冬の陽光を浴びて黄金色に輝く琵琶湖 1月24日 比良山スノーシュ−トレッキング 今年に入って、3週連続スキーで♪家計のピン〜チ〜!♪な我が家。日帰りとはいえ、雪のない我が家から雪国へは最低200km
overなわけで、高速代&大喰いDiscoのリッタ−6km未満のガソリン代、そしてほぼ¥10000のリフト代、バカに高いゲレンデランチ...決してエンゲル係数は高くないし、子供が大きくなってエンジェル係数も低くなってきたし...でも“遠足係数”は右肩上がりの我が家なのである(涙)。 そんなわけで、今週のスキーは一回休み。 1.素っ敵な平原が広がる開田高原 ...の3つ。1.は遠過ぎて早起きが辛いので×。2.は強風でロープウェイが休止中で×。で、やっぱり比良山ツアーに決まりなのである。 お馴染みの比良山だけど、実は気軽に遊びに行けるのは今シーズン限りになる可能性が高い。事業のリストラを敢行中の親会社・京阪電鉄が、今シーズン直前に比良索道(リフト&ロープウェイ...もちろんスキー場施設も)の廃止を決めたのだ。 京都に住んでいた頃、とても身近に感じていた京阪電鉄(当時は“阪急沿線”ってのと“京阪沿線”ってのとは微妙に響きが違ってたっけ...笑)だけに、色々な事情はあるのだろうけどちょっと失望なのである。索道廃止で自然が守られるのは紛れもない事実だろうけど“O才でも気軽に行ける比良山”でなくなるのは、全ての遊びが“なんちゃって”な我が家には痛い...。 スキーに比べて大幅に遅い6:00に出発し、R1から琵琶湖大橋を渡って約90kmの距離にある比良山山麓に到着したのが8:00ジャスト。それからのんびりと着替えたり装備のパッキングを済ませ、古式ゆかしいシングルリフトに15分近く揺られ、シャカ岳駅からはピストン輸送方式のロープウェイで7分で比良山上駅・比良HATに到着だ。 背中に背負ったMountainsmith/ZONEにはランチ用の大鍋、4人分の鴨鍋食材、水4リッタ−、子供用着替えセットなどなどが詰め込まれ、加えてスノーシュ−2set、ポール2set、スノーシャベル2本が縛り付けられていて、座面が小さく背もたれがないリフトはちょっと辛い。同様に同じように荷物でパンパンに膨らんだPatagoniaの防水ザックに子供用スノーシュ−2setをパックしたMaakunもかなり辛そう...どんな世界でもオトコってのは辛いのである。 山上駅を出るとすぐに全員がスノーシュ−を装着し、八雲ガ原湿原方面に向けて歩き始める。天候は晴天無風、気温は氷点下6℃(8:30a.m.)積雪はゲレンデで160cmとまずまずの条件。じっとしていればかなり寒い、というより冷たいんだけど、“すり足歩行”に慣れた我らニッポン人には馴染みのない、腿を高く上げるスノーシュ−独特の歩き方を続けると、ものの10分でウェアのジッパーを全開にする必要があるほどに身体が暖まる。 同じ雪遊びでもシンセティックの下着に分厚いアウターを羽織るという2枚レイヤードが一般的なゲレンデスキーに対し、雪山では保温力の高い薄手のアンダー、ミッド数枚をレイヤーしその上から防水性、透過性の高い(例えばGore-Tex)アウターでカバーすることが多いのは、こんな風に身体が暖まったり冷えたりの差が激しくて脱いだり着たりで調整する必要が生じるからだろう。 山上駅からのトレイルをわざと外れて新雪のラッセルを楽しみながら30分ほど歩くと、八雲ガ原湿原に到達する。 ただ、それだけ...一番乗りってだけなのに子供達にとっては、それがタマらなく嬉しいようでパウダースノーを捲き上げながら雪ウサギのようにピョンピョン走る。表情は見えないけど満面の笑みを浮かべているに違いない彼らの背中を眺めながら、PapaとMamaは“してやったり!”と顔を見合わせて微笑むのだ。 だけど、ふと、氷柱を凶器にして殺人の証拠隠滅を図ったってな内容の昔見た土曜ワイド劇場の一場面が僕の頭をよぎり、思わず止めさせる。 幅がスノーシュ−ほどしかない橋を渡って、僕らはさらに金糞峠方面に30分ほど進む。 しばらく進むとトレイルの脇にグリーンに塗られた山小屋が見えてくる。
八雲ケ原湿原の明るい森をさらに奥へと進む トレイル脇の林間に入って、平らな雪原を4人で電車ごっこのように連なってグルグル廻りながら踏み固める。ランチタイムはスノーシュ−を外すので、この作業を念入りに行わないと股下まで(...子供は胸までの時もある)スッポリ雪中に突き刺さってしまい、泣きながら助けを求める羽目になる。 ある程度踏み固めると、周囲の雪面よりも50cmほど低い円形の場所が出来上がるので、そこで初めてスノーシュ−を外し、テーブルとなる中心を残して、またまた電車ごっこをして縁をスノーソ−&シャベルで垂直に切り落とすと、掘り炬燵状態のダイニングテーブルが完成する。 まだ10時台だというのに、相当お腹が減った僕らはダイニングが出来上がると同時にランチタイムに突入(笑)。ザックから大鍋を出して、自宅で準備してきた野菜やキノコ、そして鴨肉を放り込み、これまた調合済みの出汁とプラティパス水筒の水を注いで、予め充分にプレヒートを施したMSRウィスパーライトInternationalの上にセットする。
Maakun&Mama雪洞
Papa雪洞
リフトから見た琵琶湖夕景
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