円座の河原に向うMaakun 8月18日 父と息子の宮川ダウンリバー2004 『なんで、エビ捕りに行けないのよぉ〜。なんてツイてないのよぉ〜...』昨日買ったおNEWのエビタモを握り締め、Azuがさめざめと泣いている。彼女の体温は38.6℃、典型的な夏風邪である。昨夜の段階での今日の予定は、Maakunの自由研究の取材のために紀宝町・うみがめ館を訪れた後で海山町・魚飛渓での川遊び。豊かな水量と漁に都合が良い曇り空...ベストコンディションの中でウハウハな川遊びになるはずだった。ところが、Azuの発熱。さすがにこの状態の彼女を残して僕とMaakunふたりで紀宝町&魚飛に行くのは可哀相なので、今日は大人しく家で過ごすかな?そう思ってた時にAzuの一言。『魚飛以外なら遊びに行ってもよろしい』(笑) 『で、どこへ行く?』そういえばどこに行くかも決めずに出発した僕ら(笑)。助手席のMaakunがi-modeで水位チェックすると宮川・岩出がマイナス75cm。渇水の70cmアップということで迷わず宮川に決定。最近、野原大橋〜宮リバー度会パーク間は何度も下ってるし、透明度が改善してきて内城田大橋上流に鮎釣り師が立ってる可能性もなくはないので、今日は宮リバーパーク〜度会橋にしよう!Maakunと合議して決定だ。 宮リバーなら最寄のICは玉城。玉城のLAWSONからアキヒロさんに電話。アキヒロ家もMoeちゃん&いずみちゃんが用事があって男ふたりで釣りにでも行くかなぁって決めかねてたとのことで、急遽一緒に下ることが決まる。『今、まだお出掛け中だから先に下ってて。家に帰って準備してすぐに追いつくから。』何ともイイカゲンな約束だけど、全長90kmの宮川で今日カヌーしてるのはきっと僕らだけ(笑)。 間違いなく会えるんである。人っ子ひとりいない平日の宮リバーパーク。僕がカヌーを2艇下ろしてる間にMaakunが装備を運んでセッティング。ふたりで作業を分担するととても効率がよく、10分ほどで準備完了だ。 特に気負いも緊張もなく、以前のように『Papa、先に行ってよ。』などと先陣を切るのを嫌がる様子もない。とにかく自然体でのパドリングである。 1kmほどで南伊勢大橋手前の“三ツ岩”に差し掛かる。ここ10年に限っても15人以上が命を落としている場所だけど、カヌーでなら危険はない。でも、Maakunはメインカレントを避けてチキンルートを進む。岩の左右に分かれ岩の両側からそれぞれやや斜め前方にパドルを突き刺して二番目の岩のエディにカヌーを滑り込ませる僕ら。正面から見ると鏡のようにそっくりだったに違いない(笑)。タイミングを合わせて入ったので岩の裏側でCAMPERとHUNTERが“ごっつんこ”(笑)。ぴったり決まった左右からの同時エディインに笑みがもれる。 流れの中の落ち葉を見る限り表層は普通に上流から下流に向って流れてるけど、水面下20〜30cmでは表層の倍近いスピードで上流に向いて流れており、その流れに乗った落ち葉は岩の直前で突如消え失せる。 川底に向う強烈な流れが存在しているようで、背筋が寒くなる。まずは僕が一番左岸寄りの岩からストリームイン。そして2番目から3番目の岩にオンサイドで力強くフェリーしてきたMaakunも...ん?なんと、Maakunがエディから出られない!(笑)ま、いざとなればバックで左右の流れが合流するポイントまで進んで後ろ向きのまま三角波に乗れば出られるんだけど、それってかなりブサイク...バウのボトムに水流を受けて美しくリーンをキメながらクルリと出たいところだけど...慎重派の彼はひたすらバックで脱出しました(笑)。
三ツ岩の瀬&エディを無事クリア!
葛原下流は台風で5年ぶりに流れが大きく変わっている。
流速5km/hオーバーの本流で河童の川流れ (PFDなしでもこのとおりプカプカ浮かぶのです)
シラサギ&アオサギの舞い飛ぶ水道橋。ここまで来ると宮川も 大河の様相を見せるけど、流速7〜8kmで流れてるので超・快適。
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