ち回るように伸びる様は壮観だ。


牛若丸がステップの練習(笑)をした木の根道

木の根道を下り切ると、そこは奥の院・魔王殿(距離2122m/標高差185m)。金星人だかどこだかの宇宙人が降臨する場所とか一部で言われていて、最近流行りの“パワースポット”なんだそうだ(何と鞍馬山のオフィシャルパンフレットにもそう書いてある!...驚)。特に霊感の強くない僕だけど、確かにそれまで汗だくだったのに、ここだけは寒気がしたから何かあるのかも...とか言いながら魔王殿前のベンチに腰掛けてここでランチにする。


本日一番お気に入りの木

魔王殿/木漏れ日に輝く烏天狗


魔王殿からは終始下りで600mほどで貴船に到着。貴船神社でお参りを済ませ、本殿前に飾られた七夕飾りに願い事を書いた短冊を結んで、家内安全、海上安全を祈り(ここは基本的に雨乞いの神様だけど、民衆の間では玉依姫が黄船なるフネに乗って浪速から淀川、鴨川と遡上して上陸したことが起源なので、海上安全や縁結びの信仰が厚い)、貴船川沿いの有名な川床を眺めながら上流にある貴船神社奥の宮を目指す。


:貴船神社参道

魔王殿からは終始下り/川床


貴船神社の七夕飾り

縁結びの社として名高い結社、一本の根から二本の立派な幹が伸びる樹齢1000年の相生の杉、思ひ川など、どうも中年夫婦には縁のない名所が続くけど、貴船エリアマップを良く読むと...『男女の仲を守る神、または悪縁を良縁に転ずる神として広く信仰されてきた』とある。悪縁を良縁に??ワハハハ、オレたちにぴったりじゃん!


貴船神社境内の立派な桂の木

有名な川床料理店の立ち並ぶ貴船川沿いを上流へ

20分ほど趣のある参道を歩き続けると、正面に朱塗りの貴船神社奥の宮の門が見えてくる。どうしても来たかった奥の宮。その理由はこの奥の宮の境内に玉依姫の黄船を小石で覆い隠したと伝えられる御船形石なる石積みがあり、その欠片を航海するときに持参すると海上安全が約束される...らしいのだ(これもオフィシャルパンフレットに記載されている)つまり、持って帰ってもイイってことなわけなので、御船形石の周りをグルグル回って欠片を探す。さすがに持ち帰ることが出来るような欠片は少ないけれど、何とか数個見つけることが出来てホッと一安心。これは僕の周りのFeathercraft乗りの皆様へのお土産なのである。


趣のある参道を歩き続ける

相生の杉

海上安全とMasaの漕艇部での安全を祈り、目的を果たした僕らはそのまま貴船川に沿って下り、貴船口駅から叡電に乗って出町柳へと戻る。今日はスタートからゴールまでほぼ遊歩道の道でたったの8kmと“なんちゃって”ばかりの我が家の野遊びでも、ダントツに一番の“なんちゃって”(笑)。でも何故か妙に疲れて叡電のベンチシートでスヤスヤ...電車で寝るのって気持ちいい!

阿闍梨餅を買おうと、京大近くの和菓子屋さんに立ち寄ったけど、残念ながら水曜定休だったので、そのまま帰宅の途につく。丸太町の交差点で16:00なのに、我が家の最寄りのICでまだ通勤割引が効かないという驚きの早さ!これからは16:30ぐらいまで京都で遊んで来ないといけないな...これが今日の教訓(爆笑)


御船形石

貴船口駅から叡電に乗って出町柳へ

July.2008 MENU

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