子鬼の居ぬ間に...2007第8弾は矢頭山(やずさん)731m登山。先週の鎌ガ岳が“鈴鹿のマッターホルン”で錫杖ヶ岳が“安濃津の槍ヶ岳”(笑)ならば、さしずめ矢頭山は“一志の戸隠山”(爆笑)。“矢”の“頭”の名の通り(由来は違うらしいけど...)、三重県中部のどこからでもその特徴的な鋸の歯のようにギザギザした山頂付近の稜線が望める山で、低山ながら非常に登山意欲をそそられる山なのである。岩稜の山ってことで、当然ながら役ノ小角によって開かれたという伝承を持つ修験道の行場でもあるわけで、出発前には当然ながら“戸隠のような岩稜”“修験道”“役行者”などのキーワードに鋭く反応を示し『オレも学校休んで行きたい!』というMasaとひと悶着(笑)。何とか彼をなだめて学校に送りだしてからOUTBACKに登山靴やザックを積み込んでスタートなのである。
登山口は樹齢1400年、全高42mの矢頭の大杉がそびえる中宮公園。立派なログハウスが建ち、素晴しく整備の行き届いたキャンプ場施設がある。ただし今日は平日だし、多くの人にとってキャンプは夏休みに楽しむものなので、キャンプ場に人影は全くなく、大杉の真ん前の駐車場も僕らのOUTBACKだけ...どうやら今日の矢頭山は僕ら夫婦の貸切りのようである。
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