11月3-4日 木曽紅葉狩りトレッキング(長野県上松町ほか)
赤沢自然休養林トレッキング
昨夜、九州じいちゃん&ばあちゃんがやってきたので、今日は家族で小旅行。どこに行く?やっぱり紅葉狩りでしょ!ってことで、朝6時に家を出て伊勢道〜東名阪〜名神〜中央道と乗り継いで中津川からR19木曽路を北上、長野県上松町・赤沢美林(自然休養林)へとやってきた。
ここ赤沢美林はかつての尾張徳川家の直轄領で、明治以降は伊勢神宮の御料林となったことで、乱伐を免れ今に至る“奇跡の森”である。古くは上質の檜の産地として、そして現代は森林セラピー基地として多くの森林浴を楽しむ人たちで賑わい(森林浴発祥の地、らしい)、木材運搬に使われていた森林鉄道が通り、小さなディーゼル機関車に牽かれた客車に座ったままで森林浴を楽しむことも出来る。
晩秋を迎え、その森林鉄道も今シーズンの運行は明日で終わり。乗れなくなるって言われると乗りたくなるもの(笑)で、9:30の始発列車に乗って出発進行ぉ〜!美しい渓流沿いの森を抜けてガタンゴトンと時速2kmで走るトロッコ列車。とても気持ちの良い列車旅だ。往復約30分の列車旅の後は、車窓(トロッコなので窓はないけど)から垣間見た美しい森の散策。ここ赤沢には良く整備されたショートトレッキングコースが8コース設定されていて、その中で伊勢神宮御神木伐採跡やひのき大樹を巡る「駒鳥コース」(2.7km70分)を選び、家族みんなでワイワイと話しながらトレッキングを楽しむことにする。
檜の伐採地ということで針葉樹中心の森かと思ってたんだけど、様々な広葉樹が繁る多様性のある森で良い意味で想像してたのと違う感じ...ってことは、海抜1000mオーバーのここは紅葉真っ盛りってことで、素晴らしい紅葉狩りを楽しめる!地面を保護する目的で敷き詰められたチップの上に積もったマスカットグリーンや黄色や赤、オレンジに色付いた落ち葉を踏み締めて歩く。フワフワと柔らかなその感触は、まるでゴムマットの上を歩いているみたいで気持ちいい!
伊勢神宮御神木伐採跡やミズナラの巨木などを巡る駒鳥コースの標準コースタイムは70分程度。でも途中で朴葉でお面を作ったり、色とりどりの落ち葉を拾ったり、木に耳を当てて命の音を聴いたりして遊んでたので、コースタイムをかなりオーバー(苦笑)。
五 枚 修 羅
駒鳥コースを一周した僕らは、赤沢を後にしてR19方面へと戻る。途中、あまりにも美しい紅葉に思わずクルマを停め、特徴的な岩床が続く「五枚修羅」なる河原へ下りてみる。ベージュの岩肌、銀色のせせらぎ、ライムグリーン、黄色、赤の紅葉、濃い緑の檜林、そして青い空!まるで色紙を散らしたようなスッバラシイ風景に圧倒される。
馬 籠 宿 散 策
R19に戻った僕らは少し南下し、スキー帰りに時々立ち寄る大桑村の木曽牛レストランで、ちょっと贅沢に少し遅めのランチ。
ランチの後は、中山道43番目の宿場町「馬籠宿」へ。坂の上の駐車場に車を止め、みんなで馬籠宿の中山道を歩く。馬籠のすごい人出に戸惑いつつ、とりあえず馬籠に来た一番の目的(笑)「喫茶かっぺ」でShibukoz家かよちゃんおススメの“コーヒーぜんざい”を恵那山を眺めながらいただき、宿場町を歩いて女性陣の大好きなウィンドウショッピング。近々、水曜日の“子鬼の居ぬ間に...”で馬籠から妻籠までの旧中山道をトレッキングしようという計画があるので、そのルートや駐車スペースを下調べするのも忘れずに(笑)。
妻 籠 宿
夕方4時前に大妻籠宿の旅籠にチェックイン。Masaの好みで旧館を選択した僕らが案内されたのは築300年の建物で、何と“雪見障子”ならぬ“人見障子”を開けると、部屋の前が中山道!素晴らしいけど、ガラス戸も何もなく中山道と部屋を遮るのは障子一枚っきりという状況にワクワク(笑)。
夕食まで少し時間があったので、ちょっとお疲れ気味のじいちゃんとその付き添いAzuを残し、4人で夕暮れの妻籠宿を散策。行灯が灯り、昼間の喧噪がウソのように静まり返った妻籠宿は江戸時代にタイムトリップしたような錯覚を覚えるようなムードだった。
2日目 妻籠宿、寝覚の床へ
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