CHAPTER
20
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2001-2002
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2001年12月4日
2年点検と対策工事 B社のログハウスには一年目、2年目それぞれに無料点検&修理が約束されている。一年目の点検では監督さんが来たもののこれといって大きな欠陥箇所は見つからなくて、今年8月の2年目点検を迎えた。今回は工務店の専務さんが自ら来てくれチェックしてくれたのだが...今回はかなり大きな問題点がいくつか見つかった。(以下の通り)
一階寝室&玄関ログ壁の結露
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年に数回冷え込みが厳しい日に水滴がログ壁を垂れる→対策工事
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一階薪ストーブ横サッシの下部パッキン
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プラスティック部品の破損→コーキングにて修理
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一階段トイレ窓左側の雨漏り
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昨年の台風の際に雨水が浸入→窓枠のコーキングで完治。
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一階段洗面所窓下の雨漏り
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昨年の台風の際に雨水が浸入→窓枠のコーキングで完治。
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2階北側書斎窓下の雨漏り
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昨年の台風の際に雨水が浸入→窓枠のコーキングで完治。
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2階東側ソファ上の結露?雨漏り?
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ログ壁に雨垂れ跡を発見→天井板を剥がし原因をチェック→煙突の水切金具修理。
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薪ストーブの煙突の浮き上がり
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煙突が熱によって伸縮し浮き上がる→ボルト留めにて完治
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2階東側ドアの不具合(軋み)
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竣工以来開け放っていたため枠が反ってしまった→修正
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風呂など水まわりの音
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いつまでもボコボコ鳴る→現在メーカーが調査中。
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ドーマー窓のパッキンの外れ
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パッキンの劣化→コーキングにて接着修理
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玄関、勝手口ドアのパッキン
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猫が削ってしまった(笑)→交換
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なかでも一番心配だったのは「一階寝室&玄関ログ壁の結露」である。これは欠陥ログハウスの告発サイトで繰り返し指摘されているB社ログハウスの欠陥部分だったからだ。
設計では軒にあるスリットから入った空気が屋根裏を流れ、棟にあるスリットから排出されることになっているのだが、うちのログハウス西側(正面から見て左側)の大屋根には中折れがあり、しかもそのすぐ上にドーマーがあるために空気の流れがそこで滞る。しかもログに囲まれたふたつの箱からなる我が家は薪ストーブで真冬でも23~4℃を保つ本体部分の箱と18~20℃程度しかない寝室部分の温度差が生じ、寝室部分の箱に結露が生じやすい環境となる。屋根裏が最小限しかないログハウスの場合は特にこの現象が顕著で、結果、一年に何度か水分が垂れ寝室の壁に跡を残すことになるのだ。(温暖な我が家はこの程度で済むが、より低温な地方、あるいは我が家のカラーベストよりも断熱性のないアスファルトシングルなどの屋根材を使った場合はもっとヒドイ状態になるはず...)。そこで、専務さんから軒のスリットから入る空気を新たに設けた屋根裏に引き入れ、前後に設けた換気口からスムーズに排出するという手段をとることになった。
屋根断面図
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結露対策前
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結露対策後
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屋根側面透視図
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結露対策前
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結露対策後
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12月4日、大工さんの手が空くのを待って、工事開始。寝室の天井を剥がしたところで垂木と断熱材をチェック。垂木には水が染みたような汚れはなく、湿気を含むと断熱性能が極端に落ちるグラスウールも全く乾燥した状態でひとまずは安心。専務さんの説明にあったように、結露は年に何度か発生するだけのようだ。
南北のログ壁にコアドリルで穴を開け、通気孔を設けた後、SPF材で枠を作り、断熱材を剥がして新たに張る天井板に載せる作業は3日間を要し、我が家のログハウス唯一の天井裏が完成(笑)。1/8現在、最低気温が氷点下になる日も何度かあったが、新たな水滴の垂れ跡は生じていない。どうやら結露の問題は解決したようだ(いい加減だけど...)。3時のおやつも全然休まない熱心な大工さんのおかげで、その他の問題点についても、全て解決し5日間で工事は完了した。
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工事中の寝室天井
勿論、断熱材は天井板側に敷き詰められる
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完成した寝室天井
未塗装なので、あとでOSMOカラーを塗る予定
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今回の無料2年点検&修理を終えてまず感じたのは、B社をはじめとするログハウスメーカーがいよいよ「趣味の家なんだから多少のことは許してね」ってな姿勢から本気で「遊び心を満たしつつ過不足なく暮らせる家造り」を目指し始めたなってこと。T工務店さんは今回、専務直々に検査にやってきてくれたし、こちらから一度の催促の電話を入れることもなく修理、改善工事にとりかかってくれた。かなりヤバい欠陥が見つかったにも関わらず今回の素早い的確な対応に非常に満足な僕なのであった。(大手住宅メーカーや地元の大工さんなら当たり前のことなのかも知れないけれど...)
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大屋根上部の排気用スリット
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寝室屋根裏の排気孔
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冬、薪ストーブで一度暖めてやると2~3日は壁や床からほんわりと暖かさが続き、多少窓を開けて風を入れても急激に室温が下がらない。朝、ストーブの火が落ちてても裸足でペタペタ歩けるログハウス。
夏、灼熱の太陽を避け、家に入ると木陰のようなひんやりとした感覚を味わえるログハウス。
メンテナンスに手間がかかることを差し引いても余りある魅力がある、そんな気がする。
2002年3月9日
塗装工事始まる 最初の塗装からほぼ3年、いよいよ初めての再塗装に取りかかることになった。2月から天気の良い日を見計らって、ログの傷んだ部分の補修やログエンドのパテ埋めをやって、平日に少しづつ手の届く範囲の再塗装を完了。足場の必要な部分については高所恐怖症の僕の手に負えないってことで(涙)プロにお任せすることにする。塗装屋さんはログハウスを建てる前の家も塗ってもらった、ともちゃんの親友のお父さん。プロとは言っても塗装屋さんを営業してるわけじゃなくて、普段はヨットやクルーザーの内装家具の塗装をやっててる人だ。前回はアルバイト的に我が家を塗って頂いたのだけど、普段チークやオークの高級材の塗装をやってるだけに腕は確かで、なにより仕事が丁寧なのに驚愕!で、ログハウスを建てた時から「今度塗る時はお願いね!」って頼んでいたのだ。今日は素晴らしくいいお天気だけど、作業中はずっと晴天だといいなあ...。
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朝からガレージのカシータを出したり
植木鉢を片付けたり大忙し
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2002年3月17日
塗装工事完了! 3/9に足場が組まれ、3/11から本格的に始まったログハウスの再塗装。途中雨天中止の2日をはさんで4日間で終了した。塗装を請け負ってくれたHさんはログのヒビ割れに丁寧にパテ埋めをして、その上から2度塗りと丁寧な仕事。これまで防腐処理済み材を使っているため無塗装だったデッキもオリーブグリーンで仕上げてもらったので、雑誌に出て来るようなカントリーっぽい色合いがなんだかとっても良い感じ。
今回の塗装で使用した塗料は僕が4リットル缶×2、Hさんが16リットル缶×1.5で合計32リットル。デッキは4リットル缶×1.5だった。意外に少ないなあってのが正直なところ。
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2002年3月19日
ちょっとガーデニング 足場を組むために移動したフラワーポット達。元に戻すだけでは芸がないってことで久々に花の植え替えや整理をやってみた。ついでに、と言うのも変だけど、以前に買ったまま収納庫に放りっぱなしになってた12Vの低電圧ガーデンライトを接続してライティングを楽しんだ。既存のライトを動かして、立木をライトアップするアップライトをシンボルツリーの白樫に向けたり、アプローチ階段脇のウィスキー樽にボールライトを加えたり...
やりはじめると、ライトの位置で庭の表情が一変して面白い!!狭い庭だけど、ちょっと広がりを演出できたのかな、なんて自己満足(笑)
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