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Puntoはイタリアンらしく安全よりも快適さを追求した、いわば快楽主義“車”なので、他のオープンカーみたいに不粋なバーなどの頭上を遮るものは一切ない。
青い空に浮かぶ月、緑のトンネル、そして鳥のさえずり...まるでカヌーと同じ感覚を味わうことができる。実際、イタリア製の箱型小型オープンカーは“バルケッタ”(barchetta=フェラーリに代表される1950年代に好んで用いられた名前だ)と呼ばれるのだが、その意味はイタリア語の“小舟”。Puntoはロードゴーイング・カヌーなのである(なんちゃって。なんかNaviの記事みたいな表現だなぁ...笑)。
カヌーで人工的な直線の水路を下っても面白くないように、バルケッタは自動車専用道路よりも森を抜けるワインディングが気持ち良い。伊賀上野で大ファンの和菓子屋さんに立ち寄った後、僕らはわざと山坂道を選んでドライブを楽しみ、自宅へと戻ったのだった。
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伊賀上野に寄り道して、Maakunの待つ自宅へ
(到着は16:30)
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