ルートのスカウティングのため立ち漕ぎするMamaとMaakun 5月5日 “大きなコドモの日”ダウンリバー(宮川) 古座川のリバーフロントに2泊したけど、悪天候と濁り切った状態で結局川には出られなかった2日間。判断基準は人それぞれなわけで、他人はともかく少なくとも僕は家族連れでこの状態の古座川を下りたいとは思わなかったので、『川は逃げない』とお馴染みのフレーズを呟きつつ(笑)カヌーを一度も水に浮かべることなく帰宅した。 古座川でともちゃんがチラッと『古座がダメなら宮川に移動しましょうよ。』って言ってたのを思い出し、良からぬ計画を胸に秘め、とりあえず昨夜はカヌーを下ろさずにおいたのだけど...。 今朝少し朝寝坊をして9時頃に目覚めると薄曇&微風! 『今日は5月5日、子供の日。パパに付き合ってあげましょうよ。』 “大きな”子供の気持ちを汲んで、『カヌーなんてイヤよ。』でも『ワタシはゴールで待ってるからご自由にどうぞ!』でもなく、それぞれがソロでのダウンリバーにシレッと同意してくれる心優しき奥様と子供たちに感謝!な僕である(セサミをスリスリ...笑)。 吹流し代わりの鯉のぼりが元気に泳ぐ高速を南へ...カシータを牽いて500km近く走った直後なので、まるで登山の後でザックを下ろしたような身軽さについついスピードオーバー。『カシータはないけど、カヌーは3艇積んでるんだからね!』Mamaに叱られつつ30分ちょうどで中川大橋に到着だ。 HUNTERのMaakunを先頭にダウンリバーのスタートだ。 実はソロで宮川を下るのは初めてのはずのMamaだけど、彼女の鼻唄が川を渡る春風に乗って聞こえてくるほどだ。『Mama、今日はご機嫌ね。』バウのAzuも振り返って満面の笑顔。 ま、日没までに宮リバー度会パークに着ければいいかな、に予定変更(涙)。
鏡のように凪いだ瀞場をゆく 間もなく僕らは二つ岩の瀬に差し掛かる。右手の岩が水没する水量だとアンダーカットな岩にカヌーが引き込まれ10分ほどカヌーが行方不明!ってな経験もある場所だけど、今日はチャポチャポで泳ぎ下りたいほど。すぐ下流の長原の河原でおにぎりを二個づつ食べた後、稚鮎やウグイの群れのジャンプが作る波紋を楽しみながら進むと、眼前に赤い鮠川大橋が見えてくる。ここで初めてのライニングダウン。 先月の熊野川以来、CAMPERのライニングダウンはAzuのお仕事。僕がライニングダウンを“犬の散歩”と呼んだことが、いたくお気に入りのAzu。CAMPERを黒いレトリバーに例え、“ハッピーちゃん”と勝手に名前を付けて...『ハッピーちゃん、そっちはダメ!ほら、こちらの深いところを通りなさい!』などと犬のお散歩ごっこを楽しんでる(ちなみにMaakunのHUNTERはキャンキャンうるさいからスピッツだそうだ)。 鮠川大橋下流をくぐった直後、雲間から陽光が差し始め、僕らは何ともほのぼのした気持ちで茶畑の対岸・岩登りで遊べるChichoの河原(その昔Chichoとダウンリバーキャンプをした場所)に到着。ちょうど昼時なので、ここで積荷を解いて昼ご飯ということに。スタートから約4km。普通に漕げばここまで30分の距離を一時間ちょうど...なんとものんびりした川下りである。
鏡のような川面を破るように進むMaakun
やっぱり我が家は宮川がNo.1!
これぞ、Miyagawa Green!
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