青空に映える田口大橋(進入路は完璧に復旧)
3月26日 宮川“up&down”リバ−(南伊勢大橋〜野原橋往復42.195km) 本当なら、今日は友人U一家と伊勢湾フェリーで海を渡って『春の伊良湖・菜の花サイクリング&いちご狩り』のはずだった...昨日までは。ところが今週始め、白川郷から戻って以来どうも体調が優れないともちゃんが、満を辞して(?)昨日病院に行ったら、見事にインフルエンザB型の太鼓判(笑)。どうやら先週の結婚式でじいちゃんからもらったみたいだ(親子なので♪恨みっこなしよ、あっぷっぷ!...笑)。そんなわけで昨夜、友人Uに電話をしてキャンセルをお願いしたわけだけど、今朝目覚めると、ものの見事に快晴! 『言いたいことは解ってるわよ、あなたたちだけでどこかへ行って来れば?』と、ともちゃん。 そこでその提案を断ったのはAzuだけ。 青い空に白く丸い雲が浮かび、西から東へぐんぐん流れている。 伊勢道・勢和多気ICから宮川へ。宮川沿いをクルマで走りつつ、カヌーシーズンインに先立ち、野原橋、田口大橋、中川大橋など主だったスタートポイントをチェック。随所で災害復旧工事の重機が動いているものの、これらの進入路の通行に支障はない。それどころか、進入路は拡幅整備されて四駆じゃなくても簡単に進入できるほど(実際田口大橋の河原ではNISSANマーチが水際まで入ってたし...笑)だ。 しかも、ダム放水がない宮川本流もまずまずの透明度を取り戻し、これで水位がもう少し上がれば快適なカヌーツーリングが楽しめそうだ。(ただし、川底はべったりとシルトが覆っていて生態系が元に戻るのはまだまだ先の話) クルマを走らせながらMasaと今日の大体のコースを話し合った結果、宮リバーパークにクルマをデポし、そこから上流の野原橋まで川沿いを上り、野原をスタートに“川下り”をスタート。ゴールは宮リバーパーク、あるいは元気なら度会橋まで走り再び宮リバーに戻るというコース。カヌーで下れば野原〜度会橋は27km。往復で54km程度だから男ふたりの半日コースとしては最適だろうという判断だ。 川沿いの桜並木の遊歩道を通り、内城田大橋を渡って右岸へ。ここから久倶都姫橋までの川べりは砂利工場のプラントがあるので、県道を直進。 久倶都姫橋から県道を離れ、田間の集落に入って森を抜け、川沿いのあぜ道へ。『ねぇ、なんか川へ下りる道があるよ。行ってみようよ!』 Masaはまだ6歳だったこともあって全く記憶がないそうで、知らない道を自分の足で進むのはワクワクドキドキでメチャ楽しそう。 田間からは川沿いの獣道みたいなシングルトラックを通って県道へ戻る。そこからは舗装はされているものの森の中を抜けるワインディング。暗い針葉樹林の木々の向こうに見える宮川のエメラルドグリーンの川面、そして上流に見えてくる赤い鮠川大橋のコントラストが素晴らしい。 森を抜けると、またまた魅力的な川への進入路。
右岸の道路からは終始美しい宮川が見える
雲が流れ、洩れる日射しでエメラルドグリーンに輝く川面
眼下に望む“空”
春の陽射しが差し込む明るい店内で、上丼にあたる“月”丼を戴き、元気を取り戻した僕らはさらに川下りを続ける。決して“ピーカン”ではなく、雲の塊が西の方角からかなりのスピードで流れて来て、時折太陽を隠す。Tシャツにフリースのプルオーバーだけの僕らは時折、寒さを覚えるようなそんな気候である。 ただ、そんな流れ来る雲が広い河原に影を落とし、宮川の川面に映る空の模様はとてもダイナミックで美しく、僕らは自転車を停めてしばしその光景に見とれる。『早回しのビデオみたいだね。』まさにそんな感じ(笑)。普段は水面スレスレから眺めてる見慣れた宮川の景色も、川岸の崖を走る道路や橋の上から俯瞰でじっくり眺めるとまた違った表情を見せてくれる。改めて美しい川だなぁ...という思いを強くする。 鮠川大橋からは往路と同じルートで内城田大橋へ。内城田大橋を渡るとクルマをデポした宮リバーパークはもう間もなく。サイクルコンピュータの距離計は間もなく40kmになろうとしている。 悪名高いアンダーカットの岩もそのそぶりも見せない感じだけど、岩の周囲の流れを良く見ると、全く規則性のない複雑な動きが見てとれる。今日なら泳いでも大丈夫。でもあと水位が50cm高かったら... ホイールが止まってる間は自動的にストップウォッチが止まる仕組みなので、休憩したり鰻丼喰ったりしてる時間は省かれているけれど、この数字はまさに“二流ランナーがフルマラソンに出場した”数字に相当する(笑)。 ヒッチメンバ−に取付けた4台積みのキャリアに2台のMTBをセットした僕らは宮川を離れ、高速を通って家路を急ぐ。たぶん今日が最後になるだろうDiscoでのドライブ。『お別れの直前にさ、Discoに宮川の砂利を踏ませてあげられてヨカッタかもね。』Masaの言葉に僕は少しだけ感傷的な気分になった。
アップダウンだらけ&1/3がダート(あぜ道)を42.19km(マラソンと同じだ!)。 AzuやMamaがいたら到底無理な距離だけど、Masaとなら余裕のヨッちゃん(笑) クルマからでは決して見えない宮川の今の姿を確認できて有意義な一日でした。
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