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すでに雪のない美ヶ原に向けてスキーを楽しむ

3月21日 滑り納め2007(長野県・ブランシュたかやまスキー場)

今日は水曜日でしかも祝日。いわゆるHappy Mondayになってから、僕の本来の休日である水曜日と子供たちもお休みの祝日が重なることはほぼなくなってしまい、何がハッピーやねん!ってことになってるんだけども、今日は春分の日ということで久々に家族で過ごせる祝日なのである。

ところがそんな稀有な機会にも関わらず、今日はMasaの試合(涙)。なし崩し的に○○中学卓球部2006-2007キャプテンになっちゃった彼は、昨夜ひとり団体戦のメンバーの組合わせを考えていて、そんな姿を見てると自分たちだけ遊びに行くなんて辛くて可哀想で出来ないのである...なんてことは一切なく(笑)、そんな彼の姿を尻目に両親はニコニコしながらいそいそとジェットバッグにスキーを積み込むのだ。
『いやぁ、Masa君すまんねぇ〜。僕たちだけ楽っしいスキーに出掛けちゃったりして。雪質はサラッサラのパウダーみたいだし、今年一番楽しめるかもなぁ〜。』
相当ヒドイ親父である(笑)。


木立のゼブラ模様をゆくガールズ

雪煙がAzuの足元を隠すコンディション

そんな両親に『TMK!君は専業主婦の誇りを捨てるんか!』(*TMKは最近のともちゃんの呼称)生まれて初めて手作りお弁当じゃなく、コンビニで弁当を買うように言われたMasaが笑いながら抗議する中、4:50僕ら3人はスキー場に向け出発。『広々ぉ〜!』リアシートを独占してゴキゲンのAzuに苦笑しながら東名阪〜中央道を経て3時間半、8:20、長野県霧ヶ峰にある「ブランシュたかやま」スキー場に到着だ。

5分ほど先に到着したS家の誘導で第二駐車場にクルマを入れた僕らは、大人2名子供1名の格安ファミリーチケットを手に入れて、S家に案内されるままにゲレンデへと進む。


スキーの楽しさに思わず喧嘩してるのを
忘れてお手々繋いでぇ〜♪

上:止めてぇ〜!フザける母娘
下:両手にオトコマエでさらにゴキゲン(笑)

S家の絶賛を聞くまではスキー場ガイドを読んで、何となく規模が小さいスキー場という印象を抱いていた「ブランシュたかやま」スキー場だけど、実際に滑ってみるとすぐにその印象が大きな誤解であることが判る。確かにリフトの数はさほど多くないけれど、こんなの絶対使わないぜ!的な無駄なリフトが一切なく、それぞれのリフトのスピードもサクサクと速い。その上、一本一本のゲレンデがワイドでロングで連絡も良い...加えてスキーオンリーゲレンデだけに隅々まで完璧に整備されて鏡のよう!暖冬のせいでコンディションに恵まれず、ガリガリorベチョベチョだった我が家の2007年シーズンだけど、『ワタシ、これまで行ったスキー場の中でココが一番好きかも!』いつものホレっぽいともちゃん発言が出るほどにグッドなブランシュたかやまなのである。


グッドコンディションにゴキゲン!

時折コースを変えながら、S家のお尻にくっついて時折休憩をはさみつつ、ブランシュたかやまを満喫する僕ら。今回は面倒を見るガキが約一名少ないこともあって(笑)スキーはもちろんだけど、リフトに並んで乗りながらS家のパパ・Shibukozさんとアレコレ子育て談義に花を咲かせることができた。


Azuとスキーを交換して手堅い滑りのMama

上り坂もパパが押してくれます

長野オリンピックにも参加した経験のある元“雪志向”体育会系の彼と、元オタク系の僕では同い年とはいえ、これまでの生い立ちはもちろん、職業も家庭環境も全然違うんだけども、根っこの部分が驚くほど似ている。
それに気づいたのはお会いして数回目にどんな経緯だったか忘れたけど、子供の教育方針について少し話した時。“子供は子供らしく、今しか出来ないことをやるべきだ”という考えが彼の口から出た時だったように思う。塾通いや早期教育に否定的だったり、非行や暴力が蔓延する公立中学にあえて入学させることを人生全体から見ればプラスであると考えてたり...とにかく男としての僕らは色々と違う部分も多いけど、父親としての部分で僕らは“双子のリリーズ”(笑)なのである。


山頂で蓼科山〜八ヶ岳を撮影するShibukozさん

滑走しながらAzuを撮影するPapa

僕は僕の考え方、いや僕ら夫婦オリジナルの考え方でこれまでMasaとAzuを育ててきた自負がある。子育てに関して育児書を読んで反面教師にしたことはあっても参考にしたことだことは一度もないし(怖いもの見たさで最近育児雑誌を買って笑わせてもらうことはあるけど...笑)、教育の専門家の意見を聞いたこともない。ただ自分の是を是として子供たちと一緒に過ごす時間を可能な限りとることを心がけてきただけだ。
最低限のマナー、良い事と悪い事の区別については殴る蹴る投げ飛ばすの暴行を繰り返しながら(笑)、よその家より厳しく、口やかましく躾けたかもしれないけど、それも5歳まで。それ以降はまさに“友達親子”でここまでやってきた。ただ、この“友達”というのは決して何でも許し合うユルい関係って意味ではなく、本当の意味での友達...本音で意見をぶつけ合い、時には絶交し、抱き合い、一緒に笑い、泣き...でもその根底にはお互いの信用と尊敬で結ばれている関係であるから友達というよりも、同じチームで共に戦う先輩と後輩の関係に近いのかもしれないけど。


蓼科山と青い空に思わずピース!

これはたぶんShibukozさんも同じ。ふたりの息子たちを引き連れてゲレンデを滑っている姿を見ていると、どうも父親というよりも、少し歳の離れたガキ大将に見えてしまうのだ(笑)。そんなわけで、同じような考え方を持った父親に育てられたS家のふたりに全く不自然さを感じることがないし、うちの子たちと同じリアクションが返ってくることもあって、僕はヨソの子供なのにある意味で文句なしにカワイイ。そんな彼らを見てると、親は子供の鑑であるべきだけど、子供は親の鏡なんだなってつくづく感じるのである。『子供を見ると親が分かる』怖いけど、これは真実。


蓼科山〜八ヶ岳の眺め。手前にエコーバレー
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晴天、無風、氷点下5℃...抜群のコンディションと抜群に整備が行き届いたゲレンデのおかげで9:00から13:30までの4時間半をS家とともに最高に気持ちの良い滑走を楽しむ。(雪煙が濛々と上がるのは1/5のおんたけスキー場以来かもなぁ。)

もちろんコンディションだけではなくて、さきほども書いたようにレイアウトとか必要かつ充分な施設とか“ゲレ食”のレベルを超越したレストランとかも僕ら好みで好印象。


美ヶ原右手の戸隠〜黒姫の雪の白さが眩しい
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加えてスキーオンリーなのはもちろん、今日に限って言えば、来場者全員の中で一番下手なのがAzuで、次がともちゃんで、三番目が僕なのが間違いないほど上手なスキーヤーばかりというのもスバラシイ!(自分の周り全員がお手本なんだもん!)。もちろん、車山の峰続きだけに、眺望も最高!お約束の蓼科山から八ヶ岳はもちろん、すっかり雪が解けて春のようなピンク色の美ヶ原の右手には戸隠〜黒姫の雪を戴いた稜線までもがくっきりと見え、山好きの僕らの目を楽しませてくれた。


ゲレンデ正面の鷹山はもうすっかり春の風景


久々のスキーってことでともちゃんの太腿がパンパンらしいし、途中でAzuとブーツを交換したことが災いして踵に激しい痛みを訴え始めてギブアップしたので13:30と早めにスキーを終え、片付けと着替えを手早く済ませて14:12にブランシュたかやまを出発。S家のOUTBACKのお尻を追いながら中央道〜伊勢湾岸道〜東名阪とぶっ飛ばし、信じられないけどお日さまサンサンな17:30に帰宅した次第。


恵那山トンネルをゆくS家のOUTBACK

こんな時刻に三重県入り(長島スパランドの観覧車)

Azuが中学に入る今年は、夫婦でお出かけする機会が去年まで以上に増えるに違いないわけなんだけど、子供たちのお弁当問題だけクリア出来れば、今日みたいに長野北部へだって日帰りして子供たちより前に帰宅できちゃう...このことが判っただけで大きな収穫である。

サンキューでした>S家の皆様


それにしても素晴らしいお天気でした

  

March.2007 MENU

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