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May.2005 part.1
 

 

 

 

 

 

川面に浮かぶ色とりどりのカヌーと少年...ん?少年?

5月3日 宮川カヌーピクニック

『GW2005紀伊半島清流を訪ねて』はまだまだ続く(笑)。
3泊3日の南紀キャラバンは大満足。特に漕ぎ足りないとか欲求不満だとかいう気持ちはなくて2日から仕事に戻り、GW後半も可能な限り仕事に出て『バリバリ稼ぐぞ〜!』ってなつもりだった。サラリーマンの皆様のように有給休暇なんてものがない僕は、休めばそれだけ収入が減るいわゆる“無給”休暇になるという、とっても分かりやすいシステムに生きているので(笑)。
ところが5/1に南紀から戻ったのは、かなり遅い時間だったので、ダッちゃんにルーフトップしたカヌーをそのままにしていたんだけども、青空の元でそんな準備完了状態のダッちゃんを見てしまうともうダメ。何だかこのまま下ろすのもシャクだし、明日は宮川でも下るかな、と前日のお昼前にソロでの宮川行きを決意する。さすがに連続でカヌーはともちゃんも子供達もイヤって言うに違いないと思ってたけど、それとなく聞いてみると熊野川が強風で最後まで下れなかったことが大いに不満みたいで、『私達も宮川行くわよ!』(笑)そんなわけで、今日は家族全員で宮川へ。

中川大橋に到着してみると、そこにはおいちん夫妻。先々週カヌースクールを経験し、カヌーのアレコレを知りたいってことでメールをもらってたので、今日僕らが宮川に行くことを返信しておいたのだ。堤防の上から眺めると相変わらず水量の少ない宮川。加えて先日の熊野川を思わせる強い向い風が吹き荒れて、中川大橋下に立って川面を眺めるとどっちが上流か判らないほどに川が逆流中(涙)。だめだ、こりゃ!ってことで当日参加表明のマジコ家&アキヒロ家と合議の結果、ダウンリバーはヤメにして、川の屈曲の関係で多少は風が弱まるはずの野原橋の河原に移動し、神瀬の河原までのショートトリップ&ピクニックを楽しむことにする。


強風でダウンリバーを断念し野原橋下に移動

初めて河原に降り立ったダッちゃん

FRのダッちゃんでここの河原に下りるのは初めてだけど(FFのVOLVOでは何度も下りたことがある)、進入路はもちろん河原もなかり固い地盤なので、さほど気を遣わずに進入出来るのが有難い。まずはカヌーを下ろし、いつものように担いで水辺へと運ぼう...と思ったら、なんと!ノビテック(はしご)を忘れて来たことに気付く。どうしよどうしよ...かなりアセる僕!上段のHUNTERは実に3mの高さがあって、これまでノビテックなしで積み降ろしした経験はない。でも、下ろすしかない、何事も経験!って覚悟を決めてダッちゃんによじ登るようにストラップを外しHUNTERから順に3艇のカヌーを下ろす。ところが色々工夫しながら必死でやってみると、チビの僕でもハシゴなしでも出来るものである。ただ少しいつもよりも時間が掛かるので、これからは絶対にノビテックを忘れないようにしなければ、と心に誓う。


上流に向けて漕ぎ出す

Masaはゲンを担いで絶対に“沈ジャケット”を着ない(笑)


地形の関係でここは風が穏やかだ

カヌーを川に浮かべ、下流から吹く追い風に乗って上流500mほどにある神瀬の河原を目指す。野原橋をくぐると右手(左岸)に大きな土砂崩れ。数tもの岩々が斜面に生えている松とともに川に崩れ落ちていて、去年の台風被害の大きさを物語っている。僕が確認している野原〜宮リバーパーク間だけでもこういった場所は十数ケ所に及び、三瀬谷ダムの水門の故障によるダム湖底のシルトの流失とともに宮川の透明度低下の原因になっているのだろう。そんなわけで現在の宮川の水質は決して良いとはいえないけど、いくら肌荒れしてるからって自分の大切な彼女を見捨てるのはオトコの風上にも置けないので(笑)、今あるこの汚れた宮川を良く目に焼きつけるのも僕の義務なんじゃないかな...そんな風に思う。


追い風が僕らを神瀬へと運ぶ。

“女性”は河原で“川”端会議

小5トリオは川を渡って

岸壁でトラバース(笑)遊び

10分ほど漕いで神瀬の河原に到着。『ハラ減ったぁ〜!』早くも空腹を訴える中1コンビが始末に負えないので、上陸するなりPRIMUSに鍋を架けてカップ麺を作る。こんなお気楽なピクニックだったら、ちょっと凝った料理でも作れば良かったなぁなんて思ったけど、今日持参してるのはコンビニおにぎりとカップ麺のみ(涙)。しょうがないのである。
とりあえず空腹を満たした後、大人&はるひよちゃんは河原に座っておしゃべりを楽しむ。ダウンリバーだとゴールまで行かなくちゃならないので遊んでいてもちょっと忙しい感じだけど、今日は時間の許す限り目一杯おしゃべりを楽しむことができる。AzuMoeかれんの小5トリオは網を手に浅瀬を渡って対岸の入り江でシュノーケリングマスクを身に付けドンコちゃん(ヨシノボリ)漁(笑)。この水質じゃ漁果は期待出来ないけど、彼女たちは水中を泳ぐドンコちゃんを発見して追いかけ回すだけで充分に満足なので、ワーワーキャーキャー楽しそうである。


実はこれが一番幸せな遊び方なのかも

Masa&Kouの中1コンビは最初は淵を縦横無尽に泳ぎ回って大ハシャギしてたけど、そのうち対岸の流木たまりから太い丸太を引っぱり出して蔓で繋いでイカダ遊びを始める。これが結構楽しそう。でも父親としては一緒に遊ぶのもちょっとなぁってことで、岸から彼らの楽しそうな遊びを見守るのみである。途中からおいちん夫妻も合流して、盛り上がる楽しいピクニック。
でも楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。太陽が西に傾き、河原に落ちる僕らの影が長くなってきたので、積み荷をまとめてクルマのある河原へ帰ることにする。


Masa&Kouは淵を縦横無尽に泳ぎ回る。

小5トリオはマスクを着け“ドンコちゃん”漁

連れション(爆笑)

5mほどの流木に跨がってタンデムするMasa&Kou

バカ。

さて、どのカヌーに乗る?みんなでどのカヌーに乗るかを決めていると、蔓が切れて5mほどの丸太1本になったイカダ(それはもはやイカダとは言わないけど...)に器用に跨がったMasaとKoukunがパドルを手に川を下っていく!『あぁ、ウザい!P.F.D着てると抵抗が大き過ぎる!』僕が勧めたP.F.Dを脱ぎ捨てて水面に放り投げ(*僕はこれを許します。色々とご意見ご批判をいただくかもしれないけど、あくまで水遊びだし。丸太パドリング出来ないなら、本気でゴールまで泳いで下るつもりだったらしい...そんなふたりなので...笑)結構なスピードで進むのだ。


実に安定した漕ぎを披露するふたり(君らは忍者か!?)

 


結局400mほどがんばったふたり


ダッちゃんから見た河原の夕景

弘法の湯で疲れを癒し、“アグリ”で乾杯!!

結局、野原橋手前までこのスタイルを貫き、ついに力尽きたふたりは『丸太さん、バ〜イバァ〜イ!』と丸太から離れ泳いで河原に辿り着く。それをMamaとアキヒロさんがピックアップし、クルマの河原にゴールして今日のカヌーはおしまい。

本当はダウンリバーとなるはずだった今日の宮川。稀に見るような最低水位だったから無理して下ってもたぶん楽しくなかったろうし、ピクニックにして大正解だったかも...そんな思いを胸に、僕らはいつものようにアスピア玉城の弘法の湯で疲れを癒し、“アグリ”で玉城豚のBBQを味わってそれぞれの家に向うのだった。

 

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