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5月6日 GW最後の宮川ダウンリバー(中川大橋〜宮リバーパーク10km)

 

 


川の真ん中で獲物を追うともちゃん&Azu

 

GW最終日。今年のGWは“のんびりのほほん”がテーマ。前半4/25-27に家族4人で古座川プチキャラバンに行くのがメインで、5/3-5にMasaの漕艇部の合宿が決まっていたこともあって、予定では4日に鳥取から伊賀伊勢キャラバンに来られる鳥取のカズオミンさんと宮川をちょこっとダウンリバー、そして5日に大学の同窓会ぐらいで、今日5/6は合宿から帰ったMasaの土産話でも聞きながら家でのんびり過ごすはずだったのだ。

ところが、2日夜になって知人の不幸でカズオミンさんの出発が2日遅れ、迎撃態勢万全の僕らとひだださんの4日は急遽宮川DRから某入り江シーカヤッキングに変更。5日は予定通り京都で同窓会で、今日6日は昨夜伊勢に到着したカズオミンさんご一家を迎えて宮川DR...“のんびりのほほん”→“せかせかバタバタ”なGWへと正反対の休日になったという次第(*もちろん“時間貧乏”な僕らは大歓迎だけど...笑)


宮リバーパークの2台

スタート地点にて

そんなわけで、今日も6:00起床。でも古座川からダウンリバーの装備はそのままダッちゃんに積みっ放しなので、一昨日使って慌てて乾かしたウェットスーツやウォーターシューズ(生乾き...涙)を積み込むだけ...のんびり朝食を食べて7:30に家を出る。合宿のせいで宿題も明日からの授業の予習も全然手付かず(割と要領良く勉強するタイプの彼ですら毎日の予習に3時間を要するので4日分の宿題を合わせると...殺人的だな)のMasaはお留守番。ま、漕艇部の合宿3日間で100km以上を漕いだらしいから、フネ漕ぎはもう沢山!だろうけど...(笑)

8:00ちょっと過ぎに宮リバーパークに到着し、カズオミンご一家との再会を祝う。ちょっと見ないうちにすっかり大きくなったヒロちゃん、そして初めましてのコユキちゃん...小さい子が大好きのAzu、そして“あーちゃん大好き”なヒロちゃんも大喜び。


3艇で穏やかな宮川を行く

「膳」前の浅瀬はライニングダウンなしでクリア

それぞれの“移動式更衣室”でウェットに着替え、カズオミン家の道具をダッちゃんに移し、ダッちゃんでスタートポイントの中川大橋へと向かう。3艇のカヌーを河原に下ろし、スタート準備が整った10:00、カナディアンカヌー3艇でダウンリバーのスタート。
(リバーカヤックを積んできたカズオミンさんだったけど、最低水位に近い今日の宮川はカヤックよりライニングダウンが楽なカナディアンの方が有利という判断で、我が家の3艇を使うことにしたのだ。)


青空の下、宮川を進む


5月の陽光に輝く川面と美しい緑

HUNTERにともちゃん&Azu、CAMPERに僕、そして10年振りにキッズベンチをセットしたPATHにカズオミン家(河原で泣いてたコユキちゃんが僕の手作りのベンチに座った途端にゴキゲンになってくれたのが、すご〜く嬉しい!)という陣容で、強い追い風に乗って水位の下がった宮川を下って行く。水質は...正直、悪い(涙)『ホントはもっとキレイなんですよ。』なんて言い訳してる自分。オレは宮川の家族か?って苦笑してしまうけど、今日の宮川の水質はちょっとなぁ...でも、カズオミンさんはたった一回の印象で川を判断するようなそそっかしいおバカさんではないから大丈夫だけど、出来れば美しい宮川を見せたかっただけに残念!


青い空にトビが舞う

オープンな雰囲気の宮川を追い風に乗って進む

『カヤックにするか、カナディアンをお借りするかは宮川を実際に見てから決めます。』

カズオミンさんは初めての宮川。もし僕がカズオミンさんと同じ立場だったら、同じことを言うだろうな...地元の○○さんが一緒だから大丈夫!ではなく、最終判断は自分で決めるという姿勢こそがカヌーという遊びを楽しむ者の必要条件。自分だけでは決してダウンリバーをプランニングせず、誰かの情報をゲットすることに心血を注いでニコニコ現地に現れてクルマの回送もコース決めもルートファインディングもちゃっかり他人任せ...ってな“寄生”カヌーイストが少なくない中、カズオミンさんの“自主自律”の精神は見事だと思う。(ま、大切な家族も一緒なんだから当然と言えば当然のことなんだけど、それが出来ない“団体行動”のみ!のカヌーイストがいかに多いか!)


サイドスリップの航跡が美しい


青空に映える赤い鮠川大橋と赤いカヌー

水位が低いせいで何度かライニングダウンを余儀なくされる。

『ねぇ、今日は鯉来ないよね?鯉が来たら、ワタシすぐにカヌーに乗るからね!』
何度も何度も僕に尋ねるAzu...そう、彼女は中学生になった今も鯉恐怖症なのだ。


鮠川大橋の下をくぐる

早瀬を漕ぐ/水際に咲く藤の花
CLICK

あれは、Azuが2~3才の時、5月の宮川DR。今日のようにカヌーから降りて浅瀬を歩いていると、下流から産卵のために鯉の大群が背ビレを水面から出して猛スピードで“鯉のぼり”してきたのだ!バシャバシャバシャ!猛烈な水音、自分の身長の半分ほどもある真っ黒な鯉が大口を開けて迫ってくるのを見てウギャァ〜!と泣き叫びながら思わず逃げ惑うAzu。そして鯉の群れがAzuを取り囲むように通過する際、何と数尾がAzuの足に激突→Azu転倒→浅瀬に倒れたAzuに後続の鯉が次々にカミカゼよろしく激突!水中で彼女が見たものは...自分より大きな口を開ける鯉と長いヒゲ...以来、この事件がトラウマになって、彼女はカヌーの上からでも鯉を見るだけで泣いてしまう“真鯉恐怖症”になってしまったのだった(爆笑)


パドルをセイルにしてサボるともちゃん

カヌーの横向きにすると良く風を受けて進むんだよ


一時間ほど漕いで、ちーちょの河原で初めての休憩。カヌーを下りるなり、Azuはシュノーケリングマスクを着け、エビタモを手に川へザブン!ヲイヲイ、また漁かよっ!(苦笑)。それを見ていたヒロちゃんも川へザブン!おおっ、恐るべし4才!そんでもってふたりを見ていたともちゃんも川へザブン!あ、アナタまで...恐るべし4○歳!(爆笑)


フネを着けるなり漁を開始する母娘

カズオミン夫妻&コユキちゃん(1才)

ランチポイント全景

川でひとしきり遊んだ後は、まだ11:00だというのに“腹ヘッタ”コールでランチタイム。ランチが終わるとまたまた川へザブン!してドンコちゃんを捕まえて遊ぶ。結局、ちーちょの河原で1時間半を過ごし、12:30に午後の部スタート。


ヒロちゃん&Azu

Azu&おばさん


ランチの間に風向きが変わる。強い向かい風に悩まされるかと心配したけど、しばらくすると風が気持の良いそよ風になって、快適なダウンリバーが続く。あまりの心地よさにPATHのヒロちゃん&コユキちゃん姉妹はおねんね。トビ、シロチドリ、カワウ、アオサギ、カワセミ...僕らの近くを飛ぶ多種多様な野鳥を眺めつつ、時折現れる小さな瀬を慎重に(寝てる小さなカヌーイスト姉妹を起こさないように...笑)クリア。


支流が合流すると透明度が一瞬回復し
“空飛ぶカヌー”を楽しむことが出来る

カヌ−でシーソーやってるし...
鯉を恐れつつライニングダウン


水面に落ちる森の影が美しい

『うわぁ〜、キレ〜イ!ここで泳ぎた〜い!魚捕りた〜い!』瀬を越える度、支流が合流する度に一瞬だけ透明度がグッとアップする宮川にAzuは大興奮。今日はカズオミン家が一緒だったからそれなりに遠慮しただろうけど、もし僕ら3人だけだったら...たぶん上陸に次ぐ上陸、漁に次ぐ漁で日暮れまでにゴール出来ませんな(苦笑)。


広く明るい雰囲気がこの川の一番の魅力

今日のコースで唯一の瀬(0.5級)

リラックスパドリング(笑)

時折強い向い風が吹くこともあるけど、概ね気持ちの良いそよ風程度。田間の早瀬を本流に乗って流れ下ると、正面の岩場の上に海パン姿の少年たちが焚き火を囲んでいるのが見える。中学生、あるいはMasaと同じぐらいの歳だろうか?

『どこから来んさったんですかぁ?』『中川やぁ〜!』
『へぇ〜、どこまで行きんさるですかぁ?』『宮リバーやぁ〜!』
『もうすぐですねぇ〜!』

右岸寄りを漕ぐ僕らと左岸の岩の上の少年たち。川を挟んでほとんど絶叫状態でのコミュニケーションになる。


5月からムラサキクチビルで遊ぶ川ガキたち

『ジブンら、飛び込んどるんか?』『は〜い!』
『オモロイかぁ?』『は〜い!でも、ちょっと怖いですぅ〜!』
『エエ遊びやのぅ。』『は〜い!楽しいっすぅ。』
『暑いのぅ、今、何月や?』『5月...いや、8月の真夏っす!ワハハハ...』
『気ィ付けて遊びぃよ。』『は〜い、オイサンらこそ気ぃ付けて!』

気持ちの良い“川ガキ”少年たちなのである。


Azuは完全にリラックスモード(正面は久具都比売橋)

午後の部も1時間半ほど漕いで14:00少し前に宮リバーパークにゴール。

水位が低く2〜3カ所のライニングダウンを強いられたものの、中川大橋〜宮リバーパーク10kmを漕ぎ2時間半、休憩(=漁)1時間半はまずまずのペースだった。


内城田大橋の水位は0.5m(前回の1.5mダウン)

シュノーケリングマスクを箱メガネにして水中を観察

信じられないほどの人出の河原にカヌーを着けるなり、Azuとヒロちゃんと漁師のおばちゃんはシュノーケリングマスクを着け、エビタモを手に川へザブン!(宮リバーパークで遊んでる何百人の中で泳いでるのは君たちだけだよ〜!川上から現れた黒づくめの密漁者スタイルへの周りの人の視線が5月の川の水のように冷たいよ〜!...笑)僕らパパたちはスタートポイントへダッちゃんを取りに向かい、みんなで協力してカヌー&装備を積み込んで宮川を後にする。


長い航跡を残して一之瀬川合流をゆく

帰宅準備完了!


ヒロちゃんが、我が家の猫たちに会いたいって言ってたので、帰り道に我が家に立ち寄ってもらい、うりとちーちょにご対面。ヒロちゃんはうりを抱っこしてニコニコ♪上手い具合にひたださんも都合が付いて我が家に来てくれたので、みんなで楽しい時間を過ごすことができた。

17:30、鳥取までの遠い道のりを考えると、これがタイムリミット。とても名残惜しいけど、また今度は僕らが鳥取にお邪魔しようねってことで...今日も楽しい一日を過ごすことが出来た。
サンキューです!>カズオミン家、ひだださん


割と大人しく抱っこされるうり&ヒロちゃん

我が家の前でハイ、チ−ズ!CLICK

 

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