FLAME LAYOUT

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

6月15日 雨の日曜日といえば...(和具&魚飛シュノーケリング)

   


整列したテナガエビたち

 

休みの日もテナガエビ、休みじゃなくてもテナガエビ、晴れてもテナガエビ、雨が降ってもテナガエビ...紀伊半島の川の水が温むGW以降、ともちゃんの頭の中はテナガエビのことで一杯。しかも裁縫が宇宙一苦手を自認してるくせに、釣り糸を使ってエビたも3本全て修理しちゃったし(笑)

『あなたの一番好きなアウトドアは?』って尋ねられたら、彼女は迷わず答えるだろう。『ワタシの好きなアウトドアは、テナガエビ漁です。』(笑)

しかも、それは彼女だけでははく、最近彼女にそっくりになってきたAzuも同じ。ま、彼女の場合はテナガエビだけじゃなく、ドンコちゃんを捕まえるのも大好きなんだけど。

そんなわけで、今日は2週間ぶりの週末の休日。Masaも同行した去年までなら、僕の意見が採用されることが多かったけど、野遊びメンバーが3人になった今は女性陣の意見が通ることが多く...昨夜チェックした天気予報は晴れ!気温は少し低めだけど、『天気も最高みたいだし、和具と魚飛よぉ〜!』ということに。


豪雨の和具ノ浜

“ミッション・ワグ”始め!ラジャ−!

そして迎えた今日の朝。ん?曇ってるじゃん。天気予報をチェックしてみると、熊野地方は何と雨マーク(気象庁、節操がなさ過ぎ...苦笑)。すると。すかさずともちゃんが...『雨よぉ〜!テナガエビちゃんが岩の陰から出てきて最高のコンディションねぇ〜!』な〜んだ、晴れでも雨でも魚飛なんじゃないか!

今にも泣き出しそうな空模様の中、8:00スタート(ともちゃんの調査した干潮の時刻に合わせての出発である)。雨中の着替えを考えて、今日はダッちゃんで出動である。3人だとガランと不必要に広いダッちゃんの車内...Masaが居ないとちょっと寂しいけど、Azuだけだと後方で喧嘩が始まることもなく、極めて平和な紀州路ドライブだ。ひとり娘のお父さんってこんなに静かな中で運転出来るんだぁ...そんなことで妙に納得(笑)

9:30和具ノ浜到着。
今日はShibukoz家も一緒だ。窓の外は...ドババババ!と轟音が轟く尾鷲降りの豪雨。昨夜からキャンプだろうか?ポールを抜くのもそこそこにテントを引きずって逃げるように撤収している家族を尻目に、僕らはいつもの黒づくめの“異様な風体”に着替えて満面の笑みを浮かべて波打ち際へと駆け出して行く。


何だかスゴイ状況で海に入って行くのね(笑)

『ヒャッホ〜!』『ワハハハ〜!海だ!海だぁ!』堤防の上の人々から、まるで異星人かドザエモンでも見るような冷たい視線を感じるけど、そんなの気にしない気にしない!楽しいんだから!

6月の和具はまだ色とりどりの熱帯魚(回遊死滅魚)の姿はなく、地味ぃ〜な“地物”ばかり。ま、それでも釣り師以外ビーチで海に入ってるのは僕らだけなので魚たちは手を伸ばせば身体に触れるのを許してくれるほどにフレンドリー。ニシキベラ、キュウセンの少年少女たちはそれなりにカワイイし、超キュートなキタマクラやクサフグの赤ちゃん、鳥居の沖まで泳いで出るとオヤビッチャなんかの姿もあって、これはこれで楽しいシュノーケリングである。


派手な魚は見当たらず。でも足の届かない場所でも
泳げるという証拠写真は撮れました(笑)

上:水面を叩く雨
下:沖に向けて泳ぎ出すカナヅチ

和具の魚たち

『ウギャァ〜!』という悲鳴を聞きつけて潜堤の内側まで慌てて戻ると、Azuが水中にエビたもを突っ込んだままフリーズ中。砂浜を大急ぎで走っているともちゃん...な、なにが起きた??話を聞くと、シュノーケリング中にタコを発見したAzuが岩の窪みに追い込んだのだという。2度も墨を噴射されたのにもメゲずに(笑)。
結局このタコは逃してしまったけれど、相変わらず魚影の濃い海水浴場なのである。


キタマクラの赤ちゃん

彼女らの後方にあるのは!?


ニシキベラが唯一の派手系かなぁ...


エビたもで追い込んで...

タコを追い詰めた女性陣

昼前までずっと波間に浮かんでお魚観察を楽しんだ僕らは、雨が小降りになった瞬間を逃さず、駐車場の芝生でランチタイム。今日のメニューは...チキンラーメン(笑)

『だってぇ、卵の凹みを試してみたかったんだも〜ん。』by Azu。
ランチの間に潮が満ちてきて、ビーチ内の海もうねりが入ってきたので、和具ノ浜は午前中で終了。シートに防水カバーを掛けたダッちゃんに黒装束のまま乗り込んで、“ウェットスーツの潮抜き”のために魚飛渓へと向かう。


チキンラーメン卵のせ

7人揃うとさらに異様度がアップ(笑)



 


相変わらず美しい魚飛渓

魚飛渓は...和具ノ浜の2倍の雨量(苦笑)。でも誰ひとりヤメようと言い出す“常識ある”人はおらず(笑)、前も見えないような大降りの中、当たり前のように粛々と準備。最小限の道具を持って一枚岩を見下ろしたら、もうAzuが淵に浮かんでた(爆笑)


エビたもを手に鼻息の荒い母たち

並んでテナガエビを探す母娘

水温はたぶん15℃ないぐらいの冷たい渓流。しかも大雨という状況も、我が家の女性陣には“テナガエビが呑気に川底を歩いてるグッドコンディション”にしか思えないようで、ともちゃんも何のためらいもなくザブンッ!直後、娘漁師が極デカのテナガエビをゲット。ワハハハ5分じゃん!その後も次々と手のひらサイズ以上のテナガエビを捕らえるAzu、そしてどうも調子が上がらない母漁師(笑)は一枚岩周辺を諦め、上流へと漁場を移しながら進んで行く。


淵に潜ると結構魚影は濃い

浮いたままで水中を走れるのはAzuだけ


雨の日でもさすがの透明度

基本的に“見てるだけぇ〜”の僕もエビたもが一本余ってたので、たもを手に川へ。
おっ、見っけ!すぐにテナガエビをゲット。続いて岩陰から覘くモクズガニのハサミを発見し、手づかみで小学生サイズをゲット。ワハハハ...コレって入れ食いってやつ?ま、漁はこの辺にして淵を泳ぎ回って水中観察していると、川底にジャイアントサイズのモクズガニが4〜5匹。必死で川底まで潜って指でツンツンしてもさほど逃げない。コイツらはバカなのか、それとも危険な目に遭ったことがないんだろうか?


ゲッ、見つかった!

テナガエビのAzu

すでに落武者。

モクズガニのともちゃん

パーマークがくっきりの赤ちゃんアマゴは、まるで僕の存在を無視するかのように、僕とカメラの間をすり抜けていく。『おじさん、ボクのことイジメたりしないよね!』赤ちゃんアマゴの目はそう語っていた(笑)
僕がそんなことして遊んでいる間にもAzuは次々と巨大テナガエビを捕らえ続ける。母親は1時間以上行方不明(笑)。


川底から見上げると水面に映る
川底の岩の黄色が美しい

上:2時間以上このままの状態(苦笑)
下:巨大テナガエビ発見!

こうして一度も休みことなく2時間ほど渓流に入ってテナガエビ漁を楽しんだ僕ら。Shibukoz家のかよちゃんの持ってきてくれたベイクドケーキでカロリー補給した後、これまでに捕まえた20尾もの特大テナガエビ&モクズガ二をみんなでリリースし、今日のテナガエビ漁...じゃなかった、川遊びを終えた。

もちろん、女性陣はムラサキクチビル。それもかなり鮮やかなムラサキ色...それでもヤメられないんだよなぁ。


母と娘であることを忘れ、漁師としてライバル関係にあるふたり

再び激しく降り出した雨。でも全身ズブ濡れでムラサキクチビルの川遊びは雨なんてノープロブレム。生温い雨をシャワーのように浴びながら着替えを済ませ、阿曽温泉で冷えきった身体を温め、17:30に無事帰宅することが出来た。


岩の穴の中にカメラを入れて撮影すると、
こういうのが写ったりするのだ(笑)

淵を縦横無尽に泳ぎ回るAzu
水たまりに放したテナガエビたち

美しい淵を泳ぎ回る

ムラサキクチビルの母と娘

家に戻ると、嬉しいニュース。Masaが今日正式にインターハイのクォドのクルーに選ばれた!Shibukozさんにも祝福してもらってMasaもメチャ嬉しそう。
『ヨカッタなぁ〜!でも今日の魚飛のテナガエビはこ〜んなにデカかったぞ!』
手を目一杯広げてMasaに自慢するShibukozさん(そ、そんなにデカくないですよ。それじゃエビラじゃん...笑)。
『はいはい、でもK川で甲羅干ししてたクサガメはこ〜んなにデカかったですよ。』
ヲイヲイ、それじゃガメラだって!(笑)

 
“ミッション・ウオトビ”完了!

 

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