「アウトドアに特別な道具は必要ないんだ。とりあえず身の回りの家庭用品を使って始めよう。」っていう意見が多い中、ここにも一人いました「道具フェチ」。そう僕のことです。昔は僕もそう思ってたんですよ。「道具に頼るなんて邪道だ！」って。キャンピングストーブより立ちカマド、カヌーよりいかだ、テントよりポンチョでのビバーグ・・・。でも、やっぱりハマッてしまいました。アウトドア・イクイップメントの機能美の世界に。きっかけはPhoto Essay#4「0才児と楽しむカヌー」にも書いてますけど、アウトドア断ちを強いられている数カ月の間、実際にキャンプに行く代償行為としてちょこちょことショップに出向くうち、気が付けば家中道具だらけ。それに僕の場合ちょっとヘンなもの大好きなので、世の中の主流と外れたモノが多くて妻の怒りはより一層大きくなるわけです、ハイ。まあ、おヒマな方はどうぞ僕のカヌー倉庫をのぞいていって下さい。

御存じオールドタウンの定番レクリエーションカヌー。美しいフォルムと丈夫な造りには定評がある。最大積載量は408kgとちょっとしたピックアップトラック並みなので、思いついたモノを何でも積み込める。家族4人+二泊三日のキャンプ道具なんてへっちゃら。静水はもちろん腕次第でちょっとした瀬も難なくこなす。リアルホワイトウォーターには向かないけれど、とにかく僕のレベルには有り余る性能。アパラチアンもいいけど、僕のウデだと多分ケガしそうなのでもう少しうまくなってから買うつもり。僕は（一生大事に使うつもりで、）こいつのウッドガンネル仕様を購入した。ウッドガンネルは5万円高の30万円。Mad Riverなんかのウッドガンネルと違って、ガンネルのエッジがトンガってるので最初の頃はJストロークがやりにくかったけど、ウッドの質感や雰囲気はたとえハルがウッド&キャンヴァスじゃなくてもそれなりにいい感じだし、とても気に入ってる。
買ってすぐにバウとスターンにスキッドプレートを装着。一番傷みやすい部分を保護するこのオプションは本当にオススメ。ウッドガンネルとこのスキッドプレートがカラーコーディネートしたみたいに同色なのは嬉しい誤算だった。英文だけどすごく丁寧な説明書が同梱されてるから、誰でも簡単に取り付けられる。（ガレージは汚れるけど。）
　あとモディファイしてるところといえば、キャリングヨーク。Scott Canoeのモールデッドタイプはとてもかっこいいし、なにしろ肩のカーブに合わせて削り出してあるので体感でカヌーが5kgは軽く感じるという魔法のキャリングヨークです。Camperはチェリー材のものをオーク色に再塗装して、Hunterはアッシュ材のナチュラルでそれぞれ使っています。あんまり他では見ないけど、とにかくカッコイイしラクチンなヨークです。
それと不思議なことに僕のカヌーは最初からシートが1インチ低い仕様になってた。なぜでしょう？膝立ちで漕ぐことが多いから都合よかったんだけど・・・。

僕が初めて買ったカヌー。女性でも楽に運べる軽さと機敏に動く操作性の良さで人気の高いレクリエーションカヌー。全長が短いので直進性に欠ける。バウが低く、ハルが浅いのでハードなダウンリバーには向かない。夫婦ふたりだけならタンデムもこなす。緩やかな川を夫婦と10kgぐらいの子供の3人で楽しむにはいいだろう。でもきっと近いうちにもう少し大きいフネが欲しくなる。僕もそうだった。だから、ビギナーにはとても乗りづらい。バウはやたら回りたがるし、リーンの限界も低いので振り回そうとすると沈が待っている。ただ逆に考えれば、（フラットボトムの中では）「上手くなれるフネ」っていうことも言える。たしかに僕もキャンパーに乗り換えた時すごく上手くなった気がしたから。フラットボトムの瀬の波の上をススーっと滑る感じは分かりやすいし。なにしろ軽いフネだからポーテージやカートップもラクラク。反応が敏感で、ガンネルが低いからJストロークやスカーリングのコツも掴みやすいしネ。　それと、カタログやガイドブックには書いてないけど、（フラットボトムの中では）ボトムのロッカーがきつい。僕もキャンパーとハンターを裏返してテーブルにしてみて気付いたんだけど。（ハンターのテーブルは、お皿がやたら落下するので（笑））
思いの他沈し易く、僕らは合計12回の沈を経験した。Camper買う時売るはずだったんだけど、想い出いっぱいあって売れなかった。もうすぐ、Maaの艇になる予定。

大きなヴォリュームとワイドな全幅で初心者に最適。もう売ってないけど。スケッグまでついてるから、いきなりまっすぐ進むし、多分沈する人は少ないでしょう。今はクラブに寄贈して手元にはない。

\6500

Old Town買ったらおまけでついてきたパドル。どこが作ってるのかは知らないけど、Made in Canadaシール付。シャフトが細くて手の小さい人に最適。僕の使い方で2年はもつ。

\11000

グリップに裏表があって握りやすい。L.L.Beanのパドルと同じ商品か。ただ、長さがワンサイズなのは惜しい。

\5400

安い！丈夫！ブレードが大きい！重いけど。壊しても気にならないので、こればかり使ってます。見た目がおしゃれじゃないので木目に塗装してかっこよくなりました。

ボーイスカウトの家型テントはただひたすら重かった。暗くて重いイメージしか記憶にないです。ただ今のドーム型と違ってグラウンドシートを外せば、焚き火もできた。（重さ：30kg以上）

名前のとおり月明かりで設営できる。軽くて小さくて、その上安い。足元が窮屈だったように覚えてるけど最新型はそこらも改善されたらしい。子供が生まれた時人にあげちゃいました。でも色はやっぱりあのグリーンじゃないとね。（重さ：2.2kg)

ファミリーテントの定番。設営も楽だし、大きさのわりに風にも強いし、家族4人+荷物にちょうどな大きさ。パッキングサイズも他のメーカーに比べて小さいし、軽いし。5年めだけどちっとも壊れない丈夫なテントです。新型がでて安くなってるから特にオススメ。僕がEureka!が好きなのは、収納袋の造りの良さです。Mont-bellは小さすぎる！(重さ：6.6kg)

ファミリーキャンプに一瞬走ったものの、やっぱりソロ用が欲しくなってS-1を注文。「さかいや」のお兄さんの「もし大き過ぎたら責任を取るから、悪いことは言わない。S-2にしなさい！」というアドバイスに従って購入。広すぎず、狭すぎず、学生時代の四畳半の居心地です。息子と二人のキャンプはコレでOK。広い前室はパドルをポールに使ってとっても便利。（重さ：2.5kg）*驚くべきことに計りに載せると2.2kgしかない。驚異の誇大広告！ちなみにコレ、２セット所有してます（笑）

上手に張ると最高に美しいタープ。補強も万全だし、張り方の自由度も高い。でも唯一の欠点がひとつ。風の強い日にひとりで張るのはちと難しい。河原のキャンプにはオーバークォリティーです。ペグダウンの数も多いし。使わなくなってオートキャンプ派の友達に売ってしまった。

カタログに初めて載った時にひらめきで買いました。1ドル=80円の頃ね。いまは＄132に値上がりしてますが、それでも価値ありです。自立式だから設営楽だし、ある程度高さの調整できるし、夏の河原だけじゃなく、海水浴でも大活躍。（人の少ない時だけですよ！）
上手にペグダウンしないと、よーく飛びます。最長不倒距離200m以上！グラスファイバーのポールもペケ。

リッチウェルを売って数年後、オートキャンプに行くようになった時、やっぱり買ってしまいましたヘキサウイング（笑）snowpeak入りした元・リッチウェルの横山氏が開発した正統派タ−プがコレ。相変わらず上手に張ると最高に美しい！補強も万全！

純粋にソロ用タ−プとして買ったもののよく考えたら、ソロでタ−プなんて使わないのね（涙）カヌー倉庫で眠っていますが、最近カーサイドタ−プとして使う機会も。

番外
これ以上らくちんでこれ以上重いタープはない！タープというより運動会の来賓席の○○○小学校って書いてあるテントに近いかな。3m四方で高さも3m。組み立て30秒（！）はホントです。仕事で重宝してます。ほんと、2tトラックでキャンプに行くひとは便利だと思いますよ。（笑）