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FLAME LAYOUT

 

 

 

 

 

 

 

April.2006 part.2

 

 

 

 

  

 


レイクサイド君ケ野の桜と“ロードゴーイングカヌー”FIAT PUNTO Cabrio

4月12日 桜のトンネル抜けて行く♪(三多気の桜)

子鬼の居ぬ間に...#2

今年になって休日のタイミングが変わって今週も水曜日に休みが取れた。数年前ならば子供たちと一緒に野遊びが出来ないのは間違いなく悲しいことだったはずだけど、それぞれが自分の世界を築き始めた今、必ずしも4人で過ごすことが楽しいわけではなくなりつつある。それどころか最近では夫婦で過ごす時間がとても楽しく思え、ふたりで過ごす休日効果なのか?休日以外でもお互いを思い遣る気持ちが復活してきている...そんな気がするのだ。鏡を見れば、そこにいるのは40歳の冴えないオッサンの姿。でもふたりで過ごしている間、気分だけはハタチ!で過ごせるし、傍らにいるのは親友であり戦友であり家族であり一応カノジョでもあり...20年を一緒に過ごした今となっては、もはや“分身”とさえ言える古女房。ほとんどの遊び仲間が華麗な独身生活を謳歌してる頃、まっ先に家に帰って子供のオムツを換えていたあの苦労が今、こうして報われ始めたのだ!(笑)

そんなわけで休日の水曜日。当初の計画は「夫婦カヌー」。OUTBACKにCAMPERとPATHFINDERを載せて宮川に向かい、夫婦であれこれ語り合いながら今シーズンのカヌー始めが出来ると思っていた。ところが、前日は生憎の大雨。ま、季節外れの大雨洪水警報な雨はともかく、問題は水位。宮川の水位は先週の+4m近くまで上昇し、漕げなくはないけど瀬も淵もな〜んもなくダーッ!と流れてるだけで楽しくないのは間違いない。そこで、今日は何しよう?ってともちゃんと相談した結果、今朝の天候次第でふたつのプランが思い浮かんだ。そのプランとは...

■PLAN.1・・・雨なら江坂に行ってpatagonia outletでお買い物。6年使ってボロ切れ同然になったともちゃんのスノーパンツを購入する(*掘り出しモノがあったら僕のハードシェルも...笑)
■PLAN.2・・・雨が降ってなかったら、久々にPUNTOをオープンにして花見。


子供を送り出した後、出発

ともちゃんの運転で美杉を目指す

目覚めると、どうやら雨が降ってなかったので、プラン.2を実行。
何事もないふりをして学校へ行く子供達を見送った後、そそくさとデイパックにトレッキングの装備とお弁当と花見団子、そして魔法瓶に満たした美味しいコーヒーを詰め、ソフトトップを開いてオープンエアにしたPUNTOのフロントスクリーンに昨日届いた吸盤式のホルダーを使ってGPSmap60CS-Jを取付け、ともちゃんのドライブで花見ドライブ&トレッキングにいざ出発!
行き先は旧・美杉村にある国指定名勝・三多気の桜。(市町村合併で津市になった。ちなみに津市は琵琶湖よりも広い面積を持つことになった)ネットで調べるとまだ咲き始め〜三分咲きらしいけど、多くの人がそうであるように花見ってのは桜が咲いてるか否かが大切なのではなく、花を観ることを口実に野山に出かけるのが楽しいわけなので全然良いのだ(笑)。


オープンエア!

君ケ野ダム湖に到着

...とは言え花見に行って桜を全然観ないのは寂しいので、まずは三多気へと向かう道すがら、少し寄り道をして君ケ野ダム湖へ。桜祭りが始まってる君ケ野ダム湖は今まさに満開!湖面から立ちのぼる川霧が湖畔に林立する満開の桜を水彩画のようにやんわりと滲ませ、とても風情のある光景である。ダムを渡り対岸にある「レイクサイド君ケ野」のそばには吉野も顔負けの桜のトンネルがあり、ほとんど人がいない静かな桜のトンネルの下にPUNTOを停めてのんびりと花見を楽しんだのだった。


舟下し場のパーキングにて

君ケ野から三多気の桜へと向かう

『ねぇ、もうこれで花見はお腹いっぱい!三多気に行かなくてもいいわよ。』空気まで桜色になっちゃってるんじゃないの?ってな“これでもか!”の桜に、ともちゃんは少々食傷気味だけど、『三多気は桜咲いてないからさぁ。』なんて変な言い訳をしつつ、僕らはダムサイトを後にして伊勢本街道を三多気へと向かう。

 


国指定名勝・三多気の桜はまだ三分咲

美杉の山里を縫うように延びる伊勢本街道を駆け抜ける空色のオープンカー。乗ってるのが中途半端な中年夫婦でなければ、それはそれは素敵なんだろうけど(涙)、ま、見た目はともかく本人たちはとっても気持ちイイからヨシ!である。
小さな峠を幾つか越えると、そこは三多気。小さな橋を渡って三多気の集落に入ってみると車道沿いの桜の並木道はふくらんだ蕾でぼんやり桜色にはなっているものの、花はナッシング。『桜全然ないぜ...どうする?』保存会の運営する駐車場に停めるには協力金¥500を支払う必要があるし、観光バスが何台もやってきて、桜並木の混雑も始まってるし...。『いいじゃない、散歩だけでも楽しみましょうよ。』ともちゃんの言葉に頷き、僕らはグレゴリーを背負って桜の咲いてない桜並木をのんびりと歩き始める。


こんな感じの道をトレッキング

まずは夜桜公園でランチタイム

それにしても、まだ花がないというのに、この混雑は何だ!ほとんどが僕らの親の世代...革靴やパンプスのおっちゃん&おばちゃんがゾロゾロ歩いてる中で、僕らの井出達はちょっと浮いてる感じだ。あまりの人の数に少々うんざりな僕らは並木を外れ、「夜桜公園」という看板が立つ広場に進んで、デイパックを下ろしてランチをとることにする。桃の花が咲くひと気の少ない広場でお弁当を広げ魔法瓶の温かいコーヒーを飲んでぼんやりしていると、桜はないけど何だかお花見気分が盛り上がる...う〜ん、大人のアウトドア!そんな気分だ(笑)。


堂々とした枝ぶりの古木

霧にけむる茅葺き屋根

ランチを終えると、観光バスの人たちが山から下りて来て並木道は少しマシな状態になる。加えて降り出した雨に観光客の皆様は慌ててバスに戻ってゆく。
斯くして、並木道は誰もいなくなった!『ラッキーな雨よねぇ。』ともちゃんはデイパックから傘を取り出しつつイタズラっ子のような笑顔。こうしてひと気のなくなった桜並木を僕ら夫婦はのんびりと歩く。まるでオブジェのようにクネクネと曲がった山桜の古木や茅葺き屋根の古民家が早くも水を張った棚田に映り込んで、実に風情がある光景...確かにメインの山桜はまだまだだけど、道ばたには桃や水仙、菜の花などが今を盛りと咲き誇り、よく注意してないと見落としがちな斜面には淡い紫色のスミレや白く可憐なニリンソウの群生なども見られて、野草マニアなともちゃんは大喜び。少しだけ咲き始めた枝垂れ桜の枝には10羽以上もの“空飛ぶ瑪瑙”...可愛いメジロが留まって花弁から蜜を吸っていたりもする(憎っくきムクドリが彼を蹴散らしたので、観察出来たのは一瞬だったけど)。


可憐なスミレが雨に濡れるCLICK

ニリンソウの群生地CLICK

こんな風に山里の自然を楽しみながら桜並木を2kmほど進むと、真言宗の古刹・真福院の鳥居(神仏混合か?)が見えてくる。鳥居の奥には本堂に向けて一直線に延びる階段、その両側には樹齢数百年とも思われる巨木が林立し、その奥に建つ山門が霧雨に煙って、実に美しい。
『いいねぇ、いかにもニッポン!って感じだな。』
『そうねぇ、山寺が雨に限るわね!』
僕らは滑りやすい苔むした砂岩の階段を一段一段注意深く上がって行く。


真言宗真福院に到着。
雨ならではの雰囲気が漂う

上:神仏混合の門前
下:大木が歴史を物語る

君ケ野ダム湖の空気が桜色だったとすれば、ここ真福院の空気はモスグリーン...苔色に染まっている。様々な緑色が霧によってモザイクではなくグラデートで満ちている優しく湿った緑色の空気...実に気持ちの良い空間だ。
ともちゃんは神々しさの漂う巨木に触れて、何かしらの“気”を感じるようで、木々にペタペタと触れている。雨音だけが響く山寺の幻想的とも言える風景を堪能して僕らは真福院を後にする。


木に触れて“気”を感じる

霧雨に霞む本堂

誰もいない雨の三多気は実に静か。僕らはいつも一緒にいるからあんまり意味ないけど、恋人同士だったりしたら2人きりになれるこの雰囲気は良い感じだろうなぁ...怒られるの口には出さないけど(笑)。
ゆったりとした気分で散歩を楽しみPUNTOに戻った僕らは、三多気を後にして自宅へと向かう。


おっちゃんとおばちゃんが何やってんだか!(苦笑)

カーナビとしても充分に使えるGPSmap60CS-J


このクルマは桜が良く似合う

少し山を下ると雨が上がったので、再びPUNTOのソフトトップを開きオープンエアドライブを楽しむ。僕らの耳に聞こえるのはECVTトランスミッションが発する独特の唸りと森に住む野鳥のさえずり。そして桜のトンネルを抜ける時にはらはらと舞って膝に落ちる桜の花びら...PUNTOは自動車だけどヘルメットがないぶんバイクよりも風を感じることが出来る乗り物なのかもしれないなと思う。


花見と負えば、コレでしょ!

もう一本どう?

『そう言えば、まだ花見団子食べてなかったね。』
『あっ、忘れてた!』
...ということで、少し寄り道して桜並木の下にPUNTOを停め、花見団子を食べる。天気が変わるのだろうか?急に吹き始めた風。揺れる桜の枝からは、まるで零れるように花びらが散って団子にくっつく。
『いやぁ〜、ホンマ風流やねぇ。』
『まさに花見団子ね!』

桜吹雪の中で過ごす夫婦だけの時間...この十数年忘れていた“何か”を取り戻すことが出来たような気がする。『再来週はどこ行こう?』
さぁ、ようやく人生が楽しくなってきたぞ!


花見を終えたところで雨が降り始め屋根をクローズ

山道を自宅へと急ぐ

 

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