アユ釣り師Aさん(40代・地元)
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「カヌー?最近増えたな。対岸寄りを一声掛けて通ればええよ。ただわしら竿は横向いとっても糸は下(しも)いっとるやろ?そやで下(しも)のはうばか見とるで、あんたらが背中からすうっと来たらびっくりするんやわ。瀬の音であんたらがちょっとやそっと声かけても聞こえやへん。大声でな。」
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アユ釣り師Bさん(50代・地元)
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「通してくれ、ゆうとんのに通るなとは言えへんわな。わしら何十年てここでこれしとるんやで、後から来たあんたらはちょっと遠慮して欲しいっちゅうのも本音やな。」
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アユ釣り師Cさん(40代・県外)
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「こないだ、上の方から笛吹いて来た奴がおったわ。なんやえらっそうにピーピーと。おまわりに怒られてるみたいで感じ悪かったわ。それから、団体でバラバラと10分ぐらいかけて通る奴ら。まとまって、さっさと通れて言いたいわ。」
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アユ釣り師Dさん(60代・地元)
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「もめたんか?なかにはそんな奴もおるわさ。あんたらの中にもやらしい奴おるやろ。とにかく声かけて遠いとこを通る事やな。竿と糸の出とる方向をよう見て、下に回り込んだりせんとさっさと行くこと。それと釣れますか−?とかゆわんこと。釣れてへんヤツはかっかきとるで薮蛇や(笑)。」
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アユ釣り師Eさん(60代・地元)
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「ここ何年か水が低いで、釣れへんわ。川幅も狭うなっとるし、兄ちゃんらのフネでも底擦るんとちゃうか?ま、そんなんやでなんかきついこと言われても、相手にならんとき。(都会の川では石投げられるらしい、との問いに)あ、それはあかんわ。もしそんなこと.あったら名前きいとき。組合でいうたるさかい、わしにいうておいで。そりゃあかんで、警察ざたや。」
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川舟の漁師Fさん(50代・地元)
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「そやなあ・・・。瀞場でバシヤバシャやられたらアユ散るわな。瀬はかまへんのとちゃうか。わしらが綱やりだしたら、ちょっとおとなしゅうしてくれたら。この川で漁でメシ食っとる人はおらへんのやで、あんたらとおんなじで道楽なんやけど。まあ、それははれ、、相手のあることやし・・・わかるやろ?」
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川舟溜まりで談笑中の漁師Gさん(40代)、Hさん(60代・ともに地元)
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「上(かみ)の方はどやった?今日はちっさいのしかおらんやろ。えっ、このフネか?これはオーダーメイドで(笑)30万や。船外機は別でな。そうやなあ、まあ綱に突っ込んできたりせんだらええんとちゃうか?それより、カヌーの人らは上(かみ)の具合(釣果のこと)教えてくれるし俺らは何とも思うとらん。ま、これに懲りんとこれからも川賑わしたってな。」
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河原でカップヌードルをたべていた釣り師Iさん(60代・地元)
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「ぇぇか、にいちゃん。アユていう魚は縄張りがあるんや。そやで友釣りができるんや。ちゅうことはな、あんたらが通ってちょっとの間逃げてっても、またそのうち戻ってくる。ほんとや。そやで別に遠慮することはないんや。けどな、釣りする奴は気ィの短いのんが多い。知っとるか?わしらは家そこやからええけど、遠いとこから来て、金払うて、釣れへん。そこへあんたらがニコニコしながら流れてきてみ?怒るわな。そこらの気持ちも汲んでやって、にいちゃんら若いんやで折れたってほしいわ。ヒヒヒヒ(笑)」
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夫婦で川舟にのって漁(綱)に向かうJさん夫妻(不明・地元)
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「ちょっと前まで日本一の清流やったのにこれ見てみ。苔で川の底ずるずるや。水が少ないでフネの通れるコースが狭まなって釣り師ともめるんちゃうか?この時期、瀞場で朝一番に漕がれると困るな。アユは瀬の方へ逃げるで綱打ってもあかんのやわ。そやけどカヌーなんかより、水上バイク(ジェットスキー)やられると、わやや。油浮くしな。」
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アユ釣り師Kさん(40代・県外)
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「はっきりいうて、迷惑やな。アユ逃げるからな。縄張り?天然モノとちがうぞ!そんなもんあるかいな。これだけの密度でいたら、縄張りなんか取ってられへん。放流してる川のアユは団地住まいなんや。川下りしたかったら時期ずらし。川はどこでも12月から5月は君らのもの、6月から11月は僕らのもの。」
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ウェットスーツで登場。投網のLさん(60代・地元)
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「4〜5年前は年に何回も大水がでて、河原もきれいやったけど、去年の夏から水あがっとらんでバーベキューの焚き火の跡がすごいやろ。まあゴミはほかしてくし、子供らの水泳場でジェットスキーするし何考えてけつかるんかのう。あんたとは違うやろけど、田植えの時期に田ァの脇に一日中車停めるのはやめてくれんかな。田ァに水張ってあるのン見たらわかると思うんやけど。」
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