Kさんwrote:
薪について、もしかしたら少し誤解されているのではないかと思いまして。(思い違いだったら本当にお節介ですよね)楢、櫟などの堅木と呼ばれている薪が理想であることは言うまでもありませんが、松、杉、檜のような針葉樹を燃しても問題有りません。完全に乾燥した薪のみご利用いただくことの方が重要です。これは薪に含まれる水分が燃焼の熱で蒸発し、煙突内部に結露を起こしこれがクレオソートとなりましてタールの付着を促進させます。つまり煙突のつまり(だじゃれじゃありません!)がはやくなります。危険なのはこの煤(スス=タール)に引火することがあるということです。一度引火してしまうと燃料(煤)が無くなるまで燃え続けます。このときの煙突内部の温度が700℃〜1200℃とも言われています。こうなると火災の危険性がないわけではありません。
人によっては使ってはいけない木があるといいますが解説致します。
1松:「やにが多いのでススが出る」
お使いになっているダッチウエストの薪ストーブにはキャタリティックコンバスター(触媒)がついていますので松やにによる影響はほとんどありません。触媒がヤニからでる煙を燃焼させてしまいます。その程度の煙では触媒が詰まってしまうこともありません。
2落葉松:「燃すとパチパチ爆ぜる」
扉のキチンと閉じられた状態では心配いりません。主にこれらは駄目な木とされますが、全く問題ありません。但し、針葉樹は木が柔らかいために燃え方が非常に早く、コントロールに気をつけないと温度を上げすぎてしまうことがあります。温度を上げすぎると触媒の傷みが早くなります。出来るだけ太い状態で焚いていただければそういう問題も少なくなります。細く細かい(読みにくい!)薪は焚付けるときだけにしたほうがよいと思います。触媒が詰まる主な原因として・・・一番下の灰受けのドアを開けたまま焚きますと、灰を吹き上げて触媒がつまります。燃えすぎて過熱します。(禁止事項です)水分の多い薪を燃しますとタールが大量に発生し、目詰まりを起こすことがあります。もう一つ余談ですが、aki様ほど使用頻度が高い場合、将来的にも触媒無しのストーブはお使いにならない方が良いと思います。燃焼効率が大幅に違うため、燃費も大きく違います。(体験済み)触媒は\24,000。3年償却でも年間\8,000。(寿命3年〜6年)触媒無しのストーブで1.5倍の薪を消費したとしたら・・・・私はゾッとします。