群馬キャラバン前夜はともちゃん、Masa、僕の3人で家族会議。(Azuはソファでスヤスヤ...笑)明日に迫った週末の行き先を巡っての討議である。僕は今週末が今月最後の休みで、次はいつ休めるか判らないし、来週は期末テスト期間にも入るので、高校受験の前にスキーの計画を入れてご満悦...お気楽なMasaはともかく、マジメなAzuは泊りがけで遊びに行くのはNGに違いない。それだけに昨夜の家族会議は真剣そのものである。
(子供たちが小学低学年の頃は親の一存でいつでもどこでも出かけられたけど、2人が中学生ともなった今は、もうほとんど大人4人も同じ。そうなると年齢も性別も趣味も全てが異なる4人が一緒に楽しく月に一度、多くても二度しかない週末を過ごすためには、行き先を決めるだけでもかなりの労力が必要なのだ。)
行き先の最有力候補はMasaが長年...ホント5〜6年前から行きたがってた妙義山。
去年、上信越道から念願の対面を果たし、それ以来暇さえあれば『妙義山、妙義山』と唱えるほどだ(笑)。5年前にMasaが妙義山に行きたいと言い始めた時、僕はネットでどんな山なのかを検索してみたわけなんだけど、まず目に飛び込んできたのが、近年、“世界一遭難者の多い山”としてギネスブックに掲載されている谷川岳を遥かに引き離して、名実ともに“遭難者数世界一”になっているという事実。怖ぇぇ〜!
ただ、ことあるごとに“山で死んではいけない”などの遭難本を読み進めるうち数字上は確かに“遭難世界一”でも、その“遭難”の内容がかなり違うことに気付く。
谷川岳はよく知られているように“アルパインクライミングの修行場”的な山で、遭難事故の多くが本格的な岩登りの際に起きている。つまり遭難を起こすのは山岳会に属しているようなある程度山を知る“クライマー”である。それに反して妙義山の場合、そのほとんどが昨今のファミリー&中高年登山ブームに乗って山登りを始め経験不足&技術が未熟ゆえに滑落してしまうビギナー“トレッカー”や中高年“ハイカー”...のようなのである。
さて、我が家はどうだろう?これはもう紛れもなく後者。その上
“トレッカー”でも“ハイカー”でもなく“パドラー”だったりする(笑)し、家族の約2名は小学生(*5年前は...)で、オヤジは高所恐怖症...5年前の段階ではMasaには悪いけど迷う余地もなく「無理」と判断した次第だ。
その後、伊勢山上や大峯の表・裏行場&石鎚山の鎖場を経験したり、子供たちはクライミングウォールに親しんできたりしたものの、相変わらず“なんちゃって”の域を出ない我が家の山登り。ただひとつの救いは子供たちの身体が大きくなって(Masaは170cm、“ちびっ子”Azuも156cmを越え、それぞれMサイズのウェアを着るようになった)体力的には全く問題がなくなりつつあること、そして精神的にも両親をたしなめるほどの慎重派でそそっかしくないこと(苦笑)。
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