11月3-4日 木曽紅葉狩りトレッキング(長野県上松町ほか)
馬 籠 宿
中山道と僕らの布団を隔てるのは人見障子一枚...ある意味テントよりもアウトドアな旅籠の夜、大丈夫かなぁと少し心配だったけど、寒さを感じることもなく9時間睡眠でぐっすり。日の出とともに起きて、大妻籠宿を家族でちょっとだけお散歩。みんなの吐く白い息と道端の草に付いた朝露が太陽の光を浴びてダイヤモンドのように輝いて実に美しい。
朝食を済ませチェックアウトした後は、ダッちゃんに乗って妻籠宿へと向かう。まだ団体客がやってきてない朝の妻籠。沿道のお店が開店する9:00少し前の静かな宿場町を散策する僕ら。おばちゃんたちが完全手作り&偽装なし(笑)の作り立てフワフワ御幣餅&コーヒーをいただきながら街道に立ち並ぶお店の開店を待ち、9:00の時報とともに女性陣お楽しみのショッピングウォークのスタートだ。
うろこ雲が美しい
沿道には木曽らしい木工品や民芸品のお店が多く、まずはAzuの可愛い鼻緒の付いた下駄、Masaのお弁当用の箸箱&箸、そしてばあちゃん、ともちゃん、Azu三代揃って以前から狙ってた伝統工芸品の櫛(ヒジョ−にエクスペンシブ!)を購入しながら妻籠宿を歩く。一番下(江戸寄り)の鯉岩まで行って、鯉岩に登頂(?)して中山道を折り返し、またまた同じようにお店に立ち寄りながら、何と往復1.8kmを3時間半(苦笑)のウォーキングを楽しむ。
福 島 宿
妻籠で駐車場のダッちゃんに戻った時にはすでに正午を過ぎていたので、ランチのためにともちゃんオススメのビストロヘ...何と、そのレストランってのが木曽福島!!(妻籠から何kmあんねん!)昨日下ってきたR19を再び塩尻方面へと走り、ダッちゃんを関所近くに停め、Masaの案内で木曽福島の町並みを少し歩いてみる。これまでスキーに行く時に通過するだけだった木曽福島の街だけど、改めて歩いてみると古い街道の風情を色濃く残してて見どころたっぷりの素晴らしい町並み。木曽海老屋という木曽漆器のお店でMasaが木曽ヒノキ曲げのコーヒーカップを購入。コレ、たぶんプラスティックやチタンより軽くて丈夫。ミニマムパッキングを目指すバックパッカーにオススメの逸品だ。木曽福島の旧中山道にあるビストロは街道沿いの古民家を改造したとても雰囲気の良いお店で、お料理も本格イタリアン。木曾牛ステーキ、旅籠の田舎料理の次はやっぱりイタリアンってことで、なかなかグッド!なセレクトだった。
寝 覚 の 床
木曽福島のビストロで2時間(!)かけてランチしたせいで、木曽福島を出たのが3時前。ここから開田高原→濁河温泉に向かうというアイデアもあったけど、時間切れなのでそのままR19を下り、これまたいつも通過するだけで見たことがなかった「寝覚の床」に立ち寄る。木曽川の流れが花崗岩を侵食して作った渓谷美は僕らの中学の頃の教科書にも写真が載ってた景勝地。(*浦島太郎がここで玉手箱を開けたという伝説もある)ただ、ただ景勝地を展望台から眺めてるだけじゃ飽き足りない僕らは、寝覚の床の岩まで下りて、浦島堂という祠まで岩飛びで向かい、おまけにお堂の裏手にそびえる獅子頭そっくりの大岩・獅子岩にクライミング(笑)...無事登頂を果たした。
そんなわけで今日も木曽路満喫!土岐を先頭に17kmの渋滞という中央道を避け、R19を南下し、伊勢湾岸道から名古屋市内を迂回して22時に無事帰宅することが出来た。
安近短だけど、我が家のツアコン・Masaが一生懸命考えた“秋らしい旅”。九州じいちゃん&ばあちゃんは気に入ってくれただろうか...。
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