JAN.~MAR.1999
両岸の桜並木をながめながら漕ぎ進むACCメンバー
3月28日
今日は今年初めてのカヌー。今年はログハウスの一件や仕事など色々あってスタートが遅れたけど、なんとかシーズン・インなのである。今日のツアーはクラブの「お花見ツーリング」気の置けない仲間ばかりで、ダッチオーヴン料理を楽しみながら、桜の咲き始めた宮川をのんびり下る計画だ。花見ということで桜並木が続く宮リバーパークをスタートして、これまた桜の名所として有名な度会橋・宮川堤公園までコースを設定した。
前日の昨日から準備してたけど、なかなか進まない...というのも引っ越しでカヌーの道具が行方不明(笑)まずはカヌーを車載するためのキャリアのアタッチメントがどうにも見つからない!2〜3時間捜しまわって、なんとChichoのトイレの裏で発見。いつもなら30分のところ4時間も準備に費やしてしまった。深夜の0時頃からダッチオーヴン料理「スタッフド・チキン」の仕込み。仕込みといっても、ゴミを極力出さないために野菜や肉のパックを取る→とりあえず玉葱とニンニクとレバーをみじん切り→ジップロックに詰める...という単純作業なんだけど、30男が家族が寝静まったあとに涙流しながら玉葱のみじん切りしてる図はあんまり見られたもんじゃないなあ(笑)
さて夜が明けるやいなや出発、一路宮川を目指す。クラブのベースキャンプでみんなとおちあって宮リバーパークでフネを下ろす。堤防の桜並木はまだ蕾だけど、針でチクリと刺したらパッと花が咲きそうなぐらいにふくらんでる。でも吹き付ける強風は冬を思わせる冷たさだ。「寒い...」こんな日にはウェットスーツが必需品。久しぶりに着るウェットはなんとなくツーリングの雰囲気を高めてくれるんだなあ、コレが。
10:30スタート。今日はカナディアン2艇、リバーカヤック3艇、ファルトボート1艇の計6艇、7人のパーティなのだが、風の影響を最も受けるのは僕。ソロだし、DOがあるとはいえキャンプではないので荷物が少なくどうしてもバウ(船首)が浮き上がる。「パパだけカヌーに行ってズルイよ!」とスネてたMaakunを連れて来なかったことを少し後悔するが、後の祭り。(いい重りになったのに...)時折吹く突風に悩まされながらフネを進める。
1時間ほど漕いで伊勢自動車道手前の河原に上陸。ちょっと早いけどランチタイムだ。相変わらず風が強いので、カナディアンカヌーをパドルで立て掛けて風防を作る。焚き火の効率を高めるためなのだが、長さ約5m高さ約1mの巨体は風防としても最高の性能を発揮し、カヌー風防の風下に座ると縁側の日溜まりのように快適だ。
I隊長は早速アルミのDOで鍋料理を開始。僕はDOの蓋を裏返して小豆島で買ったオリーブオイルで「スタッフド・チキン」の具を炒める。玉葱が黄金色になったら、丸若(まるごと若鶏 ¥1160)の肛門から具を詰めて、爪楊枝でふたをして暖めておいたDOに放り込む。これであとは待つだけ。
クラブのみんなと一緒だと楽なのは、丸若に具を詰め終わったころにはちゃーんと最適のおき火が出来上がってるところだ。(慣れてる人ばかりだと非常に要領が良い!)旨い焼酎やビールを飲みながら、先に出来上がったI隊長の鍋をつついて待つこと1時間。蓋を取ると良い香りの湯気がホワッと立ちのぼりこんがりキツネ色の丸若(愛称:コケちゃん)が姿を現す。ただ今日は普段より少し大きかったのでちょっとレア気味。もう一度火にかけて20分ほどで「スタッフド・チキン」は完成!お味?ご想像にお任せします(笑)ただ、骨しか残らなかったっていうのが料理長の僕には嬉しかったな...。ゆったりと3時間ものランチタイムを過ごした僕らは、2:30に再び川下りスタート。
相変わらず強い向かい風に苦しめられながら進む。ゴールである度会橋の手前では風速10m/s近い(もしかしたらもっと強かったかも...)強風による波がバウを越えて浸水するという事態に見舞われながらもなんとかゴールに到着。全行程、風、風、風で疲れたけど、やっぱり楽しい休日を過ごしたのでした。
(...ツアーを終えて本日の紅一点Hさん運転のフィアット・パンダにずぶ濡れのオジサン約4名がすし詰め(寿司といっても熊野名産「秋刀魚寿司」ぐらいのギュウギュウ詰め...笑)でスタート地点に戻ってみると...朝は蕾だった桜がチラホラ咲き始めてた!冬のように寒くて、切れるように冷たい川の水だったけど、春なんだなあって少し感動でした。)
来週、再来週、メンバーは志摩半島のサーフィンのメッカ「K浜」でウェーブスキー(サーフカヤックみたいなの)の練習会だそうだけど、来週僕は子供連れで水族館行き。
再来週はこのサイトの10000カウントをゲットしてくれたYさんを賞品代わりに宮川カヌーツアーに御招待なのだ。エスコート&豪華(...かどうかは知らないけど)ランチサービス付き(笑)お天気だけが心配...。
3月21日
雨、雨、雨なのである。近頃ではもうカヌーに行けるかなあって気温になってきたけど、こう雨が続くと行けやしない。その上今日は気温が低くて寒く感じるほど。(昨日は山が雪かぶってたもんなあ...)でも気分はもう春の我が家は家にじっとしてられずキャンプサイトのロケハン(調査)なのだ。
キャンプ場を利用しない我が家は、主に河原を利用するのだが、河原はひとたび雨が降ると形が変わってしまうのだ。シーズン前に調査しとかないと、いざキャンプだ!って時にキャンプに適さない形や環境に変わってて困る。そこで調査に出掛けることに。
これまでの経験&1/25000の地形図でだいたいの目星をつけて一通り回るが今年もいつもの河原を始め数カ所がキャンプに適してることを確認した。今すぐキャンプしたいって感じる素晴しい場所も発見できて幸せな気分で帰ってきました。薪もたんまり(笑)レインウェアを着ると妙にはしゃぐ子供達。水たまりや泥道もニーブーツなら平気さ!
1月16日・17日
今日から、野外宴会推進協議会(野宴会)のオフ会キャンプ。天気も上々(出発は朝の6時だから、天気分らないけど)会場の小豆島ふるさと村に行く。Papaだけならテント泊もいいんだけど、今日はMaa-kunやAzuもいるからロッジを予約入れてもらってるのだ。正直言ってロッジで泊まるのは初めて!でも、いいもんだよね。1泊なら設営の手間も省けて気楽でいいんだな、これが...。夕食はまたまたダッジオ−ヴン料理。メニューはシーフードパエリア。今回は炊きたてご飯のほかほか感を出すために蓋を使ったけど、本来のパエリアのような出来にするならパエリアパン代わりに蓋無しにするのがいいみたい。なにしろ上手く出来てよかったよかった。
1月14日
あさってからのキャンプ。ダッチオーヴン料理(シーフードパエリア・DO風)のためにDOを運ばなくちゃなんないけど、入れ物がない!(段ボールの箱捨てちゃったし)かといって、そのままクルマに積み込んだらトランクルームや他の荷物が油で汚れてしまう。そこで、久しぶりに木で作ることに...。適当な材料を拾いにいくひまもないので、近くのホームセンターでモミの板材を買ってきた。設計図も部材表もないから、ダッチオーブンを眺めながら適当に作っちゃえ!ただの箱でもよかったけど、あまりに味気ないから底は丸く仕上げてっと...せっかくだから穴が空いて使えなくなった不用品のバッグのストラップベルトや壊れたカセットケースの蝶番、留め金なんかも使って蓋まで作ってしまえ!
最初は簡単なモノを作るつもりが、だんだんと凝リ始める悪い癖が出て、苦闘すること3時間。オイルステンで仕上げて、日清サラダオイルを擦り込めば、ついに完成!さあて、DOを入れてみるか。えっ?あれ?おおっ!...入らない(涙)横で見てるMamaもあきれ顔。「ダッチオーヴンが入んないダッチオーヴンケースなんて、聞いたことがないわ!それじゃ、ただの木箱じゃないの!」と冷たいお言葉。ちゃんと計りながら作れば良かった。蓋の板の厚みをコロっと忘れてたんだよな...トホホ。
しょうがないから苦肉の策で蓋に窓を切って、無理矢理入るように設計変更することに。「ダッチオーヴンってのは冷めるのが遅いから、ここに空気抜きの穴をあけることで熱を逃がせるし、ホラこうやって把っ手にもなるしいいだろ、この小窓」と必死で訴える僕にMamaは冷たい視線(笑)結果的には、その小窓がDOのガタつきを押さえる効果もあってよかったんだけどね。ま、12インチDOとリフタ−、皮手袋、木へら、メンテナンス用キッチンペーパーがぴったり収まるキャリングケースが出来上がったのだった。
1月10日
今日は先日手に入れた12インチのダッチオーヴンを使って、お料理。10インチのにくらべるとまだまだシ−ズニングが足りないけど、1/16〜17のキャンプに向けて12インチを試しておかなくちゃならないのだ。買い物の帰りにいつものお肉屋さんに立ち寄ったら、今日シメたばかりの丸若(鶏まるごと)があった。しかも今回は前回の小型(約1kg)のじゃなくフルサイズ(1.8kg)なので12インチのDOにぴったり!今日シメたばかりだから、当然冷凍じゃなくお肉にも弾力があって美味しそう!!
家に帰って早速調理開始だ。今夜のメニューは蒸し鶏&洋風雑炊。キャンプ用10インチだと脚が邪魔して、家庭用のコンロの五徳にうまく載せられないけど、12インチはピッタリ収まるから楽ちん。まずは丸若に軽く塩胡椒して、少し暖めたDOに入れて蓋をする。以上(笑)こんなの料理じゃないのかも知れないけど、これが最高に美味しいのだから不思議。
さらに美味しく作ろうと思ったら、中火からすこしづつ火を弱めてじっくりやることと、ベイスティング(*1)用の蓋の突起が標準でついている家庭用のDOを使うことかな。うちのはキャンプ用だから蓋の窪みに水を張ってDOの中に立ちのぼった鶏の旨味入りの水蒸気を蓋に触れた瞬間に冷やして鶏にふりかかるように工夫した。約2時間後、蓋を取るとプリプリに柔らかくなった鶏とDOの底には乳白色のスープ。このスープは全て鶏から抽出されたものなので、まるでスープの素のように濃厚な味。このままでは少し濃すぎるから適当にお湯で割ってスープとして飲んだり、固めのご飯を入れて雑炊にしたりと使い道は多いのだ。今日はご飯を入れて洋風雑炊にしたけどね。
鶏はあくまで柔らか(お皿で切り取れるぐらい!)で雑炊は何も味付けしてないのに複雑なうま味があってGood!お試しあれ。
1月3日
お正月は基本的に暇なので、今日はMaa-kunと近所の公園に出かける。裏山に入って蔦を沢山集めて家に持ち帰ってカゴを編む。これだって立派なアウトドア遊びなのだ。なんにも見ないで作ったにしてはなかなかの出来(...と自画自賛)
1月2日
ついに年が明けた。去年の13/30からMamaの実家に里帰りしてるのだが、今日は博多へ初売りに出かけることにする。普段は田舎暮らしなので、ショップの多い街に出ると欲しい欲しい病が再発するなあ...。実家の父母が子供達を見ててくれるので今日は夫婦でデートなのだ!(久しぶりで恋人気分!!)
JR九州の派手な「にちりんシーガイア」で博多に到着。キャナルシティ博多で2着目となるシェラデザインのオリジナルマウンテンパーカ(今度はオレンジ色)とTARGUS製PowerBook用のバッグ、そしてBERMAS製アルミスーツケースを購入。
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