魚飛はすでに数カ所でパワーショベルが稼動していて、来週には川が濁り生き物たちが暮らせる環境でなくなるのは確実。死滅した生き物たちが元通りに戻るのは数年後、あるいは十年以上先のことかもしれないけど、僕らはその日が来るのをずっと待ち続けたいと思う。その時、僕らはちゃんと川遊びが出来る体力を維持出来ているのだろうか?もしかしたらMasaの彼女やAzuの彼も一緒にダッちゃんに乗せてここに来るのかな?いや、もしかして孫がいたりして...(笑)『大丈夫だよ、パパたちが来れなくても、オレは自分の子供を連れてここで遊ぶから。』そんなMasaの言葉にアレコレ将来を想像しつつ、少なくとも僕の30代最後の魚飛渓訪問は終わりを告げた。Hasta
la vista.Uotobi!なのだ。
魚飛渓に別れを告げた僕らは大雨の降りしきる中、お魚市場の“魚てつ”で昼食を食べ、いつものように古里温泉に入ったり、大内山牛乳のショップでソフトクリームを食べたり、木つつき館でお買い物を楽しんだりして国道42号線のフルコースを満喫しつつ帰宅の途につく。ダッちゃんのサードシートでぐっすり眠るふみくんたちの寝顔をバックミラーでチラチラ見ながら、ツアコン&ドライバーの僕は『楽しんでくれただろうかなぁ...』とこの2日間を振り返るのだ。
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