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July.2006 part.5 

 

 

 

 7月29-30日 南紀シュノ−ケリングキャラバン

 

南紀某海岸シュノ−ケリング
 

この海岸を知ったのは数年前。ゴールデンウィークの紀伊半島キャラバンのさなか、NESSYさんが案内してくれたのだ。
『akiちゃん、ここ良さげやと思わへん?』
当時、まだNESSYさん自身もここの海に入ったことがなくて、ただ僕に意見を求めたわけなんだけど、ゴツゴツした岩の湾口、湾の最深部には砂のビーチとラピスブルーの海...僕の目に映る魅力的な風景に大いに惹かれたのは事実。反面、大人の僕らはともかく子供たちには少々危険な岩場や磯もあって、我が家の実力では怪我しそうな雰囲気。いつか実力がついたらここで遊びたい!以来、僕の頭からこの海岸の魅力的な風景が消えることはなかった。

時は流れて2006年夏。ようやく“夢の海岸”でシュノーケリングを楽しむべく、僕らはこの海にやってきた。
今の僕らには初めてここを訪れた時にはなかった武器...“忍法・水蜘蛛”な2艇のマリブツー、 “どこでも海の家”なダッちゃん、そして多少のことでは溺れそうもない“フロッグボーイ&ガール”に成長したMasa&Azuがいる。満を持しての南紀某海岸なのである。

昨夜は午後9時に家を出て、国道42号線をひたすら南下、日付が変わった頃にたどり着いた海沿いの道の駅にてP泊。涼やかな海風を期待してたけど、風が凪いでかなりの暑さ。ルーフファン全開&今日ABで買った12V専用の扇風機を回して、何とか眠ることができた。


海辺の道の駅にてP泊

フロントのサイドウィンドウにも網戸が必要なこととか、ベッドにゴザは欲しいとか、間近に迫った夏のグランドキャラバンのフィールドテストにもなって良かったけれど、少し寝不足である。


暑さで寝不足のまま朝を迎える

道の駅を出て朝食を食べながら走って朝7:00に某海岸に到着。雲ひとつない夏空を映すラピスブルーの海を前にいてもたってもいられず、すぐにウェットに着替え、MalibuTwoを下ろしてシュノーケリングの準備開始だ。

今回はMasaとあーでもないこーでもないと試行錯誤を重ねてマリブのスタッキング(積み重ね)に成功!前回の和具では2艇を平積みにしたせいでジェットバッグを使えず、海水べったりな道具やウェットを車内に持ち込まなければならなかった反省もあり、どうしてもジェットバッグを搭載したかったのだ。(のちにNESSYさんから『スタッキング出来るんやったら、6艇ぐらいでもラクラクやねぇ。』って言われたけど...ダッちゃんのルーフが潰れます...笑)

道具を全てビーチに運び終えたところでNESSYさん夫妻が到着。ビーチにL.L.Beanシェルターを設置して、みんな揃って輝く海へ!!


NESSYさんオススメの某海岸に到着

着替えを済ませて海へ!

雲ひとつない青空を映すラピスブルーの海

まずはビーチ右側の波の穏やかな磯へ。
マスクを着けて波間に浮かんで海中を覗くと...おおっ、いるいる!オヤビッチャ、ルリスズメダイ、チョウチョウウオ...今年の和具ではまだ会えてなかったカラフルな熱帯魚たちが舞い泳ぐ。和具に比べ透明度が段違いに良いからだろうか?スズメダイやキュウセン、ニシキベラなどの見慣れた魚たちも体色が鮮やかだ。海底には大きな巻貝がゴロゴロ転がっていて、思わず潜水して拾いたい衝動に駆られる。


Masaは群れ泳ぐイシダイに向け早速ダイブ開始

最初は固まって大きな魚に擬態してたけど...


イシダイタッチ

せ〜の!ドボン!海面で素早く倒立状態になって、頭を錘代わりに真っ直ぐに急速潜行。すぐに海底に手が届き、巻貝を拾えるはずが...アレ?アレレ?全然届かない(涙)。いくら浮力のあるウェットスーツを着てるからって4mぐらいなら余裕で潜れるはずなのに...パーフェクトに濁りがない澄んだ海水が、水深を測る感覚を誤らせているようだ。(和具よりも明らかに塩辛い太平洋の海水ってのも多少は影響してるかも)
そんな情けない親父を尻目にMasaは5m以上もの海底を群れ泳ぐイシダイの稚魚(少年ぐらいかな?)に向け早速ダイブ開始。容易に海底に着いて、海底の石を左手で抱いて海底に留まり、世間知らずなイシダイの背びれを指でツンツン触ってイヤミたっぷりにニッコリ。


敵ではないことが判るとフレンドリーCLICK

手の届く距離を悠々と泳ぐ

最初はひと塊に固まって大きな魚に擬態して泳いでたけど、Masaが少しづつ浅い場所に誘導してるうちに僕らが敵ではないことが判ると、磯近くの水深2m程度の場所に移動して手の届く距離を悠々と泳ぐ。慣れるとフレンドリーなイシダイたちだけど、そのうちの好奇心旺盛な何尾かはキラキラ光るカメラのレンズに興味津々のようで、群れから外れて僕のカメラをツンツンと啄ばみにやってくるのだ。


どうやらカメラに興味津々のようで身体に触れても全然逃げない

『おい、やめろ!奴はママの言ってた怖いニンゲンだぞ!』
『ダイジョウブだって、このおっさん敵じゃないよ。』
『さっきの小さなニンゲンも優しかったわよ。』
『ホントだ、殺気が全然ないぞ。』
『わはははうひひひ、こら、おっさん、くすぐったいからケツなんか触るなって!』
『わっ、サイテー!レディのお尻触るなんて!淫行で訴えてやる!』

イシダイ少年少女たちにこんな会話があったかどうかはともかく(笑)、ここのイシダイは体に触れても大丈夫。尾びれで頬を往復ビンタされるという貴重な体験もすることが出来た。(但し、これは水深2mでのお話。水面直下だと彼らも緊張するようで容易には近づけない)


マリブツーの準備を済ませて...

沖へと漕ぎ出す

イシダイの少年少女たちとじゃれ合いながら泳ぎ回ってウォーミングアップした後、“ぎゃー!キャー!”歓声を上げて魚を追い回しているMamaとAzuを残し、僕とMasaはマリブツーの準備を済ませて沖へと漕ぎ出しビーチ左側の磯を目指す。
干潮の時なら陸伝いにも行けなくはないけど、いくつもの岩山を越えて15分ほど歩かなければならない陸路よりも海から入る方が断然ラクなのである。(*左の磯へ行くのはカヤックがないと相当辛いものと思われる)


マリブはタイドプールに浮かべておく

変な泳ぎ方のMasa(笑)

マリブの上から覗いてるだけでもビーチとは段違いに透明な海水。偏光レンズのサングラスを着けてるわけでもないのに、海底に生える色とりどりの珊瑚やその間を群れ泳ぐ熱帯魚がくっきりと見えるのがすごい。
ここの岩場は櫛状に細長い入り江が連続して続く地形で、外洋側は太平洋から打ち寄せる波が猛烈な音を立てているけど、入り江の中は割と穏やか。テーブルのように平らな岩場には無数のタイドプールがあって、マリブを大きなタイドプールに放り込んで浮かべておき、シュノーケリング開始だ。


外洋に面した磯に到着し、ビーチとは段違いに透明な入り江をシュノーケリング


海底は珊瑚だらけCLICK

チョウチョウウオも無数に群れ泳ぐCLICK

海に入ってまず目に付くのが、色とりどりの珊瑚。和具で見られるようなソフトコーラルではなく、モノホンの珊瑚である。グリーン、ピンク、白、赤...海面の波による光線の変化でそれらがゆらゆらと点滅しながら色が変わる様子に息を飲む。隣を泳ぐMasaとマスク越しに顔を見合わせて親指をたててGooood!の合図。僕らが海底に足を着くたびにプランクトンが舞い上がっているのだろうか?気がつけば、僕らは黄色い縞々が美しいカゴカキダイやオヤビッチャ、青いソラスズメダイ、無数のニシキベラの虹色の魚体に取り囲まれ、まさに竜宮城状態である。


いきなりのカゴカキダイCLICK

この頃から魚たちと脳波が同調し始めたCLICK


ソフトコーラルに群れ泳ぐ魚たち

50mプール程度の大きさの入り江にプカプカ浮かんで水中観察を続けていると、海底に何やら見慣れないものを発見。おおっ!あれは何だ!?音を立てないように気を付けながらそっと潜水して近づくと...うわっ!う、ウミヘビだぁ。2m近い黄色い身体(水中なので大きく見えた?)に茶色っぽい斑点...豹柄が何とも毒々しい感じ。


あれは何だ!?何とゴイシウミヘビ!CLICK

こちらは魚類(鰻の仲間)なので毒はないCLICK

きっと凶暴な毒ヘビに違いないと警戒しながら撮影のために怖々50cm程度まで近づくと、体色のエゲつなさとは裏腹にカワイイお目々(笑)。拍子抜けするほどのカワイイ表情だ。(後で専門家に写真を見せて聞いたらゴイシウミヘビという種類なのだそうだ。ウミヘビには爬虫類のウミヘビと魚類のウミヘビの2種類あって、猛毒を持つのは爬虫類・コブラ科の方。こちらは魚類の方(鰻の仲間)で、爬虫類のウミヘビにそっくりな姿をしていて、毒を持っていないのに持っているように見せかけて身を守っているだけなのだとか。)


身体が冷えたら良い湯加減のタイドプールでひと休み

天然の塩田

ビーチ寄りで潜ってる他のメンバーを呼び寄せ、みんなでウミヘビを観察した後は、少し身体が冷えたのでちょうど良い湯加減(40℃ぐらい)に熱せられたタイドプール(この磯は全て黒っぽい玄武岩で出来ていて海水が暖まるのが早いのか、まだ午前中だというのに所々に浅いタイドプールが干上がった天然の塩田も出来ていた。)に浸かってひと休み。タイドプールには黄金色に輝く海草がびっしりと生え、小指の先ほどの小魚やエビの大集団が群れ泳いでいる。これがAzuにとっては最高の漁場で、『カワイイィィ〜!』タモ網を振り回して大喜びだ。


タイドプールに浮かぶMasa

黄金色に輝くタイドプール

エビの大集団CLICK

あらよっ!こんなポーズでいいかい?

Masaは、シュノーケリングの合間に大好きなロッククライミングを楽しむ。
“何故登るのか?そこに岩があるから。”...まさにそんな感じで、彼が岩に登るのには理由なんてない。

(ただし、ヘルメットもプロテクターも何もないので非常に危険。絶対に真似しないで下さい。あ、ちなみにこの磯は岩が尖っているのでフルウェット&フェルト底の靴を身に着けるのが基本。水着でこの海岸に入ると体中がザックリ切れて血だらけ必至です。)


『何故登るのか?そこに岩があるから。』by なんちゃってロッククライマー


どこまでも青い海が続くCLICK

一人用のポットホール温泉

太平洋を背に幸せそうな笑顔を浮かべるウェットスーツな家族

なんちゃってロッククライマー遊びを楽しんだり一人用のポットホール温泉巡りをしたりした後はNESSY親分に付いて外洋へ!外洋側はまるで岩を切り落としたような垂直の絶壁になっていて、その壁にはソフト&ハードな色とりどりの珊瑚がびっしりと密生。7〜8mの水深に棚のような部分があり、その先は数十mにも達する深海。それでも海底がくっきり見えているのがスゴイ!


7〜8mの海底にもぐんぐん潜ってゆく

上:親分に付いて外洋へ!
下:思う存分潜れてサイコー!

『すっげぇ〜!めっちゃ深いよ!思う存分潜れてサイコー!』Masaは上機嫌で7〜8mの棚状の部分へとぐんぐん潜ってゆく。『あっ!』思わず水中で声を上げる僕。何と、あのクマノミが僕の至近距離にあるイソギンチャクから顔を覘かせているのだ!アニメ映画“ファインディングニモ”の主人公のカクレクマノミではないけれど、特徴的な2本の白の縦縞が蛍光色に輝いてメチャキレイ!『あっ、イカの赤ちゃん!』誰かが叫んでるけど、イソギンチャクから出てきて僕の目の前をヒラヒラ泳ぐクマノミから目を離したくないし...クマノミを選ぶか?整列して泳ぐイカの赤ちゃんを選ぶか?...何とも贅沢な悩みである。


尾びれをツンツンするMasa

白の縦縞が蛍光色に輝いてメチャキレイ!CLICK

クマノミはまるで僕らを全く恐れていないかのように僕の周りから離れない。それどころか、時折、その尖った口でツンツンと僕の足を突付いてくるのだ!『ねぇねぇ、遊んでよぉ!』まるでそう言ってるような愛くるしい表情。たぶん僕の足に付いたプランクトンを食べてるんだろうけど、ウェットスーツ越しに感じるクマノミの口先。何とも言えない幸福感を感じるのだ。


僕の指先に興味津々

色とりどりのサンゴとのクマノミCLICK

ドザエモンのようにプカプカ浮かんで海中観察を楽しむみんなを横目に、僕とMasaはタイドプールからマリブツーを引っぱり出して、入り江から入り江へと新たなシュノーケリングポイントを探し歩く。マリブから直接海にドボン!して海中をうかがい、再びバタ足でマリブに再乗艇...まさにシットオントップカヤックの楽しみ方の王道!マリブの設計者はこのフネをこんな風に使って欲しいと考えながら設計したんだろうなぁ...そんな風に思える使い勝手の良さだ。


呼吸する時間すら惜しんで夢のような世界を観察

マリブでシュノーケリングポイント探し

ただ、こんな遊び方をしていて、一番気になるというか鬱陶しいのがP.F.Dの脱着。
『カヌー&カヤックに乗る時はP.F.Dを』というのは我が国のパドルスポーツでは暗黙の了解。実際、P.F.Dの効果は絶大なのは充分に理解しているし、僕自身、何度もP.F.Dの浮力に救われているわけで、このローカルルールに異議を唱えるつもりは毛頭ない。でも、シュノーケリングの足としてシットオントップを使用する場合だけは、サーフィンに準じてこのルールを適用外にしてもらえないか?と思うのだ。


まるで信号のような鮮やかさ!CLICK

イカの赤ちゃんCLICK

今回のように頻繁に海中への飛び込み&再乗艇を繰り返す場合、その度にP.F.Dを着たり脱いだりしなければならない。P.F.Dを着たまま水深数mの海底に潜水する泳力は僕にはないので海に入る時は脱ぐことになるんだけど、さりとてカヤックに乗ってる時にP.F.Dを身に着けてないのを誰かに見られたり、その姿をHPに載せたりすると、鬼の首をとったような抗議メールが届くのは必至。浮力のあるカヤック上でP.F.Dを着て、白波逆巻く外洋を泳ぐ時に脱いでるってのは「ふたをしたまま風呂に入り、風呂から出た途端にふたを畳む」のにも似て変だと思うんだけど...う〜ん、何とかならないのかなぁ?



新たなポイントを探しに漕ぎ出してゆくAzu&Mama

 


漕いでたのはAzuだけでMamaは乗客状態

波の穏やかな入り江に到着

一旦ビーチに戻ってランチタイムを楽しんだ後、今度はマリブ2艇に分乗して再びさきほどのポイントへ。海に入るなり『ひゃぁ〜、くすぐった〜い!』Azuが叫ぶ。慌ててマスクを着け海中を見ると、先ほどよりも少し小さくてオレンジ色の身体をしたクマノミが熱心にAzuの足を突付いている。君、ホンマに野生か?(笑)その姿はまさにニモ!少し深いところにはさらにオレンジ色のクマノミがいて、そいつを観察すべくAzuが潜水開始。


身体のオレンジ色がキュートCLICK

メチャ人懐っこくて僕をツンツンと啄ばむCLICK


『ねぇ、遊んでよぉ〜!』どこに行っても付いてくるクマノミ。君、ホンマに野生か?

 


海底にたむろする魚たちを観察に向かうAzu。
水深3mぐらいなら大丈夫

上:すみかのイソギンチャクとクマノミCLICK
下:サンゴとオヤビッチャ
CLICK

そう、魚と仲良くなるには水面から見下してたのではダメなわけで、ちゃんと潜って魚と目線の高さを合わさないといけないのだ。ちびっこAzuも3mぐらいなら大丈夫で、思い通りに“ニモ”のそばまで潜って寄り目になっちゃうような至近距離で観察できて大満足のようだ。僕らがニモに夢中になっている間にも、珊瑚の陰から顔を覘かせるウツボ、相変わらずプカプカ浮かんでるイカの赤ちゃんズ、まるで棒切れのようなサヨリ...呼吸する時間も惜しいほどに見事な世界を堪能する。


あっ、クマノミ!魚と目線を同じにするのが大切

水深30mの世界を堪能するカナヅチともちゃん

僕は再びさきほどの外洋側の絶壁に出て、絶壁の岩に身体を固定していつもの方法で魚たちを呼ぶ。真っ先に僕のそばにやってきたのはニシキベラたち。この頃から魚たちと脳波が同調し始め(...た感じがして)、この感覚を覚えた瞬間、魚たちが正面を向いてくれるのが嬉しい。普通ならこんなちゃちな“現場監督”カメラでは絶対に撮れない(超広角だし、レンズが暗いのでシャッタースピードが遅く、必ずブレる)はずだけど、『オッサン、カッコ良く撮ってくれよな!』『あらよっ!こんなポーズでいいかい?』魚たちがまるでこんな風に言っているみたいに、僕の前で泳ぎを止めてくれるのだ。


オッサン、カッコ良く撮ってくれよな!CLICK

ワタシタチを無視しないでっ!CLICK

ベラの後からやってくるのは無数のオヤビッチャ、ソラスズメダイ、ルリスズメダイ、チョウチョウウオなど。これだけ多くの魚たちが集まって、次々とポーズを決めてくれる中、僕は時折指先でチョンチョンと触れ合いを楽しみながら夢中でシャッターを切ったのだった。


サンゴの陰から顔を出すウツボCLICK

こちらもウツボCLICK

少しだけ日が西に傾き海の色が変わってきたので、僕らはビーチへと戻ることに決める。その時、カナヅチのくせに外洋を平気で泳いでるMamaとAzuが水深5mほどの海底に超デカイ巻貝を発見し、Masaに拾ってきてもらうように頼む。『よっしゃ!』嬉しそうに潜っていったMasaが拾い上げてきたのは、巨大なホラ貝の一種・ボウシュウボラ。吉野や高野山でマジで法螺貝を買おうとしてた“将来の夢・修験者”なMasa(笑)は持って帰りたかったみたいだけど、残念ながら貝殻ではなくちゃんと中身入り(笑)。珊瑚の天敵オニヒトデを食べてくれる貝なので、ちゃんとリリースしてあげることにする。『あのサイズだと¥20000だなぁ...』Masaはつくづく残念そう(笑)。


Azuの願いを聞いて5mの海底に向かうMasa
おおっ!デカいじゃん!

上:お兄ちゃんが潜って採ってくれました
下:素敵な海岸をドライブして三重県へ

サンゴが林立する海底、和具で会えなかった色とりどりの熱帯魚がウヨウヨ...言葉では表現できない美しい海!...カナヅチのともちゃんでさえ、魚たちにつられて思わず沖合に泳いでいってしまうほどの数多くの魚たちに魅了されつつ午後3:30までほとんど休みことなく泳ぎ続け、これまでで最高のシュノーケリングを体験した僕らはいつまでも泳いでいたい気持ちを胸に、後片付けと着替えを済ませ、某海岸を後にする。


今回はマリブをスタッキングしてジェットバッグも搭載


今回のメンバー(左からフラメンコダンサー、我が家のペット、カメラマン、
ネス湖の怪獣親ビン、シュノーケラーな奥サマ、ロッククライマー少年)

夕暮れの太陽が反射してキラキラと輝く海を見ながらダッちゃんを走らせ、やってきたのは水平線が見える高台の温泉。絶景の露天風呂に入って疲れを癒し、例によってNESSYさんオススメの地元の人たち御用達の小料理屋で旨い魚(6人前と見紛うほどの量!)をたらふく食べ、NESSY夫妻と別れた僕らは今夜のP泊地・熊野を目指す。
『楽しかったねぇ〜!』
『う〜ん、最高!』
古座の海沿いを走るダッちゃんのサイドウィンドウ越しには美しいクレッセントムーン。水平線には無数の漁火がきらめき、九龍島と鯛島が漁火にぼんやりと浮かび上がるロマンティックな夜景を見ることが出来た。
『夏だねぇ〜!』
『夏よねぇ〜!』
僕らは全開にした窓から入る潮の香りを含んだ涼風を胸いっぱいに吸い込んで、 熊野への道をのんびりとドライブするのだった。


古座湾の漁火に浮かび上がる九龍島と鯛島

 

 
2日目 和具ノ浜&魚飛渓へ

 

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