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FLAME LAYOUT

 

 

 

 

 

 

July.2005 part.1

 

 

 

 

 7月2-3日 雨ならではの海山三昧

 


宝石を散らしたように群れ泳ぐルリスズメダイ
(画面の四隅にレンズの周辺光量低下があることから判るようにこの写真は22mm
ワイドレンズ&トリミングなし...つまり視界全体でルリ色が乱舞している状態。)

 

 

1日目 和具ノ浜シュノーケリング

Masaの期末試験も無事終了し、家族全員でホッと一息。今週末は僕の仕事も何とか休めそうだし、やっと何の気掛かりもなく遊びに行けるぞ!っと思ったら週末は雨模様。あ〜あ、雨じゃしょうがないな、家でゆっくり過ごそう...ってな発想は我が家にはなく(笑)、何の迷いも躊躇いもなく海山へ!実は今回は我が家以上に家族の日程調整に苦労して遊びに行けない状態が続いているアキヒロ家と前々から立てていた計画なのだ。

8:30a.m.に家を出発し、R42をひたすら南下。紀伊長島のコンビニで昼食を買出しした他はノンストップで海山へ1時間ちょいの道程である。
行動計画については現地の天候を見て決めようということになってるので、海山町内に入ってからアキヒロ家と連絡を取り、(どっちかというと海の空が明るいので)まずは和具ノ浜で遊ぶことに決める。海山で遊ぶ場合、先に海を満喫して川でウエットや道具の潮抜きをするのが正しい遊び方なのだ(笑)。
10:00に和具ノ浜到着。
あの海山大水害の前日以来、我が家にとって久々の和具は今日が海開き。でも、あいにくの雨模様で、浜に人影はゼロ(笑)。僕らの貸切プライベートビーチ状態のようだ。


ウェットスーツに着替えていざ出陣!

ガールズのお世話も忘れずに

アキヒロ家との挨拶の間も惜しむように手早くダッちゃんの中で着替えを済ませ、ビーチへ!
低く垂れ込めた雲からは大粒の雨が落ちてきてて、晴れならエメラルドグリーンに澄んだ和具の海も鉛色に見える。アキヒロさんが雨避けに用意してくれたL.L.Beanのセルフスタンディングシェルターに荷物を置いて、マスクを着けて水中に入る。すると砂浜から見てた鉛色の海が一転、少し青みがかったどこまでも透明な海!しかも、海面を泳ぎ渡る僕の耳にはウットリするほど美しい雨音のオルゴールが鳴り響いて、まるで水琴窟の連弾のようだ。


久々の海にはしゃぐMasa

Azuも外海へ泳ぎ出す!

 


チョウチョウウオの群れ

広い海なのにどうしてそんなに近くを泳ぐ!?どう見ても僕をからかってるとしか思えないほど至近距離をすり抜ける20〜30尾の巨大なボラの出迎え(気のせいかもしれないけど、彼らの目が笑ってるように見えるんだなぁ...)を受けつつ、砂の海底を進む。
少し潜って水面を見上げると、水面に落ちた瞬間ビー玉のように見える雨粒が帯みたいに移動しているのが視認できる。雨って均一に降ってるわけじゃないのね!そんな当たり前のことに感動しながら、海水浴場と外海の境界に浮かぶブイ&ロ−プを潜り消波ブロックの敷き詰められた外海に出ると、やっぱり今年も和具は和具(笑)。


この魚影の濃さが和具の魅力

漁を楽しむMamaたち

大きめのルリスズメダイの大群、優雅にヒラヒラ泳ぐチョウチョウウオ、とぼけた表情のフグ、仲良く寄り添うキュウセンの夫婦、緑の目で僕を上目遣いでずっと見つめてくるカワハギ、虹色ボディが美しいベラ、そして巨大なタイ!!様々な魚が僕のそばを通り過ぎてゆく。
超広角レンズ(35mm換算で22mm)を装着したRICOH Caplio 400G wideだと点のようにしか写らないかも?とちょっと心配していたけれど、彼らを驚かせないように、そっと潜って近づくと、モードをマクロに切り替えなくてはいけないほどに至近距離(10〜15cm)まで近づくことを許してくれる。雨のせいか晴天の時には見られないほど無防備な魚たち!(それとも僕の愛に溢れた気持ちが通じたのか?...笑)


この人は漁よりも泳ぐのが楽しいみたい

カナヅチのくせに獲物を求め沖合いの鳥居岩に向うMama


まるで竜宮城のようにカラフル!

 

そんな中で一番可愛かったのが、目の覚めるような青い身体で僕のカメラをツンツンとついばむルリスズメダイ。去年までに見た豆みたいな個体よりもふたまわり以上大きくて、とても表情豊か。どうも僕のフェルトソ−ルの靴に興味があるようで、泳ぎながらふと振り返ると、僕の後ろから何十尾もが群がって付いて来る!(たぶん僕が泳ぐたびにフェルトに付着した砂が水中にまき散らされて、それを餌と勘違いするみたいだ)これがもう、たまらなく可愛くて、ルリスズメダイの親にでもなった気分で15分以上泳ぎ回ってしまった(笑)。


あ、あの〜アナタは200m以上泳いでるのですが...

中学生になってもすることは同じ(笑)

去年まではP.F.Dレスでは海水浴エリアの外に出たがらなかったAzuも、水深に対する恐怖感は消えたようで(200m個人メドレーでタイムを計測するレベルの泳力なんだから怖がる方がおかしいけども...笑)Moeちゃんとともに足の届かない沖へ沖へと泳ぎ出て海の中に広がる竜宮城のような光景に歓声を上げている。Mamaはカナヅチのくせに獲物を求めて果敢にも沖の鳥居の岩周辺まで泳いで行ってしまうし(どうみてもカナヅチじゃないと思うんだけど...)、MasaはKoukunとともにカワウのように潜水→海底の小石を拾って→浮上を繰り返して遊んでる。アキヒロさんはビーチ左手の沖にある岩場で本格的な潜水による漁を楽しみ、僕はフィンを着けてビーチの右端のテトラから左端の鳥居岩までの数百mを連続で泳ぎつつ(休まずにこれだけの距離を泳ぐのは中学生以来かも?)、魚たちに手で触れたりしながら撮影に夢中...それぞれがそれぞれの楽しみ方で和具の海を満喫する。


ま、時にはお子ちゃまに戻るのも良かろう。

これは何という貝だろう?(爆笑)勿論リリース

L.L.Beanシェルターに入って温かいラーメンの昼食で身体を暖めた後も、さらにシュノーケリング遊びは続く。海水は川に比べて水温が高いとは言え、これだけぶっ通しで泳いでると結構足に“来る”感じ。フィンを付けて波消ブロックの上に立つと、何てことない波に身体を押されバランスを崩して転倒してしまう。これはみんな感じているみたいで『午後は少しペースを落とさないとね!』なんて言いつつ、実際は目の前の素晴らしい光景に誘われて誰ひとり浜に上がる者はいない(笑)
結局10:30から15:30まで5時間もの間シュノーケリングを楽しんだ僕ら。
ハッキリ言ってちょっと遊びすぎ?(笑)

 


タイを狙ってるうちに自由自在に泳げるようになったMama

 

 

危険防止のため、ヤス、銛の類いは海水浴場内は使用禁止です。海水浴場のエリアを示すブイ&ロープの外側でのみ使用しましょう。

 



今回のキャンプサイト全景

それでもまだまだ遊び足りなさそうなMama(沖に浮かんでた)を呼び寄せて、今日オープンしたばかりの南欧風シャワールームでさっぱりすっきりした僕ら。(結局、帰り支度が整ったのは午後4時。)
和具を後にした僕らは、スーパー“SHUFUNOMISE”で夕食の材料を買い出しを済ませ、キャンプ場に入ったのは、もう5時すぎ...。チェックインを済ませ、サイトに入り(アキヒロ家は雨を見越してコテージに予約変更)、設営を開始する。


リビングシェルデビュー!

夕食の間は雨も止んで...

パーフェクトに貸切り状態のリバーサイト(川沿いのキャンプサイト)に立ち上がったsnowpeakリビングシェル...実は今日がデビューなんだけども、ダッちゃんに載ってる赤いカヌーや赤いColemanスチールベルトクーラー、そしてレッドストライプのガダバウトチェアとのカラーコーディネートも絶妙で、ちょっと良い感じ?と自己満足(うわっ、ナルちゃんかも!?)。
自宅近くの公園で試した時はちょっとデカすぎ?なんて思ったけど、実際にこうしてキャンプ場で建ててキャンプファニチャーを並べてみると、それほどでもなくて...何よりもAzuが“ひとりでできるもんっ!”って言い出しそうなその設営の容易さに感動だ(多くの知人友人が愛用してる理由がようやく解ったって感じ)。しかも、フラップの幅がダッちゃんのルーフの長さにジャストフィットで、(今回は残念ながら持参しなかったけど)210cm程度のポールを加えて張れば、既成のサイドオーニングと同様の一体感を味わえそうだ。
『へぇ〜!結構いいじゃん!』
“奥様キャンパーに絶大なる人気を誇るsnowpeak”と聞いただけでSPの製品をなるべく避けるアマノジャクなMama(笑)も、『*tohruさんの会社って、良いモノ作るのねぇ〜!』と感心することしきりだ。


子供達もゴキゲン!

夕食の後、オジョウサマたちはカードに興じる

卓球部Masa&Koukunのふたりはコテージで練習(笑)

大人は“炭火トーク”

ほどなく夕刻が迫り、西の空が少しだけ夕焼け。その方向、“紀伊半島の屋根”大台ケ原から流れ下る雲を眺めつつ、テーブルに置いたユニセラの炭火にお肉を載せてBBQをしながら、そういえば2ヶ月ぶりにご一緒するアキヒロ家と楽しいお喋りが続く。
夕食の後、MasaとKoukunはアキヒロ家のコテージにこもって卓球の練習(*ふたりとも卓球部に入部したのです!)、Azu&Moeはリビングシェルのテーブルでお絵描きをしたり、カードに興じたり...そして僕ら大人はこの日のために白馬で買って来た「白馬錦」やビールを味わいながら“焚き火トーク”ならぬ“炭火トーク”で深夜まで楽しいお喋りを楽しんだ。


燃え上がるふたり?(笑)

雨音を楽しみながらダッちゃんの二段ベッドでオヤスミ

そろそろ寝ようか?
テーブルの上の食料品を片付けながら空を見上げると、満天の星空!明日はもしかして晴れ?ちょっと期待しつつ、僕らはダッちゃんの2段ベッドのシュラフに入って眠りについた。

 


大台ケ原から流れ下る雲とキャンプサイト夕景

 


 
和具ノ浜で見かけた生き物たち

(クリックすると拡大します)

キュウセン♀
ルリスズメダイ
キュウセン♂
タカノハダイ
キタマクラ

カナヅチオンナ
ヘビギンポ
トゲアシガニ
クロホシイシモチ
チョウチョウウオ
カゴカキダイ

サザエ
ニシキベラ
クサフグ

Photo by aki (RICOH Caplio 400G wide

 

僕のウェ−ディングブ−ツに群がるルリスズメダイちゃんたち

 

 
2日目 魚飛川遊びへ

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