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FLAME
LAYOUT
SPECIAL
CHAPTER チェーンソーについて
STIHL
020
排気量
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35.2cc
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エンジン出力
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1.72kw
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ガイドバー長
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35cm
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重量(チェーン、ガイドバー除く)
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3.8kg
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薪ストーブを導入するということは、ただストーブ本体を買えばいいってものではなく、色々な道具が必要になってくる。なかでも薪作り作業で最も重要で高価なのがチェーンソー。僕の愛機はドイツSTIHL(スティール)社のエントリーモデル「020
pro
mini」だ。チェーンソーといえばマキタの電動しか使ったことがない僕は、とりあえず森林組合にお勤めで僕の師匠でもあるNさんにチェーンソー選びを全面的にお任せした。僕の出した条件は10万円以下で取り扱いが楽で、なおかつプロの目からみてちゃんと使える道具であることだった。Nさん自身は同じSTIHL社の026というスタンダードモデルを愛用されてて森林組合では半数以上がこの026を使っているとのことだったが、なんだかプロと同じ道具ってのも気が引ける。しかも僕の使用状況は伐採というより玉切専用になりそうだったので、もうふた回り小さくて価格も手頃な(...と言っても8万円以上だが)020を選んだというわけだ。
一般的にチェーンソーは軽いものが使いやすいと思われがちだが、ある程度のサイズと重量がないと振動が大きくて疲れやすい。でも後日、軽量モデルである020を実際に026と使い比べてもそれほど差を感じることもなく、この選択は正解だったと思う。もちろんガイドバーの留め金であるチェーンプロケットボルトが一つ(026は2つ)だったり、メンテナンスの容易さがかなり劣るなど価格なりの違いはそれなりだけれど。
目立ての一例
チェーンソーは使い方を誤ると非常に危険な道具だ。(カタチを見ればいかにも危なそうだもんね)でも、その特徴を良く理解して、作業に適した服装で「絶対にダメ」な使い方をしなければ、危険を最小限にできる。(経験豊かな専門家に指導してもらい経験を積めば問題なく誰にでも扱えるはず。)ところが使い方は理解できても日々のメンテナンスをマメにしないと本来の性能を発揮できずに効率が悪いばかりか危険を呼び込むきっかけにさえなるので、切れ味を維持するために行なう目立ての手順をまとめてみよう。
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- 目立てに必要な工具(万力、チェーンのサイズに合わせた丸ヤスリ、ファイリングゲ−ジ、平ヤスリ)を用意します。これらは通常チェーンソーのメンテナンス工具として付属しているはずです。
- 当然ですがエンジンを停止させマフラーなどで火傷しないように冷まします。また、チェーン等で怪我をしないように作業のしやすい手袋を着用した方が良いでしょう。
- 万力でガイドバーを垂直になるよう固定します。メンテナンス用の専用台や専用万力もあるけど市販の大き目の万力で充分かと思います。
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- チェーンブレーキを解除してチェーンが万力や地面に干渉しないことを確認しカッターの欠損、リベットの破損等重大なダメージがないか目視確認します。
- 再びチェーンブレーキをかけて赤い油性マジックでカッターのひとつに目印をつけます。(これを忘れると、どこまで目立てが完了したのかが分からなくなります)
- 丸ヤスリを指定の角度(30°ぐらいが多い)でカッターの窪みに当て、手前から向こう側に向かって一方通行で2〜3回擦ります。擦るのは刃先なのでそれほど力を入れる必要はありません。またヤスリを向こう側から手前に戻すストロークの際はカッターに触れないように注意します。(ナイフを研ぐ時と同様)
- 角度を一定に保つためのホルダーも用意されていますが、写真のようにデッキの床などのライン等を目印にすれば、まず狂うことはないはずです。
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- チェーンを少しづつ回しながらひとつひとつ上の要領でヤスリで擦っていきます。この際、右カッターのみを一周目立てしたあと、左カッターに取りかかるようにします。(でないとヤスリを持ち替えたりして角度が一定になりにくい)
- 新品のうちはカッターの減りにばらつきはないのですが、使用中に石などに触れたりすると一部のカッターのみがダメージを受ける場合があります。あまりにもヒドイ状態の時はスペアチェーンに交換する必要がありますが、修正可能な場合は一番減ったカッターに合わせて他のカッターを短くする必要があります。(これは高速回転するチェーンのがたつきを防止するために必要)
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- 全ての目立てが完了したら刃のエッジのバリを堅木を使って取ります。
- カッターの木に食い込む深さをデプスゲージと言います。一般的に堅い木を切る場合は小さく、柔らかい木を切る場合は大きく取るのですが、その基準として必要なのがファイリングゲージです。ファイリングゲージを当ててデプスを確認し、低くする場合は平ヤスリで必要な高さまで削ります。
- ヤスリの切削粉を良く掃除して完了です。
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