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How to canoe for beginners Vol.5

   

Chapter 4  簡単テクニック 曲がる、止まる

さあ、これで真直ぐ進めるようになりました。この章では曲がる、止まる方法について説明します。

曲がる、止まる
一番簡単そうでムズカシイかった直進です。曲がるのはもっとムズカシイのでは?クルマの運転だって、スキーだって曲がるほうが難しいですものね。ところがカヌーの場合はこれがまた簡単なんです!前のページを思い出して下さい。フォワ−ド・ストロークで右側を漕げば左へ、左側を漕げば右へバウが振れましたね。つまり直進を保つためのストロークであるラダーストロークやJストロークを曲がりたいポイントの寸前でやめて、フォワ−ド・ストロークに切り替えれば自然とカヌーはターンを始めます。ね、簡単でしょ!(図A)ただこの場合も右側を漕いでるときに左へ曲がるのは出来ても、右へ曲がりたい時はパドルを持ち替えて左側を漕がなくちゃならないですよね?そこで使うテクニックがローブレイスターンです。(GIFアニメを見てね!)Jストロークなどである程度スピードをつけて曲がりたいポイントの少し前にパドルを出来るだけ後方に伸ばしてブレ−ドで水面を撫でるように抵抗をあたえるんです。

 

抵抗を小さくすればスピードを落とさないで大きな半径を描いてターンするし、抵抗を大きくすればスピードは落ちるけど急に曲がれます。もっとクイックに曲がりたいなら図Bのようにリバースストロークを入れるといいですね。(ただしあんまり急にやるとバランスを崩して「沈」しますのでご注意を)ストッッピングもこれを何度かに分けて行うことで出来ます。他にもいろいろなターンがあるけど、高等技術を覚えるより、このローブレイスターンを確実かつ自在に使いこなす方が実用的だと思いますよ。

曲がり方について色々言っといて今さらなんですが、実はパドル使わなくても曲がる方法があるんですよ。それが直進でもお話ししたリーン(傾け)

fig.A
fig.B


左リーン右タ−ン

右リーン左タ−ン

曲がりたい方と反対の側に上半身の体重を移動してフネを傾ければ何もしなくても曲がってくんです。(もちろんある程度のスピードがないと傾けたからといって曲がりませんが...)ただし図a.のように右のターンをする場合、左にリ−ンさせると曲がるには曲がるのですがフラットボトムのカヌーの場合かなり不安定な姿勢になり、腕をたたんで反対側にパドルを出して(クロスサイドストローク)フネを安定させないと簡単に沈するので注意が必要。つまりパドルワークとリーンの組み合わせが出来てはじめてターンが完成するわけですね。

右オンサイド(右漕ぎ)の場合は不安定になりがちなのでリーンさせる側にクロスでパドルが出す。

右オンサイド(右漕ぎ)の場合はリーンさせる側にパドルが出ていて比較的安定する。

 

Chapter 4  簡単テクニック 横にすすむ

 


 

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