田ノ原駐車場深夜0時、月光に浮かび上がる御嶽山 (Photo by RICOH GR-Digital F2.4 180s) 途中で明日の朝食や行動食を調達して0時前に田ノ原に到着。午前0時現在、外気温は12℃、実に涼しい...というより寒い夜。(一般的に気温は標高100mあたり0.6℃下がるので、平地が25℃なら0.6℃×21.8百m=13℃マイナスの12℃...計算ぴったり!)晴天の夜空には月が煌々と輝き、ほとんど明かりのない駐車場から御嶽山がまるで昼間のようにクッキリと見えている。 ただ、霊峰の名とは裏腹に、田ノ原駐車場はご来光目当てなのか大勢の白装束の御嶽信仰の人々や登山客でザワついた雰囲気で、午前0時にもかかわらず鳥居前で『御嶽山に登りたいかぁ〜?』『うぉ〜!』『最後まで頑張り抜くことを誓うかぁ〜?』『うぉ〜!』なんて雄叫びを上げるグループまで...トホホ。 『こんなので驚いてたら、きっと富士山には行けないよ。』by
Masa 但し、星空をバックにそびえる御嶽山の雄大な姿は素晴らしい!RICOH
GR-Dで駐車場のダッちゃんの窓から望む御嶽山を長時間露光で撮影してみました。かなり肉眼で見た明るさに近い写りです。町では気付かないけれど、月光ってホントに明るいよなぁ。
シュラフのジッパーを完全に閉めないと寒い朝。でも僕らを目覚めさせたのはそんな冷気ではなく、外のざわめき。朝の4時からダッちゃんのすぐそばをうるさいガキ...いや、元気なお子様がギャ〜ギャ〜絶叫しながら走り回って寝てられないのだ。 朝食のパンを食べた途端に吐き気を訴え始めたMasaのことが少し気になるけど、そのうち良くなるだろうと緩やかな砂利道の登山道をゆく。正面にはどっしりとした御嶽山の雄大な山容がくっきりと見えている。 顔を覗き込むと、もうすでに真っ青。症状を尋ねると...吐き気、頭痛、胸の苦しさを訴えて...何と、森林限界を前に高山病を発症(!)彼の目の前を2〜3歳の子供がスニーカーで駆け上がっていく。何たる皮肉! 『オレ・やっぱ・アカン・みたい。オレ・の・名前・さぁ・木の・生えてない・場所は・アカンって・意味・あるやん。』吐き気を堪えながら、つまらないギャグをかますMasa。オマエ、その言い訳、高山病になる前から考えてただろう?(笑)(我が家の名字を知らない方には意味が解らないギャグでごめんなさい) 先に進んだともちゃんが戻ってくるのを待つ間に、Masaの症状はさらに悪化し、目がぶっ飛んで今にも泡でも吹きそうな雰囲気になってきたのには少し焦ったけれど、とにかく下りようってことで、御嶽山遥拝所まで下山すると...
Masaの思春期が終わるまで、しばらくは3000級はお預けだな...
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