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FLAME LAYOUT

 

September~October.1999
 


キャンプサイト遠景 

10月15日 野宴会カヌー班キャンピングオフ(初日) 伊今日は野宴会のキャンプツーリング当日。伊勢自動車道・嬉野SAに集合した野宴会カヌー班は一路宮川を目指す。今回の参加者はシーカヤックガイドのGさん、カヌー初体験のSさん、以前からメールのやりとりのあったNさん、そして我が家の14名(大人9名子供5名)。県道を外れて、急な未鋪装路を下るといつもの宮川の澄んだ水面(みなも)が目の前に現れた。今回は大人数でテントを5張設営するということ、河原キャンプの初心者がいて、万一の避難に手間取る可能性を考えていつもと違う河原をキャンプサイトに決める。南東に向かって扇型に広がるなだらかで広い河原。川の流れが屈曲した内側に堆積した砂利のサイトだ。水面との高低差は目測で10m以上。これだけの高さがあっても2年に一度は水没するが、そんな場合でも背後に避難路が確保できる、河原としては最も安全な場所だ。河原に到着するやいなや子供達は水辺へ。(今日はうちのMaakunが7才と最年長というカヌーでダウンリバーするメンバーとしては驚異の低年齢。)その間に大人達は各々設営開始。今日は落ち鮎の「やな漁」の最盛期ということで地元のおじさんたちが大挙して川に出ているもののキャンパーは僕らだけなので河原は独占状態だ。

川ガキたちの「お腹減った!」コールで昼食を済ませた後はお楽しみのカヌーツーリングの準備。カヌーを水際に下ろして各自装備を積込む。今日のパーティはOld Town Camper、Old Town Hunter(2艇)Maribu2 、Aquaterra Keowee2の5艇。カナディアンやシットオンなどオープンデッキばかりののんびりツーリングになりそうだ。
意気揚々とスタートしたカヌー班をいきなり困難が襲う。待ち受けていたのは落ち鮎漁の「やな」だ。宮川の「やな」には通路がない!つまりやなを越えるためにはポーテージ(カヌーを担いで運ぶ)しなけりゃならないのだ。
宮川も他の紀伊半島の川と同様、戦前は水運が盛んな川のひとつだった。地元のお年寄りよると、豊かな森林から切り出された丸太を筏師が筏を組んで流していたらしいのだ。しかし筏がトラック輸送に変わり、ダムの建設で水量が減ってそんな光景が見られなくなると川は「鮎漁のための川」となってしまった。現代の宮川はもう道ではない。

 

唯一の地元民である僕が鮎漁のおじさんたちと交渉し「やな」を越えること5回。(幸いトラブルにはならなかったけれど、そのかわり今回はかなり体力勝負のツアーになってしまった。)ただ、「やな」の恐怖を除いては概ね順調なツアー。なかでもカヌー初体験のSさんはなかなかの上達ぶりだ。1時間もしないうちにある程度行きたい方向にフネを進められるようになって(ちなみにOld Town Hunterは直進させるのさえ結構難しいカヌーだ)景色を楽しむ余裕も出来ていた。

こうしてカヌーツーリングは無事終了。予めゴールに置いた2台のクルマに定員オーバーで乗り込んで(14人だもんね)キャンプサイトに戻ったのである。
サイトに戻ったメンバーは、本来ならばカヌーで薪拾いを明るいうちに済ましておくのが常識なんだけど、今日は間近で落ち鮎漁が行なわれているので自粛(笑)対岸の豊富な薪を前に指をくわえて見てるしかない。そこで早めに夕食の準備にとりかかる。夕食の道具を見て大笑い。そろいも揃っておもむろにブラックポット(ダッチオーヴン)を出してくるあたりがカヌー班らしいというか何と言うか...(笑)ダッチオーヴンってホント楽だもんなあ。重い以外は欠点のない万能&手抜き鍋は過カヌーイストの必需品かな?

カヌーキャンプらしく手早い夕食を済ませたあとは、焚き火を囲んで宴会の始まり!...かと思ったら、漆黒の闇のなかGさんたちはウナギ漁に出発なのである!ヘッドランプの明かりを頼りに前もって準備した「はえ縄」を手に出航してゆく男達。その姿は怪しさ満点。ウナギのはえ縄を仕掛けたあとは、裸体の3人衆はカゴを持って手長エビ漁&投網だ。Gさんは「キャンプ地・・・深い淵のある場所を希望」ってメールをくれただけあって、彼等はホントに川を遊び尽すのだ。漁から戻ると、対岸から届いた充分な薪を使って焚き火の始まり。気温は15℃を下回り、風も止んで焚き火には最高のコンディション。パチパチと爆ぜる(はぜる)小さな炎を見ながら酒を片手にゆったりとした時間が流れる。「やっぱ、川はええのう!」「カヌーもええけどコレがないとアカン!」カヌーキャンプの醍醐味を味わい尽した夜であった。午前1時、最後まで残った僕とGさんが「そろそろ寝よか?」そう言って立ち上がった時、焚き火はもうその力を失いつつあった。「薪が無くなったから寝る。」そんな時間の使い方こそカヌーキャンプの真骨頂じゃないかな。

 


 

10月16日 野宴会カヌー班キャンピングオフ(2日目)翌朝、空を薄い雲が被ってくれたおかげで気温はそれほど下がることはなかったが、それでも10月らしい空気がピンと緊張した感じの朝。朝食を終えたGさんが昨晩仕掛けた「はえ縄」を引き上げに行く。早朝に引き上げたかごには手長エビはいなかったが、はえ縄は...カヌーに乗ったGさんが接岸するとメンバーはゾロゾロと水際へ。「何が捕れたんだろ?」「うっ、ナマズだ!」カヌーのボトムに横たわるナマズ。思わぬ釣果に子供達は大喜び。「ギリギリッて鳴いてるやろ?」「ほんまや。」一通り観察したあとは子供達の手でリリース。


寒い朝も子供達は元気

何が捕れた?

ナマズ、なまず、鯰

ギリギリ鳴いてるよ

ナマズを放した後はキャンプサイトの撤営にとりかかる。サイトのすぐ下流のやなには昨日にも増して地元のおじさん達が集まっている。カヌーを漕ぐことで漁に直接の影響が出るかどうかは別にして、息を殺して水面を見つめるおじさんたちの神経を逆撫でしてもいけないので本日のカヌーは打ち止め。こうして野宴会カヌー班キャンプオフは終わりを迎えた。今回はカヌー班ということでオートキャンプ場ではないフィールドでのキャンプとなったが、その素晴らしさを充分に満喫できたと思う。やな漁に足留めされたカヌーツアー改めカヌーを担いだ河原トレッキング(笑)を始め、様々なアクシデントがあったけれど、そんなアクシデントもこういったスタイルのキャンプの楽しみであるとも言える。楽しい水辺遊びの道具としてのカヌー、そんな基本的なスタイルを再認識した楽しいキャンプだった。

 

 


 

10月12日 カヌーを吊るす。 カヌーを預けてあった実家の倉庫の使用期限がタイムアップ!確かに5mものカヌーが2艇もあれば邪魔だよな。ところが今のところカヌー倉庫が基礎工事段階で完成までにはまだまだ時間が必要。そこで完成間もないガレージに一時的に吊るすことにした。
ガレージはカヌーを車載した状態の我が家のディスカバリーがそのまま入れる高さを確保しているので、カヌーを吊るしてもノープロブレム。半永久的にここに置くなら本格的な滑車を利用したモノを設置するのだけれど、ほんの半月なので、2×4材を桁にして車載用ラチェットベルトで吊るす方式を採用。仮に、とはいってもついつい凝ってしまい桁はガレージの木口を意識した意匠にカットして塗装までやってしまった(笑)

実際に吊るした姿を見ると、カナディアンカヌーがログハウスのエクステリアに表情を与える小物になって良い感じ。ほぼ毎週出し入れするシーズン中(4〜11月)はこうやって吊るしておこうかな...。ついでと言うには凝りすぎだけどカヌーラックも作製。カヌーはボトムのリペアを始めシートの補修やボルトの増し締めなどメンテナンスが必要。どうせ作るならカッコイイものを、ということでログハウスの余剰材(2×4)を使って結構凝って作ってみた。完成したカヌーラックを見てMamaが一言「なんだか鳥居みたいね。」「へっ?」

製作過程はWoody Craft Workshopにて

 


 

 

9月12日 子連れ狼その2 今日は野宴会カヌー班オフin 宮川。今回もMamaは小学校PTAのバレーボール大会ということで欠席。パパパドラ−2人の子連れという情けない図(笑)今回は前回と違ってダウンリバーなので子供達を飽きさせない工夫が必要なのだが...。
伊勢道サービスエリアに3家族、8名が現地集合。天候は薄曇り、水位はこの時期の平水+20cm程度。通常より多少濁りがあるのは農業用水の取水が終わってダムの放水が行なわれている証拠なのだが、浅瀬でもカヌーが進める最低限の水深を確保しているのが有難いのだ。各々がカヌーを河原に下ろして10:30ツーリングスタート。今日はマルチパーパス・シットオンカヌー「マリブ・ツー」元祖ファンカヤック「Aquaterra Keowee2」そして僕の「Old Town Camper」の3艇。

子連れには最適のゆったりした流れのなかをピンク、黄色、グリーンのカヌーはゆったりと流れてゆく...。1時間ほど流れたところにあるきれいな流れ込みのある河原で休憩。ちょっと早い昼食を取る。昼食はカップヌードル(笑)食事の後は川に入って体を冷やしたり、パワー水鉄砲で遊んだり。子供達はオモチャなんてなくてもカップめんの容器や河原の石を自分なりに工夫して仲良く遊んでる。

そんな子供達を見ていると「子供はあそびの天才だ」とはよく言ったものだなあって思う。高価なオモチャを与えるよりも自然の中でオモチャを探す方が子供達にとっても楽しいんだろうなぁ...。結構長い間遊んだあと、13:30再スタート。今日はのんびりするのが目的ということで10km程度のコース。あんまりシャカリキに漕ぐとすぐにゴールしてしまうので、桃太郎の桃のように(山瀬まみのカッパのみたいに...笑)流れに任せてドンブラコ。途中で適当に休憩しながらも15:00に宮リバーパークのゴールに到着した。この宮リバーパークは広い駐車場だけじゃなく、子供の好きな遊具広場やウォ−タ−スライダ−完備の流水プール「鏡」を始め、産直品販売所や喫茶店(これはカヌーにはあんまり関係ないか...。)それよりなにより清潔なトイレ、自販機などが揃ってる(これは有難い!)町営の施設。

パパ3人衆はクルマをピックアップするためスタート地点へ。クルマのピックアップの時間ってのは待ってる方はたまらなく長く感じるんだけど、ここなら子供達も飽きることがない。ただ小綺麗な家族連れが多いなか、妙にずぶ濡れで薄汚れたTEVAサンダル履きの集団は目立つけどね(笑)カヌーを積み終えた3台は夕暮れの中、宮川を後にして高速を北に向かう。...こうして野宴会カヌーオフin 宮川は無事終わった。普段はMamaがいないと結構淋しがるAzuも今日は優しいおねえちゃんや楽しい同級生と遊べたからか終始ご機嫌。Maakunも「おとこがいなかったからなあ...」とは言いながらも実は楽しかった様子(帰宅するなりMamaにきょうの出来事を話こと細かに報告してた!)。Mamaは帰るなり、えらく優しい態度。「もしかしてPTAのバレーなんてのは嘘っぱちで浮気してたんだったりして?浮気したあとは変に優しくなったりするって言うし...」「何言ってんだか...(苦笑)実はねえ、今日他のお母さんたちに羨ましがられちゃった。」「何て?」「『奥さんところの旦那さんは子供さん2人も連れて偉いわね!』って。」「そうだろ!俺は偉いんだよ。」...と言いながら実は冷や汗が出てる僕。子連れを口実に自由にカヌーに行けてラッキーとか思ってたので(笑)好きなカヌーできるんだったら子連れでユーコンだって下っちゃうぞ!なんてね。

 


 

 

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