FLAME LAYOUT

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

7月25日 PADDLE &SNORKEL in 海山(三重県紀北町)

 

和具ノ浜 パドル&シュノーケル


ほぼ貸切りの和具ノ浜にMalibu2×2を下ろす

 

いくら楽しいことでも、いくら素晴らしい場所でも、3回連続は...飽きるものだ、やっぱり。それなのに、嗚呼それなのに!今日も紀北町海山へ水遊びに出かける僕らなのである。
それというのも、前回までの2回は僕ら夫婦だけの『子鬼の居ぬ間に...』だったけれど、今日はAzuとMasaも連れて家族全員でのお出かけだから。

子供たちが中学に入って夫婦水入らずで遊べるようになった時は、何だか子持ちになる前に戻ったようなウキウキした気分になったものだけど、やっぱり子供たちを残して遊びに行くってことは時間的な制約があるし、自営&専業主婦の我が家は赤ちゃんの頃からずっと4人一緒に過ごしてきたこともあって、何となく心の底からは楽しめないもの。それに子供たちと過ごす時間って、やっぱりメチャ楽しいしね。


MasaとMalibu2を運ぶ

Malibuを置き去りにして海へ!

そんなわけで、今日は子供たちを学校に送り出す必要もないので少し早めの7:30に出発。
途中、コンビニで買い物をしながらR42を南下し、海山へと向かう。今日の干潮は9:00ってことで、定石通り和具ノ浜が先。ちょうど干潮寸前に和具に到着し、駐車場料金¥500を払ってウェットに着替えて海へ!おっと今日は今シーズン初のシーカヤッキングも楽しもうってことでMasaと協力して2艇のMalibu2をビーチへと下ろす。


変な姿勢でルリスズメダイを観察

おっ!ニイちゃん久しぶりやんっ!
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子供たちは2年ぶりの和具ってことで、まずはMalibu2をビーチに置いてシュノーケリング開始!朝が早いこともあってパーフェクトに誰もいない静かな和具。今月3回目の僕ら夫婦には珍しくない光景だけど、子供たちは海に入るのが嬉しくてしょうがないみたいで、全速力で波打ち際に駆け寄って海に飛び込み、ラッコのように身体をスピンさせて身体全体でヨロコビを表している(笑)。バタフライで沖へと進み、潜堤にたどりついたMasaはブロックの窪みに散らしたルビーのように群れるルリスズメダイの観察。


Azu&ともちゃんも潜堤の向こうへ泳ぎ出す

泳ぎは達者なくせに深さが怖いAzuは浅いところでバシャバシャ...かと思ったら、鳥居のある岩礁に向けて矢のように泳いで行く。な、なんなんだ!?聞けば、前回ともちゃんがこの鳥居の岩礁でハコフグの親子を見たとの情報を知っていて、可愛いハコフグの赤ちゃんを見たいゆえの行動のようだ。


鳥居の岩場を泳ぎ回るAzu。
こうして見ると水深はかなりのもの

上:ソフトコーラルが美しい
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下:オレンジ色の魚体が目にも鮮やか
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カメノテに覆われた鳥居の岩礁は遊泳区域とは違って、水生生物がとても豊か。特に明褐色のソフトコーラル(...つまりサンゴだ!)がカラフルで、ここが“通勤圏内”の海であることを忘れてしまうほど。無事、ハコフグを観察できたAzuは、ともちゃんと連れ立って浜に戻り、遊泳区域内の砂の海底に隠れてる(かもしれない)タコやヒラメを探している。


『イヂメル?』怖がりのクサフグ
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砂浜でヒラメを探す二人



天満洞をくぐるMasa&ともちゃん

1時間半一度も陸に上がらず、鳥居の岩の周りをグルグル泳ぎ回ってまっすぐ歩けないほどヘロヘロになるまでシュノーケリングを楽しんだ僕らは、いよいよMalibu2に乗ってシーカヤッキングのスタート。
先日開かれたシーカヤックアカデミーで、シーカヤック団体は和具ノ浜でのカヤックの出艇を自粛する取決めをしたらしいけど、15分漕いで4時間泳ぐ!スタイルってことで僕らはあくまでシュノーケリングが目的でカヤックは道具。バースハウス=管理棟で確認をとると、規約上はエンジン付き以外の舟は出艇可能とのことなので、今回はビーチからの出航となった。ただ、今回は平日で誰もいない海だからOKなわけで、当然ながら人出の多い晴れた週末にここでカヤック&カヌーを浮かべるのは非常識...要するに状況判断ってことだ。(お願いだから、土日にここでカヌー&カヤックを浮かべないでね!これ以上、禁止項目が増えたらみんなが楽しめなくなるので。)


カヤックに乗ったまま通過出来る天満洞。
海蝕によって出来た天然のトンネルだ。

上:鏡のように凪いだ海へと漕ぎ出す
下:63kgのMasaがスターンを務める

Masa&ともちゃんが紀州みかん号(マンダリン)、Azu&僕が桃色吐息号に乗って和具ノ浜を出ると海はベタ凪ぎ。去年ハMasaと対岸まで渡ったので、その先にあるダイヤ岩を目指すプランもあったけど、今日は天候の急変に対処出来るナビゲーションツールであるコンパスもGPSも何も持参していないので止めにして、陸伝いにどうやら安全そうな天満洞(島勝海食洞門)を目指す。


海の色が何とも魅力的!シットオンカヤックはやっぱりオレンジだな!(笑)

実際は断崖沿いに1.2kmほどとカナヅチともちゃんでも泳いで行ける距離だけど、あえてシーカヤックで...我が家の“なんちゃって”野遊びの面目躍如(笑)で、あっという間に真ん丸にポッカリ開いた天満洞に着いて、Malibu2に乗ったままくぐってみる。先を進むのはともちゃん&Masa艇。深いグリーンの海にオレンジ色の船体が映えてメチャ素敵!洞内は真夏なのにひんやりした風が吹き抜けていて、とても気持ちの良い空間。波が作った自然のトンネルを堪能しつつ 、小さなうねりに身体を上下させながら天満洞をくぐり抜ける。


トンネルを抜けると、そこは...外洋だった!

天満洞を抜けると、そこは外洋だった!僕らの前に広がる広々とした熊野灘。右側の島勝半島の息を飲む断崖絶壁の所々にはカヤックのような小さな舟でしか着岸できない、何とも魅力的なビーチが点在し、僕らを誘う誘う(笑)。“なんちゃって”でしかも海図もGPSも持たない僕らは、波に押されて岩壁に激突しないよう、でもあまり沖に出て戻れなくならないように陸地との距離を保ちながら島勝半島を時計回りに漕ぐ。そんな中で見つけた小さなビーチ。慎重に漕ぎ寄せて上陸し、フロストバッグからおにぎりを出してランチタイムとする。


島勝半島沿いに時計回りに進み、
小さなビーチに上陸することに。

上:Masaはいつものポーズで休憩中(笑)
下:砂利浜に上げたMalibu2と砂遊びのMasa

おにぎりを頬張りながらも海の中が気になってしょうがない様子のAzu&ともちゃん...もっと落ち着いて食えよ!って思うけど、何だか大急ぎでおにぎりを口の中に押し込んで、海へと入ってゆく。
基本的にこの近辺は図べて砂利浜なので人工砂浜の和具ノ浜よりも見た目は劣るけれど、潜ってみると和具の何倍も大きな魚...しかも色とりどりのカゴカキダイ、ソラスズメダイなどが無数に群れ泳ぎ、言葉を失うほどの素晴らしさ!(しかも全く逃げない)イイわぁ〜ココ。


海を覗くと、和具の5倍ほど大きさがあるカゴカキダイが群れ泳ぐ

 


ソラスズメダイも全く無警戒
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拳ほどもある大きなオヤビッチャ
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人の多い“都会”(=海水浴場)の魚に比べて、カヤックやボートでしか近づけないここの魚たちは実に純朴。僕が海底を歩いたり泳いだりすることで巻き上がるチリ...つまり小さな魚たちの餌でもあるプランクトン目当てに多くの魚たちが僕の周りに集まってくる。最初はそれぞれの種類が1〜2尾づつだったけど、Give me チョコレート!じゃないけど、味をしめた魚が自分の友達を誘いに行くかのようにどんどん数が増え、ものの15分で僕の周りは水族館の「熱帯の海」水槽状態。


1、2、3、4...大小さまざまなカゴカイダイの群れ

その青やら黄色やらが僕を中心にヒラヒラしてる様子は浜辺から見ていたMasaにもはっきりくっきり見えたそうで、浜辺で砂遊びしてたMasaも加わって2人で魚たちと戯れる。以前は狩猟本能むき出しだったMasaも最近は“捕まえる”よりも“見て楽しむ”遊び方にシフトし始めていて、『カワイイなぁ〜!』と水中で歯を見せて笑っている(僕には出来ない芸当だ)。


海底が天然だと、こうも魚が映えるものなのか!

そんな僕らとは違って、ともちゃんとAzuは沖合いに出て、海底のお宝捜索中。
カナヅチともちゃんと“深いの怖いのぉ〜!”Azuは脱ぎ去ったP.F.Dを海面に放り出して本気モード。泳げてるやん!...我が家の七不思議(笑)


地味ィ〜な魚たちだけど、カメラの前に何尾いるんだろ?

ところで、ずっと以前から変だなぁて感じてて、不思議というか釈然としないのが、このP.F.Dのこと。
何が変って、絶対に沈まないと言っていい巨大な浮力体であるシットオントップカヤック・Malibu2に乗っている時は『カヌー&カヤックに乗る時は、必ずライフジャケットを着用しましょう。』ルールに従ってP.F.Dを着用している僕らが、カヤックから下りて水深何十mってな海に飛び込む時にはカナヅチのともちゃんですらP.F.Dを脱ぐという行動に出ること。

*P.F.D

=厳密にはパドルスポーツ用のものは気を失っても必ず仰向けに浮かばせる“ライフジャケット”ではなく、P.F.Dが正しいんだけど、呼称についてはカヤックのことをカヌーと呼ぶよりはマシでどうでもいいことで、P.F.Dはパドルスポーツの安全性を高める重要な道具であることは間違いない。


“狩猟脳波”が出ていないMasaは、魚のお友だち状態

なぜそんなことをするかと言えば、8kgもの浮力があるP.F.Dを着たまま海底に潜るだけの泳力がないから。たぶんかのジャック=マヨールでもP.F.D着たままの潜水は無理だろうから、海に潜る時は脱ぐしかないのだ。(水深7mとか8mとかになるとウェットスーツの浮力ですら負担になるので、Masaなどは本気モードの時はファイントラックに着替えるほどだ。)もちろん水温が低い関東以北に住むカヌー&カヤックに乗って漕いでるだけの“親水性”のないパドラー諸兄は、それでなんら問題ないんだろうけど、3月から11月まで普通に泳ぐ紀伊半島以南のほとんど河童な僕らにとっては大問題。特に今回のようにパドリングは手段であって目的はシュノーケリングってな場合はこのルールによってP.F.Dを何度も脱いだり着たりする必要があるのがとても面倒なことだ。


Masaの目の前をクサフグが泳ぎ過ぎる。
警戒心ゼロ

上:リバーショーティを取り出したAzu
下:“アレ”探しに励む女性陣

人に注意を受けるから着るのではなく、自分の意思で命を守るために着るってのが大前提なんだけど、ほんの数mカヤックを移動するだけの時も人目が気になってP.F.Dを着用しないで漕ぐことが出来なくて、カヤックのスターンに掴まって泳いでカヤックを動かすことが多い...何だかコレっておかしくない?(笑)
同じウォータースポーツでも、サーフスポーツの場合はP.F.Dは使わないわけで、シュノーケリングの時はそれに準じた寛大な扱いをお願いできないものかなぁと思う。
もちろん『カヌー&カヤックに乗る時は、必ずライフジャケットを着用しましょう。』ということは、もちろん正しいことだしと思う。当然ながらこれからもちゃんとP.F.Dを着けて漕ぐつもりだけども。


鵜匠・ともちゃんの指示で海底に潜るAzu

Azuが無理な深さはMasaが潜って...

水面下を覗いていた“野生の目を持つ”ともちゃんが突然『ブハァ〜!』という叫び声を発してAzuに何やら指令を出している。浜辺で見ている僕らには何のことか意味が解らずキョトン!としてたら、波間に浮かびながら『ココよぉ〜!ココ!』すると片手にレスキューナイフを掲げたAzuが水面で軽くジャンプし一回転、両足を空に突立てて海中へと潜水してゆく。何事かと彼女たちの元に駆けつけると、どうやら海底に“アレ”を発見し、は多めに見積っても潜水能力0.5mのともちゃんがAzuに取りに行かせている模様。


僕以上に魚とフレンドリーな関係のMasa。
お友だちとしてならイイひとなんだけど...

 

ちびっこAzuも水深3m程度なら余裕なので、あっという間に海底に辿り着き岩の間にナイフを突っ込んで岩に張り付いた“アレ”を剥がして水面へと持ち帰って来る。そこへMasaもやって来たので、ともちゃんはMasaにも指令を出して海底の岩を裏返させ、巧みに擬態している“アレ”を発見!AzuとMasaが潜って“アレ”ゲット!...水面に浮かんだまま指示を出す黒装束といい、その指示を受けて水面下に潜ってゆく姿その姿はまるで鵜飼のよう(笑)
(Azuはウミウと同じ色の黒いNRSハイドロスキンパンツを身に着け、顔にはくちばしのような黄色いシュノーケル、そしてブルーのNRS HSシャツはウミウの眼の色だ)
結局、子供たちが8個のサルベージに成功し、みんなでじっくり観察してた後は、慎重に場所を選んで元の場所にリリースしたけど、つかの間の狩猟採取のヨロコビを存分に味わうことが出来た。
ともちゃんの目と子供たちの潜水能力があれば、我が家はイザとなれば無人島でも生き延びられるかもなぁ(笑)。


再び天満洞を潜って和具ノ浜を目指す

誰もいないプライベートビーチでシュノーケリングと“なんちゃって海女”を楽しんだ僕らは、再びMalibu2に分乗して天満洞をくぐって和具ノ浜へと戻ることにする。途中何度も漁船と遭遇し、漁船の起てるまるで熊野川のジェット船のような周期の大きな波に乗って、ちょっとだけサーフィンを楽しみ、約3kmのクルージング。


Masaひとりで漕いでもこのスピード!

和具が見えて来た!

間もなく見えて来た2時間ぶりの和具の浜は、朝イチとは違って水遊びに興じる海水浴客も何組かいたので、ビーチを大きく回り込むように進み、ひと気のない部分に着岸。
さっきの酒池肉林...じゃない、竜宮城状態の海を経験してしまうと、もはや和具で泳ぐ理由もないので、僕らはみんなで力を合わせてMalibu2をOUTBACKに積み込んで、シートにネオプレン製の防水シートカバーを敷いてずぶ濡れのウェット姿のまま乗り込んで、和具ノ浜を後にする。


熊野川のジェット船の要領で波に正対して漁船をやり過ごす

 


 

魚飛ダウンリバートレッキング


目の醒めるように美しい淵でテナガエビ漁


林道にOUTBACKを停めて川へと下りる

久々の魚飛にはしゃぐAzu

白石湖回りで15分ほど走ると相賀の市街地に出て、そこから銚子川沿いにしばらく進むと魚飛渓に到着する。AzuもMasaも本当は海よりも川が好き。その理由は『川は人を喰う生き物がいないから。』なのだそうだ(笑)。
ともちゃんや僕は今年に入って2回もやってきたいつもの一枚岩(千畳敷)周辺で十分に楽しめるのだけれど、フロッグボーイ・Masaは一枚岩の淵の水深が不満みたいで、水深のありそうな別の淵へと入る。


岩の間を抜けて淵から淵へと渡り歩く

目の醒めるようなジュエルグリーンの淵。川底の一個一個の石ころがくっきりと見えているので、さほど水深はなさそうに思えるけど、実際は2.5m。その淵に早速入って恒例のテナガエビ漁を始めるともちゃん&Azu。Masaと僕は美しい玉砂利の小さな河原で腰まで水に入って和具ノ浜で使ったP.F.Dをはじめとする道具の潮抜き作業(笑)


エビたもを手に水深3mオーバーの淵を泳ぎ回るAzu。
一瞬ともちゃんかと思った!

上:P.F.Dの潮抜きに励むMasa
下:Azuが早速ドンコちゃんをゲット!

漁をしばらく楽しんだガールズがテナガエビを数尾、ドンコちゃんを無数に(笑)ゲットしたところで、Masaの希望通り、深い淵を目指して“ダウンリバートレッキング”(要するに沢下り)のスタートだ。
淵を泳ぎ渡り、岩を乗り越え、滝を落ちて下流へと進む。本来ならばヘルメットやザイルが必要なアクティビティなんだけど、今日の僕らにヘルメットはないので慎重かつ冷静にひとつづつ障害をクリアしてゆく。


侵食作用で面白い形になったスケールの
大きな岩々を乗り越えて下流へ

上:海女...じゃなく川女親娘
下:浮かび専の母と潜りもこなす娘


身体が冷えたら岩の上でひと休み(Azu&ともちゃん)

 

淵を泳ぎ切った女性陣は大岩に上陸して身体を休め、すぐにトツゲキ〜!全ての淵でテナガエビを探す。Masaと僕は岩に張り付いてよじ登り、時には岩のてっぺんからダイブし...漁よりもわざと困難なコースを選んでクリアする達成感にヨロコビを感じる。


振り回す網に偶然入るほどの魚が濃い

例によってMasaが川底へと潜水を始める

もちろんテナガエビも大漁

岩を乗り越えて進む

勇気を持って岩から飛び下りるしかない淵...つまり人が滅多に入ることがない淵に限って魚影は濃く、テナガエビを狙ってエビタモを持って泳いでいるだけでタモに間違って鮎が入るという状態。川の約束を知っているともちゃんは、慌てて鮎を逃がすけれど、次から次へと鮎が迷い込み、テナガエビ漁に支障をきたすほどなのである。


岩の上で立ち往生するAzu。早く飛び下りろって!

いくつかの淵を越え、ようやく辿り着いた水深4m超の深い淵。Masaは水を得た河童のようにスケベ笑いを浮かべながら頭から淵へ飛び込んでゆく。水中で見る彼の顔は他のどんな時よりも輝いていて、見ている僕まで笑顔になってしまうほどだ。


青く輝く美しい淵を泳ぎ渡って
滝へと接近するMasa

上:魅力的な滝を発見!
下:滝に入るからね、見てて!

3つ目の淵を越えた時、僕らの前に滝が立ちはだかる。落差はたいしたことがないので滝口から滝落ちをしようかとも思ったけど、激しく迸る豊富な水量のせいで滝壷の水面下が視認出来ないので、岩を巻くように迂回し、滝下の淵を泳いで滝壷へと向かう。
『あ〜よかったなぁ飛び降りないで!』
滝壷には滝口からは見えなかった大きな岩が鎮座していて、向こう見ずに飛び降りてたら尾てい骨骨折は確実(笑)。


ブバババババ!痛い痛い!

それにしても小さいながらも魅力的な滝!僕らは滝壷から滝下の岩によじ登って、滝の流れの中に入ってみる。ブババババ!痛い痛い!滝の裏側に人一人が入れるスペースがあって、暗い岩穴から滝越しに見る魚飛渓の緑はまた格別である。


ウォータスライダー!

最後のジャンプが楽しいっ!

着水の後は川底に潜って魚の観察

Azu、行きますっ!

滝でメチャメチャに水を浴びてハイになった僕らはそのすぐ下にあるウォータースライダーを滑り降りて遊び、さらにその下流の真っ青に澄み切った4mの淵で潜水大会。
Masaは最初のひと掻きだけで全く手足を動かすことなくまるで頭が錘になったかのように静かに沈降して行き、川底の岩を軽く脇に挟んでのんびり滞在する。目の前を通り過ぎる魚を指で弾いたり、水面を見上げてその模様を楽しんだり...彼によれば潜水のコツは、いかに酸素を使わずに川底に辿り着くかなのだそうで、肺に目一杯空気を溜め込んでしまうと過大な浮力が生じて潜るために余分な酸素を消費してしまうかららしい。


今回のコースで最も深い淵の底で
のんびり滞在するMasa

上:たっのしぃっ!
下:冷えきった身体をホットコーヒーで温める

そんなわけで、ダウンリバートレッキングを存分に楽しんだ僕らは、林道に上がってOUTBACKを停めた地点に戻り、河原でコーヒーを煎れて身体を温め、さらに1時間ほどテナガエビと戯れて魚飛渓を後にする。

結局、潮抜きにちょっと立ち寄るだけはずが、魚飛で3時間...9時から5時までの水遊びを満喫した僕ら。今日はお天気も良く気温もまずまず高かったので、誰ひとりとしてムラサキクチビルにもならず、それでも身体が温泉を求めたので帰り道にある古里温泉でゆったりと身体を暖めて21:00に帰宅した次第。
あ、そうそう、Masaは受験生なので、頭の神様・頭宮四方神社に参拝するのも忘れずに(笑)


シュノーケリングに入った水をピュッ!

帰り道は受験の神様・頭之宮四方神社に参拝

 

July.2007 MENU

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