CHAPTER 9 3月29日 床工事始まる! 3/26に床の資材が搬入された。それからというもの雨や風の荒れた天候で資材を被ってるビニールシートが飛ばされて大変だったのだが、今日やっとのことで床工事が始まった。まずは基礎のボルトに大引きをはめ込む作業。おじさんひとりでやってるので今日のところは大引きの途中で日没。夕方にはシロアリ駆除処理会社がやってきてひととおり薬品を散布してた。ログキットの部材は工場で防虫処理されるのでこの作業の必要はないのだが、大引きと根太(...床の構造材のことね)は現地調達資材ということでかなり念入りにしてくれました。明日からも引き続き床工事の予定。
3月30日 床工事止まる!? 現場監督さんから「ログキットの入国が検疫(?)で遅れてる。」との電話がある。え、そんなぁ...。ログがいつになるか判らないし、床工事をあまり早くやってしまうと雨に濡れるからって理由で床工事も中止。どうなるんだろ...。何故か天窓の部材が届いた。ちょっと早すぎるんじゃないの?
4月1日 床工事再び始まる! またまた現場監督さんからFAXが届く。おおっ、ついにログ組みが8日から始まる!週明けの5日にログの第一便が搬入されるらしい。(うちの前の道は10tトレーラーが限界だし、40ftのコンテナ満載のログ部材を置いておく場所がないので、一旦工務店のヤードに搬入してから少しづつ運ぶそうだ。)ログの日程が決まったら早速床工事も再開。朝から2人の職人さんが手際良く大引き根太を組んでゆく。根太や大引きを支える束は90cm間隔でびっしりと立ち並ぶ。床板は37mmもあるのにこんなに束が必要なのかなあ...。また、束石もコンクリートや石じゃなくプラスチックのジャッキのような形状のもの。「後で調整可能なんですよ。」と職人さん。
4月3日 床工事完了 今日は朝から春らしい晴天。昨日に引き続き床張り工事だ。まずはデッキに防腐処理済みの板(厚さ30mm)が張られる。見てるといかにも簡単そうなのだ。完成後のデッキの増築は自分でやろうと思ってるので、良く見ておかないと。 会社から戻ると、山のように積み上げてあった床用の12mm合板や断熱材のポリスチレンフォームは全て無くなって床工事は完了してた。その姿はまるで能舞台のよう(笑)あとはデッキの両端を切り揃えて、ログ壁や屋根が完成後フローリング材(パイン25mm)を張るだけなのだ。
4月5日 ログ材の搬入。いきなりログ組み開始! 昼前にいきなり6人の職人さんが現れる。ログの搬入要員だそうだ。今日はログの搬入だけだろうと思ってて仕事を終え家に戻ってびっくり!もうログ壁の組み上げが始まってるじゃないか!すでに3段目までが出来上がっててなんともログハウスっぽくなってきてる。良く見ればログ材一本一本に僕の名前が記入されたカードが貼り付けてあって感激なのである。フィンランドから遥々やってきた材料はすごく精密にプレカットされててまるで工芸品のよう(ちょっと感動もの!)。発泡性の断熱材をサンドイッチする形でどんどんはめ込んでいくのだが、これがかなり精密でかけや(大きな木のハンマー)で何度も叩いてもなかなか入らない。う~ん、こりゃ丈夫だわ。明日は朝から本格的にログ組みが始まって1日で2階の床の高さまで積み上げる予定なんだけど、お天気は...雨(涙)「施主さんの心掛け次第やね~。」とはログビルダーさんたちの言葉(笑)
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4月6日 ログ組みは続く。 窓を叩く雨音で目が覚める。天気予報では午後からのはずなのに、おかしいなあ。「施主さんの心掛けが悪いから、やっぱり雨やねえ。」というログビルダーさんの笑顔が目に浮かぶ(笑)7:30、12人(!)のビルダーさんたちと共にクレーン車到着。8時まえから雨のなかログ組み作業開始なのだ。1時間ほどで雨もあがり、作業は急ピッチで進み、昼には8段目までまで組み上がった。昼過ぎに小学校の入学式から戻ったMaa-kunとMamaが玄関で記念撮影。将来Maakunが大きくなった時に入学式の日にログハウス建ててたよなあって思い出してくれるかな? 午後からは雷も鳴り響く不安定な天気。交互に土砂降りの雨、晴天のくり返しで作業はやり難いみたいだ。(雨でお休みの僕もお茶出しを手伝ったんだけど、結構大変ですねえ、お茶出しって。いつもやってくれてるMamaに改めて感謝なのだ。)
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8:00a.m. |
1:00p.m. | ||
4:00p.m. |
6:00p.m. | ||
4月6日 ログウォール完成! 窓今日も朝7:30から作業開始。昨日とはうって変わって快晴だ。長尺もののログ組みなのでペースは上がらないものの、2階の床を仮張りしての作業は続く。2時頃、ログウォール全22段が完成!残るは屋根を支えるトラスだけ。これが終わると2日間鳴りやまなかった「かけや」のコンコンという音もしなくなると思うとなんだか淋しい気もするなあ。明日も快晴らしいので、ついに棟上げなのだ。「明日の夕方までには母屋に天井材を張り終えるよ。そしたら雨が降ってももう大丈夫だからね。」とは一番若いビルダーさんの言葉。(なんと彼は中学教師をしてる僕の親友の元教え子なのだ。若いなあ...)棟上げを前に10人の職人さんたちに「祝儀」を渡す。本来、在来工法だと棟上げの当日に渡すらしいんだけど、ログの場合は棟上げでは遅すぎるかなあって思って...。(明日からはビルダーさんの数も減るらしいし)だってもう壁や床が完成してるわけだしね。仕事柄、いつも祝儀を戴く立場の僕としては、なるべく建前に関わった職人さん全員に感謝の気持ちを示したいって思ってたし。
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