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昨日ここに書いたように、今日はソロダウンリバー遠征を断念し、のんびりと過ごす休日。何ヶ月ぶりかに朝寝坊して9:00頃にベッドから抜け出して朝食を食べ、10:00に予約してあるMasaのヘアカットに付き合う。家族全員がお世話になっているあっこちゃんの美容院は日曜ってことでかなり混み合っているけど、Masaの順番になったらお客さんが1人もいなくなったので、僕もヘアカットをお願いすることに。
僕のようなベリーショート(坊主頭...とも言う)の場合、ロングヘアとは違って風呂上がりや水遊びの後にすぐ乾いて便利な反面、髪が伸びて汚らしくなるのも早いので、月イチのヘアカットが必要。いつものように『カッコいい坊主にしてっ!』と一言告げて、あとはあっこちゃんにおまかせ!だ。
親子でサッパリスッキリした後は、午後から軽音楽部の練習に出かけるMasaを残し、OUTBACKにトレッキングシュ−ズとデイパックを3人分積み込み、中間テストの勉強中のAzu、そしてともちゃんを乗せて大洞山へと向かう。テストまで時間が足りないっ!って泣きそうな試験前の娘を野遊びに連れ出すなんて、イケナイパパでしょうか?(笑)
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広々としたキャンプ場の森を独占してランチ
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早速撮影に取りかかるAzu
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まずはスカイランドおおぼらで靴を履き替え、今日もClosedで人影のないキャンプ場のピクニックテーブルで途中に買ったお弁当を食べる。何てことないコンビニ弁当なんだけど、手入れの行き届いた広々とした森の中で食べると抜群に美味しいもの。お弁当を食べ終わると、Azuは僕が貸与したRICOH
Caplio 500G
wideをマクロモードにして野花の写真を撮りまくり。
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キャンプ場内の車道を300mほど歩いて、東海自然歩道の看板から旧伊勢街道の古道へと進む。先月“フーフで野遊び”でともちゃんと一緒に登った大洞山の帰り道、倉骨峠から桔梗平(スカイランドおおぼらキャンプ場)まで続くこの古道を歩いて、その素晴らしさに感動し、いつかAzuを連れてもう一度来ようね!って約束を実現したというわけだ。
苔むした石畳が続く森に入った瞬間、僕らの視界はこの世に存在する緑を全て集めて散らかしたような緑色の氾濫に埋め尽くされる。素晴らしい!ほぼ一ヶ月前にここを訪れた時よりもさらに緑が濃くなって、木漏れ日のベージュとのコントラストが強過ぎて目がチカチカするほどの色彩である。
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緑色の氾濫!素晴らしい森をゆく
カメラガールAzuは道端に咲く野の花や、木々の梢から覘く空、そして僕(笑)を撮りながら歩く。僕が首から提げたRICOH
GR
DIGITALと画角が同じ28mmレンズだけど、全く視点が違うので全然違うタイミングでレリーズボタンを押すのがとても興味深い。
『全然現実的じゃないけどね、写真家になることが出来たら楽しいでしょうねぇ。』
女の子だしO型だし、僕とは全然違うタイプなんだけど、実は彼女の中身は僕そっくりで、絵を描いたり工作したり写真を撮ったりが大好きだったりするのだ(英単語がなかなか記憶出来ないところもそっくり...涙)。
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父親を撮影するカメラガールAzu
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望遠で娘を撮影する父親
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:大洞山に咲く花々CLICK
(Photo by aki with RICOH GR-D&Azu with Caplio
500G wide)
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倒木で逆上がりをしたり(ヲイヲイ!でも鉄棒や器械体操が得意で球技が苦手なのも僕そっくりだな...苦笑)、水場の標識につられて谷を下って、めちゃウマの湧き水で喉を潤したりしながら僕らは旧街道の自然を満喫する。苔むした端整な石畳はとても柔らかな足触りでとても歩きやすいし、たった一ヶ月しか過ぎていないのに、緑の濃さも咲いている花も全然違う、まるで別の場所のような感覚。
『アトラクションを次々と替えて魅力を失わせないTDLなんかと同じよね!』
TDLに喩えるともちゃんに僕らは深く頷く...3人ともTDL行ったことないくせに...ね(爆笑)
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独特の雰囲気が漂う伊勢街道
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水場の甘〜い湧水で喉を潤す
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良く見ると可愛いヒメレンゲ
桔梗平から大洞山雄岳と尼ヶ岳の鞍部である倉骨峠までは約2km。峠に到着した僕らは大洞山・四ノ峰の稜線に取りついて、尾根道を雄岳(1013m)目指して急登...なんてわけはなく、そのまま伊勢街道をUターン。再び、“屋久島・白谷雲水渓(もののけの森)に勝るとも劣らない”美しい苔ワールドを楽しみながらスタート地点へと戻ることにする。
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逆上がりっ!
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石畳に咲くヒメレンゲ
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暗がりで蛍のように光るヒメレンゲ
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ブラウンに染まる人工林に映えるツツジ
空が雲に覆われたせいで仄暗い石畳。木漏れ日が眩しかった往路とは打って代わって、何とも幻想的?いや、ちょっと怖い感じすらする。輝く淡いグリーンだった苔も、彩度が落ちてまさにモスグリーンになり、暗い森の中で無数に咲くヒメレンゲ(コマンネンソウ)の群生が蛍光イエローに光る様子は、まるでホタルの乱舞のようにも見え妖しくげな感じだ。
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人工林は全く違う雰囲気
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美しい森にゴキゲンガールズ/木のコブとジャンケンするAzu
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でも、そんな幻想的な雰囲気をぶち壊すのが我が家の女性陣。カメラを向けると、何の打ち合わせもしてないのに、いきなり2人並んで...土俵入りのポーズ(涙)。
『絶対にホームページに載せないでね!』
載せます(笑)
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水場を過ぎた辺りで、急に空気の匂いが変わったと思ったら、トゥルルルル...ほんの数mの距離で響く啄木鳥のタップ音をザ−ッ!という音がかき消す。ん?雨?雨だよっ!
でも相当な降り方にもかかわらず、広葉樹林の広い葉っぱが重なり合って出来た“屋根”に護られた僕らに一滴の雨も当たることはない。まるで緑のアーケードみたいだっ!防水じゃないOLYMPUS
E-300やRICOH
GR-Dも全然平気なのである。結局、“緑のアーケード”のおかげで僕らは雨に濡れることもなく、また桔梗平に着いた途端に雨も上がり、往復4kmのプチトレッキングを無事終えることが出来た。
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かつての熊野古道を思わせる石畳
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緑のトンネルを抜けるとゴール!/OUTBACKへと戻る
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OUTBACKに乗り込んだ僕らは、窓を全開にしてキャンプ場の森を観察しながら山を下る。OUTBACKの時速は5〜6km/h...『何だか赤沢自然休養林のトロッコに乗ってるみたい!』Azuがはしゃぐ。前回は何度も目撃できたアカゲラを見ることは出来なかったけど(野鳥撮影用にOLYMPUS
E-300&35mmで300mm相当の40-150mmズームを持参したけど無駄になってしまった!)、充分に楽しめた旧街道トレッキングだった。
古の道は熊野古道だけにあらず。
三重の歴史と自然は僕らが考えている以上に深く味わいあるもののようだ。
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:大洞山に咲く花々CLICK
(Photo by aki with RICOH GR-D&Azu with Caplio
500G wide)
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