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 2月7日 めいほうスキー(岐阜県・郡上市)

 
子鬼の居ぬ間に...#2

 


コブ斜面を横目に平和なスキーを満喫するともちゃん

今月初めての野遊びはスキー、水曜日なので“子鬼の居ぬ間に...”つまり、ともちゃんとふたりでのお出かけである。しかも今回はMasaやAzuにナイショではなく、行き先をちゃんと伝えてのお出かけなので安心だ。登校していくAzuを見送り、8:15頃に家を出るMasaを残して8:00過ぎに出発した行き先は、御在所を除くと我が家から一番近く、2時間ちょいで到着出来るめいほうスキー場。
県内の高速道路はもちろん、東海北陸道、郡上八幡からスキー場に至る道路さえも全く雪はなく、OUTBACKの外気温計は駐車場に到着した10:30現在で8℃という春のような陽気ははっきり言って異常ですらある。2月前半と言えばこの地方で最も雪が多い時期で、例年なら岐阜県に入れば高速道路ですら圧雪路になるのが普通なのに、郡上八幡に入っても路面はおろか周囲の山にも全く雪がなく、秋のような景色なのである。


平日のめいほうはこの程度の人出(ボーダーばっかり)

山頂からα500をスタート

途中からβ90へ

付き合いは長いけどスキーは短い

普段なら雪に覆われて白一色の駐車場も地面が露出していて、融けた雪で泥道状態。ウェアを汚さないように気を遣いながらセンターハウスへと向かい、チケット売場で一日券を買ってスキー開始!リフトから眺めるゲレンデはさすが平日って感じで人影は疎ら。ほとんどが20代前半っぽい若者ばかり...ってことは、スキーヤーの姿を探すのが難しいほどで、めいほう“スキー”場とは名ばかり。今日は「めいほうスノーボードパーク」状態だ。
この気温だとゲレンデ下部、山麓のセンターハウス付近の雪は融けたジェラート状態なので、1stクワッドと2ndクワッドを乗継いで標高1500mの山頂へと向かう。ここまで来ると雪質はいくぶんマシなので、雲一つないピーカンの空の下で御嶽山から乗鞍岳、北アルプスの絶景を眺めながらα500へと進む。


山頂から望む御嶽山(右)と乗鞍岳(左)

ここめいほうは最初の記号が難易度(α=初級向け/β=中級向け/γ=上級向け)を表わし、数字が距離(500=5000m)を表わすという非常に分かりやすいコース名を採用している。α500はその名の通り初級者向けの5000mなんだけど、ただひたすらダラダラと長い緩斜面なので、途中からβ90へと進むのが正解。ただα500、β90ともに初級者のスノーボーダーに人気のコースってことでコースの途中で座り込む人も多く、ちょっと滑りづらい。


左から槍、穂高連峰、乗鞍、御嶽CLICK

そこで、1stペアリフトを使ってα140β70を交互に滑る作戦に変更。両コースともに林間を抜ける雰囲気の良いロケーションなんだけど、いかんせん1stペアが超鈍速であまり人気がないってことで、滑ってるのは僕らだけ...平日とはいえ、まるでプライベートゲレンデのような状態が嬉しい。
『うわぁ、誰もいないわねぇ〜!』
『ゲレンデのど真ん中でMSRでラーメン作っててもお咎めなしだよな、これじゃ!』
『雪洞でも掘る?(笑)』
山頂に比べると若干雪が重いのはしょうがないけど、とにかくこれだけ誰もいないゲレンデはこれまでもあまり経験がなく、平日スキーの醍醐味を満喫する僕らなのである。


晴天無風、眺望最高!

光と影のグラデーションが素晴らしいα140

ともちゃんお得意の「オンタケサンッ!」のポーズ(笑)

それでも同じコースばかりでは飽きるので、1stペアを5回ほど乗った後、次は4thクワッドに乗ってβ100へ。4thクワッドリフトからほぼ直線で1000mをカッ飛べる中級コースで、リフトが早いし、麓にトイレはあるし(笑)そこそこの斜度があるのでビギナーはあまり来ないのでさほど混雑してないし... 実はめいほうで一番楽しく、そんでもって楽に滑れるのがここなのだ。
ゲレンデ上部からは青空をバックに白い雪をいただいた御嶽山が美しい。『オンタケ〜サンッ!』久々にともちゃんの“御嶽山のポーズ”に左に見える乗鞍岳はどんなポーズなんだろ?などとしょーもないことを考えながらα100を一気に滑り降りる。


調子に乗ってγ70に突入する

β100を5本ほど滑ったところで第2レストハウスでランチタイム。今日のテーマは「エレガントでアダルトなスキー」なので、少し早めのランチなのだ(笑)。実は前回の車山高原で、S家に『こんなにハードに滑るの初めて!』と言われて、我が家のスキーが“休ましよらんなぁ”な体育会系であることに気付かされた僕ら。これまでリフトとゲレンデをピストンし続けるのがスキーってものだと思ってたので、ランチ&ティータイム以外は立ち止まらずに時間の許す限り、滑りまくってたのだ。心臓ドクドク、呼吸はハーハーヒーヒー、鼻水ダラダラ...スキーってのは何てハードなスポーツなんだろ!って不思議でならなかったんだけど、途中で適当に休むものだったのね(納得!)


α500以外は誰も居ない平日のめいほうスキー場
(雪質が一番マシなβ80にて)

上:思う存分飛ばすことが出来る
下:β75はちょっと雪面がハード

今回はその反省に立ち、鬼のように滑るのを止めてスキーだけではなく、ゆったりランチを食べたり、山頂に座って景色を眺めたり、ショッピングを楽しんだりと、ちょっと大人のスキーを...ってことで、太腿が痛くならないスキーを目指すのである(笑)

でも、『若者ばかりねぇ〜!』ってともちゃんがため息を漏らすほど平均年齢が低いレストランで食事を済ませ、午後の部のゲレンデに立つとふたりの顔から笑顔が消え『次はγ70に行くぞ〜!』『コブはイヤよぉ〜!』などと休むことなく、ついつい怒濤のスキー三昧。
結局、午後も14:30までの2時間休みなし。ふたり揃って太腿がパンパンになってまともに歩けないようになるまで滑り続けてしまうのだった。


大きな太陽を背にγ70を飛ばすともちゃん

『やっぱりオレたちにエレガントでアダルトなスキーは無理なのかなぁ?』
『もう少し遅く出て来て午後券を買うとかすればいいのかもしれないけどねぇ。』
『ふたりでお出かけなんて滅多にない機会だろ?ついつい目一杯遊んじゃうんだよなぁ...。』


この頃には2人とも大腿部に筋肉痛が...

最高速57.4km/h 移動距離49.87km! 

今のように“なんちゃって”子育て卒業夫婦ではなく、本当にふたりだけの時間を満喫出来るようになれば少しは変われるのかな、とも思うけど、カヌー日記に『子鬼の居ぬ間に...』というサブタイトルが付いている間は、時間を惜しんで滑りまくるスキーをヤメラレナイのかもしれない。

ちなみに今日は一体どれぐらいのスピードが出てるのか知りたくて、初めてGPSを身に着けて滑ったんだけど、今日の最高速度は57.4km/h。これ以上は短いスキーがジャミングして無理でした。ただそれよりも驚いたのが、スキーの開始から終了までの移動時間は3時間23分。停止時間はたった38分。そんでもってスキー場内での移動距離は...49.87km!!どこがエレガントでアダルトなんだか...リフトが1/3としても、ランチ込みの4時間で33kmも滑ってるし...GPSは山登り以外にも結構楽しめます。

 

 

February.2007 MENU

 

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