たまたま通りかかった河原。オ−プンカ−に積めるだけの道具でのティータイム
4月23日 野遊び基本の“き”(青山高原) 僕にとっての野遊びの基本はやはり最小の装備で最大の愉しみを得ること。カヌーでの単独行はこの基本に極めて忠実な遊びで、だからこそ長年にわたって続けられてるんだとは思うんだけども、これが家族単位の行動ともなると、180°事情が変わってくる。 カヌーを3艇載せて、無補給でダウンリバーキャンプが可能なリバーウォーカーの装備とベースキャンプ用自動車キャンプ(“オートキャンプ”という和製英語は意味不明なので嫌いです...笑)の道具やら数日分の食料やら着替えやら...2種類の道具を満載して、まるで空母のようなダッちゃん(苦笑)で出かける野遊び...正直なところコレは毎週続けられるモンじゃないのでございます(涙)。 イタリアのクルマには“barchetta”というカテゴリーがあって、
フェラーリに代表される1950年代の小型オープンスポーツカーに好んで用いられた名前である。 で、バルケッタとは? そんなロードゴーイング・カヌーPUNTO
Cabrioのミニマムなカーゴスペースに見合う装備を積み込んで、奥様のかよちゃんとともに我が家にやってきてくれたcamp-daisuki.comのにしび〜(僕のネットを始めた頃からのもっとも古い友人のひとりであり尊敬すべき野遊びの先達だ。)とともに青山高原へのドライブ&ピクニック。 このLOGBOOKを始めた頃だったか?にしび〜が“乳揉ンデオ”ことFord
MONDEOから“最後の猫足”PEUGEOT206SWに買い換えて、『新車をakiちゃんに自慢するぞ』
ドライブを予定してたんだけど、何やかんやお互いに忙しくて、一年後の今日やっとのことで実現に至った次第。
パーキングから望む24基の風車と寒くて屋根を閉じたPUNTO
リアシートの後のカーゴスペースは小さなピクニックテーブルとガタバウト6脚、ピクニックバスケット、アラジンの魔法瓶付ピクニッククーラーでいっぱい。子供たちの膝にはともちゃんが焼いた焼きたてバナナシフォンケーキ...屋根がOPEN!なPUNTOで新緑のトンネルを抜けてのドライブは最高に気持ちイイ! 最初は稜線に立ち並ぶ24基の風車が立ち並ぶ風力発電施設『ウィンドファーム』が一望できるパーキングにクルマを停めてティータイムのつもりだったけど、今日は13℃とういう寒さと終始8mの風が吹いている!(ここは年間を通して風が強く、そこを往く旅人が思わず笠を取ったという由来がある笠取山だもんね。)そこで山を下って道端にある僕が良くお弁当を食べたり昼寝をする
“おサボりポイント”でまったりティータイム&お喋りを楽しむ。 子供たちが河原に下りてビーチガラス探しなどを楽しんでる間に、ちょっと冷たい春風の中これまたミニマムなPRIMUSで煎れたコーヒーを飲みながら、シフォンケーキをかじりつつ語り合うシアワセ...野遊びの基本の“き”は実はこんなところにあるのかもしれないな、と感じた次第。 白波逆巻く激流をファイトォ〜一発!ってもの野遊び。死と紙一重のリスクを上手にマネージメントしながらの極地冒険も野遊び。何家族もが集まってキャンプ大会でビンゴゲームに興じるのも野遊び(笑)...でも、少なくとも僕はドメスティックな意味でのスポーツ的なしんどい野遊びにも、草食動物の群れを思わせるような団体野遊びにも、何ヶ月も前から予定表を組んで準備するような驚きのない野遊びにも全く興味がなくて、今日のように気ままでお気楽な野遊びだけがリラックスできることに今更ながらに気付かされた一日だった。 家族だけ、あるいは遊びの志向やレベルが近しい仲間だけで無理せず無茶せずのんびり楽しむ野遊び...向上心なんて実は全然なくて、今の自分のチカラの範囲で超・安全志向の野遊び...誤解を恐れずに言えば今のままで僕は充分に楽しめてるから、それでいいのだ... 少なくとも僕と僕の家族はそう思っている。
高原道路をゆくにしび〜のPEUGEOT 206SW
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