FLAME LAYOUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ビューゲレンデBコースを飛ばすMasa

2月17-18日 極楽スキーin 白馬(長野県白馬村・岩岳スキー場)

今年も白馬の冬がやってきた!NESSY親分が若かりし頃を過ごした白馬岩岳。彼の定宿に泊まって岩岳を滑りまくるという『極楽スキーinHakuba-Iwatake』である。我が家にとってスキーってのは日帰りが当たり前。早朝3時や4時に子供たちを叩き起こし、暗闇の高速道路をひたすら北へ数百km疾走し、クルマの中で曲芸のように着替えて、大腿部が疲弊して歩けなくなるまで鬼の形相で滑る...これが我が家の標準的なスキースタイルなのである。我が家はこれが当たり前なんだけど、友人たちからすれば“何をいつまでも20代みたいなことやってんの?”と呆れられているのも事実で、去年あたりからそろそろこんな体育会系なスキーからの脱却とエレガントでアダルトなスキーへの道を画策し始めたのだ。

そんなわけで白馬。せっかくペンション泊なのに1.5泊、つまり前夜に白馬入りして朝からバンバン滑ろうと思っちゃうあたりが、やはりエレガントとは程遠い感じ(涙)。夕方ギリギリまで仕事を頑張って、Masaが丁寧にワキシングしてくれたスキーをジェットバッグに積み込み、8:00出発。ともちゃんと交代で運転しながら白馬入りである。去年は地吹雪でほとんど視界が効かず、最後はこのまま遭難するのではないか?ってな深い雪だったけど、今夜は道路に雪もなく、楽々で到着。深夜23:40到着で忍者のようにお部屋に忍び込んですぐにオヤスミモード。Azuお気に入りの小人のお部屋は床暖房でホカホカ...すぐに夢の世界へ!である。


深夜に到着してベッドに潜り込む

目覚めてすぐ窓の外を眺めると...

一夜明けて『極楽スキーinHakuba-Iwatake』の朝。
部屋の小さな窓から外を眺めると八方尾根が朝日に照らされてキラキラと輝いている。先週半ばまで今週末のお天気は雨の予報だったのに何と今朝目覚めると晴れ!なのである。『あっ、アレ何っ!?』ベッドサイドの窓から外を眺めていたAzuの叫びに家族全員が着そうように窓に張り付くと、ペンションのデッキにグレーの体毛に包まれた小さな動物...ホンドリスだっ!


ホンドリス!

アオゲラ!

何故か男性陣は全員がオレンジ

そのまま右に視線を移すと餌台の上にモズぐらいの大きさのモスグリーンの野鳥が留まっているのも見える。餌を啄ばむたびチラチラと見える後頭部の赤い羽毛。おおっ、アオゲラじゃないの!?垂直の立ち木に留まっている写真を見慣れているので、何だか変な感じもするけど(笑)、間違いなくアオゲラ(啄木鳥)なのである。

朝一番の自然観察に感動しながら「ペンションあさねぼう」で美味しい朝食をいただき、9時半からゲレンデへ。いつもの4時起床でスキー場入りする強行軍スキーだと、この時点で少しお疲れモードなんだけど、昨夜から白馬入りしてて暖かいベッドでぐっすりと眠った後なので、気力体力ともに十分。実に爽やかなスキーのスタートだ。


白馬連峰の絶景を眺めつつスキーのスタート!

すぐに全速力でカッ飛ぶMasa

晴天にしてやったり!の表情

どんぐりペンション村のトップにあるウェストンテラスから無料のスカイウォーカーでファミリーゲレンデに向かい、ICチップ入りのチケットを買って山頂に向かう。まずは短いけど雪質が良い北側のゲレンデを数本滑って体を慣らしたところで、スカイアークレストランで早速ビールの補給に向かう“アダルト”スキーなNESSY夫妻と別れ、サニーバレーの3.8kmを山麓まで通して滑ってみる。


Azuもゴキゲン

Mamaもゴキゲン

 


八方尾根に向かって滑るMasa

ところが中腹まで滑ると、季節外れの高温で融けた雪面がグシャグシャになって、どうもヨロシクない。ダメだこりゃ!ってことで、僕らは山頂付近で滑ることに決めてゴンドラノアで山頂へ。ここでNESSYさんから電話。『akiちゃ〜ん、喫煙席と禁煙席の境目に席確保したからおいで〜!』迷わずレストランへ(笑)。のんびりと休憩した後は、グジャグジャになった東斜面のゲレンデを避けて、絵葉書のように美しい白馬連峰に向かって滑る西側斜面のリゾートビューゲレンデへと向かう。


ビューBコースから白馬連峰を望む
CLICK

まずは稜線沿いになだらかなカーブを描くビギナーフレンドリーなCコースを数本滑って足慣らし。結構な人出の“表”とは違って、ビューゲレンデはスキーヤーも少なくのんびりとしたムードなのが嬉しい。前回MasaがすっかりハマったAコースは積雪量が少なく岩が顔を覗かせてることもあって閉鎖中(残念!)なので、家族揃ってEXPERT ONLYの黄色い看板を横目にコブ斜面のBに挑戦することに。


青い空を飛んでいるような開放感

Max.32°と斜度はさほどでもないけど滑り出しから山麓までずっとそれに近い斜度の深いコブが刻まれたバーンが続くだけに、ともちゃんとAzuからは『どうして、こんなトコ連れてきたのよ〜!』と不満の声が上がる。すっかり不機嫌になってしまった女性陣と別れ、Masaと僕は2人だけでCコースを10本連続...どこが“エレガント・スキー”なんだか(笑)。


全員でビューBコースのコブ斜面に挑戦

後方のBコースを滑り終えてシクシク泣くAzu


斜度はともかく、深く刻まれたコブがMasaですらへっぴり腰にさせる

 

さすがに太腿部が痺れ始めたので、休憩を兼ねて少し遅めのランチを取ることにしてCコースを楽しんでる女性陣を誘ってウェストンテラスへと下る。ウェストンテラスで少し休憩した後は再び山頂に戻って上から下までコブコブのホワイトリボンを一本、山頂から岩見沢へのコースを数本...エレガントでもアダルトでもなく、夕方4時まで滑りまくりの我が家だった。


午後からはガスに包まれる岩岳(ホワイトリボン)

日陰コースをゆくMama

霧に包まれぼんやり輝く太陽がとても幻想的

4時に「あさねぼう」のオーナーに迎えに来ていただいてペンションに戻った後、全員揃って白馬駅前の塩の道温泉へ。メチャ混み合っててびっくりしたけど茶褐色の素晴らしい温泉で汗を流し、温泉の駐車場に面した素敵な雑貨屋さんでのんびりショッピング。どうやら我が家の女性陣のツボにはまる雑貨ばかりだったようで、何だかわからないけど大量にお買い上げぇ〜!(涙)。後は「あさねぼう」の美味しいチャイニーズディナーを堪能し、Masaのギターを聴きながらみんなで美味しいお酒を飲みながら談笑...こんな風に楽しい夜は更けてゆくのだった。


塩の道温泉の後はショッピング

NESSYさんと男の会話を楽しむMasa

 


目を覚まして、ログハウスの小さな窓から外を眺めると雪景色。昨夕降り始めた氷雨が夜中に雪に変わったようだ。ダウンを羽織って外に出てみると、雪化粧した木々の美しさはともかく、かなり重い雪のようで、路面はシャーベット状態。一番寒い時期のはずの2月中旬、しかも白馬で雨だなんて!今年の暖冬は相当にひどいようである。そんなわけで、実は昨日から決めてたけど、やっぱり今日はスキーは止めにして、雪国でのんびりと過ごす一日にすることにする。


目覚めると窓の外は雪景色
重い雪が木々を美しく飾る

上:食堂の窓から野鳥観察
下:OUTBACKの雪かきを楽しむAzu

オーナーご夫妻とのお喋りを楽しみつつペンションで10:30までゆっくり過ごした後、チェックアウト。オーナー夫妻に見送られて「あさねぼう」を後にした僕らは、去年と同じように八方のお土産物屋さんでショッピングを楽しみ(Azuは超ゴキゲン!...笑)、大町の美味しい蕎麦屋に寄って昼食(ともちゃんは超ゴキゲン!...爆笑)。その後、安曇野アートラインを気持ちよくドライブを楽しんでアートヒルズでガラス工芸にうっとり(Azuにオープンハートのペンダントを買わされた...涙)し、珍しく昼間の中央道をNESSYさんのRANGEと並んで帰ってきた。
そんなわけで、何と午後5時に三重県入り。そのまま帰るのは何となく惜しいので、その足で近くのショッピングセンターに立ち寄って、島村楽器でMasaのミニギターを物色。ギタレレやMartinのBackpackersなど様々なコンパクトギターを弾き比べ、安くて音の良いYAMAHAがあったので、Masaにプレゼント(前回全く援助してやれなかったし)。OUTBACKのリアシートで無理なく弾けるので、家までの道のりはずっとMasaの生ギターを聴きながら帰ってくることができたのだった。

 

 

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