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January.2006 part.1

 

 

  

1月5日 2006初滑りinめいほう(めいほうスキー場)


Masaの新しいゴーグルに映った我が家

 

3年連続となれば、もはや恒例と呼んでも差し支えないだろう。今日は朝4:00に起床して2006年初滑りだ。ご存知の通り我が家は12/29から昨日1/4まで九州の実家に帰省。乗車率160%の新幹線で6時間近く掛けて自宅に戻り、休む間もなく九州から送った荷物の整理に忙殺されて床に就いたのは日付が変わった1:30a.m....この時点で白馬や戸隠は消えた(笑)。しかも天候や気温そして人出に一抹の不安があったので、行き先を決めずに5:20に出発する(このイイカゲンさも毎年恒例...笑)。


道の駅を過ぎると圧雪路

名古屋までやってきて降雪や強風がないこと、そしてスキーヤー&ボーダー系のクルマの姿がほとんどないことを確認したので、一宮分岐で中央道方面ではなく久々に東海北陸道に進む。東海北陸道を走りながらゲレンデガイドを手に家族会議の結果、Masaの強いプッシュで今日の行き先を“めいほうスキー場”に決定だ!

“めいほう”は僕とともちゃんの名字が同じになる数カ月前(つまり結婚直前)の1989年1月に一度だけ訪れたことがある思い出深いスキー場。
確かそのシーズンにオープンしたばかりの出来たてホヤホヤだったように記憶している。当時は施設がまだ完全ではなく、色々な部分で不便で(特にトイレがセンターハウスの半地下に一ケ所しかなくリフト待ちはないけどトイレ待ちはあり!...そんな覚えがある)、ビギナーフレンドリーな5kmを超えるロングコースはともかく、“吹雪時々ブリザード”な天候(笑)と相俟って、正直なところ『2度と来るか!』な印象だった。

でも20年近くの時を経て、今では奥美濃で3位の集客数を誇る人気スキー場へと成長を遂げたとのことで、スキーを再開した3年前から一度は行ってみたかったゲレンデなのである。渋滞もなく、路面も乾燥してて快適ドライブ...って油断してたら『道の駅・めいほう』から先は完全に真っ白な圧雪路。でもOUTBACKの走行性能はさすが!坂道でテールを振りながら止まり、先に進めなくなる先行車(何故か揃いも揃って三重ナンバー!...涙)を次々とパスし7:30センターハウス正面の第一駐車場にラクラク入ることが出来た。

24時間OPENの更衣室もあるけど、僕ら“日帰りスキーヤー”はクルマの中でアクロバティックな体勢で着替えるのがルール(ホンマかいな?)。車内ミエミエだったDiscoとは違ってOUTBACKは濃色プライバシーガラスなのでイイよなぁ〜!って言おうとしたら、ともちゃんは平気で助手席で着替えてるし!『オバサンは何でもアリなのよっ!』ヲイヲイ(涙)


道路の脇には雪の壁

手早く準備を済ませ、Azuのリフト券を買って(大人3人は東海北陸道・長良川SAで発券済み。これってとっても便利!)8:00のオープンと同時にゲレンデへ!今日は1/5、お正月気分は抜けないものの一応は平日なので、スキーヤー&ボーダーの姿は疎ら。ここのメインリフトである第一クワッドでさえもリフト待ちはおろかリフトが僕らを待ってる状態である。


Masaはいきなりカッ飛ぶ(唖然として見送るMama)

ちょ、ちょっとオーバースピードだろ!?

まずはシーズン初めの足慣らしってことで、長い2本のクワッドを乗り継いで標高1600mの山頂から一気に標高差700mを下る全長5000mのロングコースα500へ。(*ちなみにここはα=初級/β=中級/γ=上級となっていて、数字が距離を示す)

 


雲越しに大きな太陽が輝く

天候は曇り、気温はかなり低く、数日前に降った新雪がフワフワモフモフなパウダーで、芸術的とも言えるほど美しく整備されたゲレンデ...雪が良いもんだから、まるで昨夜のエッジング&ワキシングがプロの仕事であるかのようにスキーが滑って快適!『いいねぇ〜!』『う〜ん、最高!』4人で並んでのんびりとクルージングしながら、僕らは楽しくおしゃべりを楽しむ。


クワッドリフトでお決まりの影絵遊び

朝イチバンのα500は僕らだけ!
 

ほとんど休むことなく一気にセンターハウスまで流した後、再び同じリフトで山頂へ向かい、今度はβ90へ。山頂に着いた瞬間、雲間から暖かな太陽が顔を覗かせ、一気に明るい雰囲気になる。

『確か前に来た時は、間違って上級のγ90に行っちゃって死にそうになったわよねぇ。』
『えっ?違う違う!あれは今アナタが滑ってるまさにココ、β90の中級コースだよ。』
『うそ!じゃぁ、もしかしてワタシ上達したわけ!?』

もちろん17年前とはゲレンデコンディションが変わっているのかもしれない(コース幅がかなり広がった気がする)けど、21歳の彼女はここβ90で転倒を繰り返し、涙を浮かべてたのは紛れもない事実である(笑)。


α140は明るい森の小径のよう

α500以外はほとんど貸切状態


山頂にて記念撮影(*Photo by Azuなので彼女だけ合成)

17年後まさにそのゲレンデを鼻唄混じりで滑ってゆく彼女。しかも隣には娘のAzuが『ワタシ、ここならダイジョーブよ!』とリズミカルにターンしながら滑っていたりするし、“火の玉ボーイ”Masaは姿勢を低くしてチョッカッコ〜!...あの時、泣いてる彼女を慰めながら、17年後のこんな家族の姿を想像出来なかったよなぁ、なんて思いつつちょっと幸福感に満たされる僕なのである。

 


天気予報に反して抜けるような青空

 

β90からα500に合流し第2レストハウス下の乗場から鈍足第2ペアリフトでα140を滑る。ここはほぼ直滑降、時々エッジを効かせてスピードを殺す程度でのんびり快適なクルージングが楽しめる絶妙の斜度。しかも全くもって貸切状態でとても良い感じ。ここで『ワタシ、めいほう大好き!今までで一番好きかもっ!』by ともちゃん(笑)。


もう誰か止めて!状態

グッドコンディションにAzuも終始笑顔

ま、去年の車山もエコーバレーもこのフレーズだった“スキー場にホレっぽい”彼女の印象はアテにならないけれど(笑)、確かに僕らのような“観光客系”スキーヤーには実にリラックスできるゲレンデだ(逆に“体育系”スキーヤーが楽しめるゲレンデはγ80とγ90の2本しかないのでつまらないと思う)。5000mを2本と1400mを3本の計5本滑っただけでお腹が減った僕らは寂しいほど空いたレストランで超早めのランチ。一時間ほどのんびり過ごした後、β75とβ80を何回か楽しみ、次は第4クワッドリフトに乗ってβ100、β30、コブコブγ20など次々と制覇してゆく。


γ90から山麓を望む

気持ち良くクルージング


雪煙を上げてターンするMasa

もちろん、滑り始めてすぐに青空が広がったことや、メインゲレンデのα500以外はほとんど貸切状態だったことも好印象の理由なんだろうけど、ともちゃんならずも、ここは本当に“楽”なスキー場...非常に分かりやすいコースレイアウト、鏡のように行き届いた圧雪、γ(上級)の数本を除いて全てが僕らのような初級者向き緩斜面、広々として見晴らしが良いこと...昼食後はほとんど休むことなく、とは言えガシガシ貪欲に滑ったわけでもなくほど良い感じで20本ほどを滑り、γ70、γ80とγ90の3本の上級コース以外全てのゲレンデを楽しむことが出来た。


リフト上でMasaを使って記念撮影

とにかくいつもなら転けまくりの僕やともちゃんが6時間滑って一度も転倒しなかったなんてことは初めてのことなわけで、今日のグッドコンディションはどれほどのものか判るというもの。Azuは来シーズンのショートスキーDEBUTに向けポールレスの練習に余念がないし、Masaは例によって怖いもの知らずの“火の玉ボーイ”と化していたので、何度か頭から雪面に飛び込んでゴーグルを割ってしまい、急遽ショップで新しいゴーグルを買う羽目になったのは、ちょっと痛かったけどね。


β75をゆくMama

彼はこの後正面のネットに突っ込みました(涙)

朝の8時から6時間近く滑り、14:30にともちゃんの足が痛くなったところで今日のスキーはおしまい。振り返ってゲレンデを名残惜しそうに見つめるMasaを急かせてOUTBACKに戻る。

帰り際に『帰られるんですかぁ?』と使用済みリフト券を譲ってくれとのダフ行為を持ち掛けられたのにはちょっと残念だったけど(スキー場が次々と消え行く今の状況を知ってて、モラルよりも損得を優先する考え方って人としてどうなんだろう?リフト券って決して安くはないけど、家族で6時間も楽しめて昼食付¥4000なら価値アリだと思うし。スタッフとか施設が最悪でこんなスキー場潰れちゃえ!なんて感じたとしても、ズルするんじゃなく、今度から行かなけりゃいいだけのことじゃないのかなぁって思う。)、『すみませ〜ん、使用済みリフト券でサイパン旅行が当たるもんですからぁ〜。』なんてケンカせずに断って(応募してくるのを忘れたけど...笑)、ま、気を取り直してスキー場近くの明宝温泉へ。


Azuは来年のショートスキーデビューに向け練習中

圧雪路を帰路につくOUTBACK

温泉で身体を暖め、コーヒー牛乳を飲み、明宝ウィンナーを食べ、明るいうちに帰宅...のはずが、毎度お馴染み(スミマセン...)マジコさんちに立ち寄って一緒に夕食を食べて23:00に帰宅。九州から戻って薪ストーブが家を暖め終わる前にスキーに出発という強行軍ながら充実した一日はこうして終わりを告げた。

 

 

 

 

 

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