秋の陽射しが降り注ぐ湖面をゆく 11月21日 紅葉レイクワンダリング(青蓮寺湖) 11月後半と言えばカヌーシーズンで最も自然が美しい時期...万水川〜犀川のミニツーリングで今年のカヌーはオシマイってのは、あまりにも寂し過ぎるのだ。ご存知の通り僕らのホームリバーはどこも台風の爪痕が今もなお深刻で、遊びに行ける状態ではない。行って行けないことはないけど、宮川ではこの週末にまだ遺体が見つからないお一人を含む犠牲者の合同慰霊祭が執り行なわれたばかりだし、先週、カヌークラブの知人が熊野への道すがら立ち寄った海山で、ひとりの老人に『遊べる余裕のある人らはええわのぅ。』と言われたとかで、たとえ“海山の経済的復興のために海山で遊んでお金を使おう!”って考えが正論だったとしても、僕はカラフルなカヌーを被災地に持ち込んで笑顔で遊ぶ気にはなれないのだ。 そんな時、耳にした青蓮寺湖情報。 8:30、R165沿いのコンビニに集合して一路、青蓮寺湖へ。 湖面に3艇のカヌーを下ろして荷物を積込んで、お着替え用“The
PUP”テントを広げて着替えをした後は、10:15
いよいよレイクワンダリングのスタートだ。 Mad River EXPLORER アキヒロ家 ひだださんのサイトで予習をしていたので、迷わず進路を右にとり、青い青蓮寺橋をくぐって青蓮寺川を上流に向けてカヌーを進める。青い空、グリーンの湖面、そして湖面に映る真っ赤な紅葉...ってなわけではなく、青蓮寺橋周辺の紅葉はまだ見頃には達していないようだ。
逆光に輝く湖面が美しい
スケールの大きな絶壁の間を進む
堰堤の上流は美しい紅葉が続く 今日のランチは、もうラーメンはイヤッ!ってことで、昨夜近所の鳥焼屋さん(焼き鳥屋ではない。串に刺してあるのが“焼き鳥”網で焼くのが“鳥焼”...笑)でテイクアウトしてきた鶏。普段お店で食べても家族4人でビール付き¥5000以下という格安な値段はウシじゃなくトリの良いところなんだけど(三重県は総じて焼肉が安い)、テイクアウトすればさらに20%OFF!なのが嬉しい。 ユニセラに炭火を熾して“秘伝のタレ”付きのトリ、豚タン、豚カルビを焼く。鳥焼屋さんのお肉に加えてスーパーの大特価牛ステーキ5枚¥580(!)はパドルをまな板にレスキューナイフで小さく切って塩コショウをパッパでいただく...食べ物ってのは素材も大切だけど、やっぱり良い環境で雰囲気に合った料理法で食べることが一番!美味しいものは好きだけどグルメは大嫌いな僕の持論。ま、とにかく、思い出しても涎が出てくるほどの美味しさ!ついついビールが進むのである(笑)。 Azu&Moeのふたりは“河原の宝石”ビーチガラス...じゃなくリバーガラス探しに夢中。Maakun&Koukunは大きな岩を投げ割って、珍しい結晶を持った石を探す鉱物探しの後、平らなベッドのような岩の上で昼寝。大人たちは、炭火を囲んで愉快なおしゃべりを楽しむ。 僕らにしては豪華な食事をゆったり楽しんでいると、次第に河原が山影に入って深々と冷え込んで来る。 堰堤のポーテージを無事済ませて流れのない湖の水域に入ったころには、もう太陽の光は湖面には届かないほどに西に傾いてきている。地味な色彩の湖面と全くもって晴れやかな青い空、そして両岸の絶壁の上部の紅葉の色彩のコントラストが不思議な雰囲気...なんだか地底探検でもしてるような気分だ。
まだまだ腕が短いのでピッチストロークする時はここまでリーンさせる。 いずれにせよ、ソロで乗り始めて3年。やっとカヌーを乗りこなして来た感のあるMaakun
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