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 July.2006 part.4

 

 

 

 


梅雨明けを思わせる青空に立つ蓮の花

7月26日 レンコン・ポタリング

子鬼の居ぬ間に...#9

どうしてこんなに身体がしんどいのか?あれこれ考えてみてもその原因は不明。とにかく身体中が錆び付いたような倦怠感だ。こういう時は去年の自分を思い出してみるに限る!ってことで、去年までのカヌー日記を読み返してみると、例年よくもまぁこんなに遊んでるなぁって自分で呆れてしまうほど...アハハハ、コリャ野遊び不足だわ、きっと(笑)。
実際、今月12日に伊吹山に登ってから2週間全く野遊びをしていない僕ら。映画を観に行った19日も結局「ダヴィンチコード」と「日本沈没」の間の半日はハードに仕事してたのだ。半月以上も休みなく働いてたら身体が変になっても不思議じゃないよなぁ...ってなわけで、今日は何とか休もうと努力したものの、結局午後からは仕事が入ってしまい休日野遊びはまたも延期(涙)
ところが...『じゃぁ、午前中だけでもお出かけしましょうよ!』ともちゃんはあくまでもポジティヴ(笑)
確かに今日の仕事は午後からだけだし出掛けようか!クラブのMasaと学校のプールに出かけるAzuを見送ってから、9:30、ともちゃんとふたりで出発だ。


サイクリングの装備はたったこれだけ

森川花蓮田へ

行き先はともちゃんが数年前に友達から教えてもらっててなかなか行けなかった旧・立田村(市町村合併で愛知県愛西市と名前が変わった)。長良川、木曽川、揖斐川の木曽三川が集まる海抜0メートルの湿地帯という特性を生かし昔から蓮根の産地である立田でレンコン畑を巡るサイクリング...題して“レンコン・ポタリング”を楽しもうというのである。でも、今日の僕らは出発が9:30でお昼12:30には帰宅しなければならない超タイトなスケジュール。たった3時間しかないのに他府県へ野遊びに出掛ける自分達に呆れながらも、3L/BOXER6エンジンの250psをフル活用して高速を飛ばし(あくまで法律遵守ですよ、遵守...笑)、立田の蓮田へ。
国営木曽三川公園を横目に見て木曽川を渡ると、辺り一面がレンコン畑(蓮田)なのに驚く。最近出来た「道の駅・立田ふれあいの里」にOUTBACKを停め、その場で2台のPEUGEOT Pacificを広げて、時間を惜しむようにポタリングのスタートだ。


自転車を引いて蓮田を見学。
平日だけに人影は疎ら

上:見渡す限り蓮、ハス、ロータス!
下:大きな蓮の花が満開
CLICK

まずは道の駅のすぐ近くにある「森川花蓮田」へキコキコ。
ここは周辺に見られる食用の蓮...つまりレンコンを栽培するいわゆる“蓮田”ではなく、あくまでも観賞用の花を保存する目的で蓮組合によって整備されたもので、ナント1.5haの広さ!蓮ってのは「極楽の七宝池に咲き輝く花」として仏教思想を代表する植物なわけで、若い頃は何となくあまり好きじゃなかったけど、そのふくよかなフォルムとか、柔らかな花弁の感じとか、淡い色合いとかが、梅雨明けを思わせる淡いブルースカイに映えて実に素晴らしい!


久々の好天のお出かけにゴキゲン

蓮の香りを楽しむともちゃん

しかも、これまで勉強不足で知らなかったんだけど、ひとくちに蓮と言っても、その種類は思いのほか多くて、ここ森川花蓮田に看板が立ってるだけでも「立田赤蓮」「陽山紅蓮」「ミセススローカム」「早尾紅蓮」「白茶茶碗蓮」など、バラにも負けないほ品種が豊富でそれぞれに特徴があって面白いのだ。

 

 

森川花蓮田をのんびりと散策した後は、蓮田の脇を流れる川に沿って周辺をポタリング(*“ポタリング”をことえりで変換すると“歩田リング”と出た。言い得て妙だなぁ...笑)。この周辺は、田んぼの代わりにほとんどが蓮田になっていて、白やピンクの花が僕らの目を楽しませてくれる。


色々な種類の蓮が咲き誇るCLICK

川沿いのダートを走って周辺をポタリング

道ばたの蓮を眺めながら走る

八重茶碗蓮CLICK

もしも時間があれば、立田大橋東の交差点を北へ向かい、木曽川とほぼ平行に走っている立田農面道路を走って道の両側に広がっている一面の蓮田を眺めつつ、旧・立田村役場のそばにある立田赤蓮保存田(32種類にも及ぶ蓮を見られる)まで行ったり、多度大社までのサイクリングを楽しみたいところだったけど、残念ながら今日の僕らにはその時間がなく、30分ほどの“歩田リング”を楽しんで、道の駅に戻って自転車を畳んで帰宅の途についた。


町中、蓮だらけ!!

『そう言えば、Yin&Yanなプジョーが2台揃って初めての自転車遊びだよなぁ。』
『そう言えばそうねぇ。』

今年になって劇的に増えた夫婦だけでお出掛けする時間。主に軽めの登山やトレッキングが多いけど、最近ではふたりきりでダウンリバーやシュノ−ケリングを楽しむことも増えてきた。ただ、基本的にともちゃんはアウトドアライフよりもアーバンライフが好きなタイプ。実際『ワタシはアナタのために“無理して”野遊びに付合ってあげてるんですからね!』が口癖である。
無理してるかどうかはともかく(笑)、僕と結婚しなかったらエビタモ網を手に川に潜ってフガフガ...なんてことは絶対にしてなくて、今も眩しいほどの美白のお肌を維持出来ていたのは間違いないとは思う(実は夫婦揃ってメチャ色白なんです...笑)。
そんなわけで、ふたりの時間が出来たことだし、これまで子連れではなかなかゆっくりと楽しめなかったショッピングや少し大人向けの映画(あ、エッチな映画って意味じゃなくね。)を鑑賞したり、美術館や博物館巡りなんかもいいなぁ...そんな希望が強いともちゃん。ただ、こういう都会的&文化的な時間の過ごし方をしようと思った時に問題になるのが、僕らが田舎暮らしである点。ホントに欲しいモノを選んだり、素敵な映画や絵画を見たいと思ったら、やはり三重県を出て大阪なり名古屋なりのそれなりの都会へ出る必要があるわけで、そうなると問題になるのが駐車場問題だ。


蓮の真似のつもりだけど...可愛くないなぁ(涙)

蓮の葉を滑る水滴が宝石のようだ
CLICK

野遊びなら大抵はどこでも好きな場所に停められるけれど、都心部は平日でもかなり混みあっていて、そんな状況に慣れてない泥だらけの三重ナンバーOUTBACKは、駐車場を求めて右往左往。そのうち旦那のあまりの田舎モノぶりに奥様激怒...出来れば避けたい状況である(涙)。そこで!都心を避けて比較的停めやすい郊外にクルマを停めて、そこから自転車で都心に向かうというアイデアはどうだろう?都会で自転車ってなんだか都会の人っぽくて洗練された感じもするし...。
決して若くない中年夫婦が自転車に乗ってショッピングしたり、美術館巡りをしたりっていいじゃん!この企み、実は20年前の結婚当初から温めてきたアイデアで、この2台のフォルディングバイクはこんな願いを実現するために買ったわけ(*2台がカヌーにぴったり収まるってのは内緒...笑)なんだけど、結局アーバンライフで使うというよりも、今回のように見どころを巡る(=ポタリング)ための“足”として使うことが多いのかなと思うのだ。


僕のお気に入り「白茶碗蓮 」CLICK

道の駅「立田ふれあいの里」にゴール

MTBでのサイクリングともなると、夫婦ふたりでもルーフやテールゲートにバイクキャリアを取り付ける必要があって、いかにも“自転車乗りですっ!”ってな大袈裟な印象だけど、Pacificなら2台積んでもOUTBACKのカーゴルームの1/4ほどしか占めないコンパクトさ(はっきり言ってこのままカーゴルームに積みっ放しにしておこうかな?なんて思ってしまうほど)。 自転車に関してはシロウトで所詮“なんちゃって”な僕らだけに、このフォールディングバイクという選択はもしかしたらキワメテ正しいのかもしれないな、と思うのだ。
ただし、PEUGEOT Pacific=BD−1は台湾で製造されているけど、設計はドイツのr&m社。さすがに体格の良いドイツ人を基準に設計されているだけに身長160cmと小柄なともちゃんにはフレームがちょっと大きすぎのようで、どうしてもサドルを下げたブサイクな状態で乗ることになってしまう。カッコよく、しかも快適に乗れることを目指してハンドルバーを近づける内傾アジャスタブルステムを取り付けよう...早くも改造計画が始まりつつあるのである。

 

 

 

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