1月17日 モンデウス飛騨位山スキー場
パノラマバ−ン(右)をゆくMaakun 日本列島の南岸沿いを低気圧がゆっくりと東進。北からは第一級の寒気...とくれば、春先によくある太平洋側のドカ雪パターン。アキヒロ家とモンデウスに行く約束をしてる我が家はYahoo!の天気図を眺めつつ、迷いながら一応22:00にベッドへ。3:30起床。Mamaがコーヒーをドリップしてバキュームボトルに充填してる間も、僕は高山工事事務所のHPでR41に設置されたライブカメラで道路状況を確認。大量の融雪剤が捲かれたのか今のところ凍結はないようだ。そこへアキヒロさんから電話が入る。『ウチはGo!ってことで準備してますが...。』の声を聞いて、我が家も行くことに決める。今や親戚付合いのアキヒロ家なので、逆になんの気遣いもなく断ることも出来るのだけれど、“三連休の翌週である”&“TVニュースなどで大雪情報が繰り返し流されている。”&“モンデウスはお客様感謝デーの前日”などスキー客が少ない条件が揃っている今日はやっぱりスキーに行きたい我が家なのである(笑)。 3:50、外で深夜徘徊中のChichoに見送られながら出発。早朝の高速は予想通りいつになく交通量が少ない。小牧からのR41は、この先通行止めなんじゃないの?って心配になるほどクルマが疎らである。リアシートで爆睡する子供達を起こすことなく、一度コンビニに立ち寄った以外はノンストップで走り続けること3時間半。R41を左折してからの数kmが圧雪路だった以外は本当にスムーズにモンデウス飛騨位山スキー場に到着である。 いつものように狭い車内で曲芸のように着替えを済ませ、8:00のリフト運行開始を待ちきれずにファミリーリフトパス¥9800を買ってゲレンデに繰り出す。気温は−6℃。家にいたら外出禁止令が出るような気温だけど、先週の御岳で最低気温−15℃最高気温−7℃を経験した僕らには『今朝は暖かいからフリース一枚脱ぐね。』な気温である。いきなりクワッドリフトで山頂へ向いたいところだけど、オークションで落とした新しい(新品だけど、モノは2002モデル)ファンスキ−専用ブーツ“Nordica
Fundrive
X-Hard”の感触を確かめるために、まずはペアリフト#4に乗ってファミリアバーンで足慣らし。新雪を適度に圧雪したバーンはターンのたびにキュッキュと鳴って素直な良い感じ。ブーツはハードな15年モノとFundrive
SOFTの中間的な堅さで履いたすぐから足に馴染む感じが心地よい。 ファミリアバーンを下ってきたところでアキヒロ家が登場。今度は8人でもう一度ファミリアバーンをひと滑り。アキヒロ家も足慣らしを終えたところで、いよいよモンデウスのメインリフト・クワッドリフト#1で山頂へ。 お天気が良ければ正面に北アルプス&乗鞍の白い頂、右手には御岳のプラトー状の山塊が青い空に映えて美しく輝く山頂だけど、今日は低い雲が垂れ込めて残念ながらその眺望を楽しむことが出来ない。いきなりパノラマバーンっていう選択もあったけど、ダメダメってなAzuの目に負けて、みんなで揃って途中からファミリアバーンへと連絡するウッドコース(林間。ここはボード禁止)へ。話の内容までは聞き取れないけど、ふたり並んで井戸端会議をしながら滑るAzu&Moeコンビ。わざとコース脇のモフモフの新雪(Maakunが考えた新しい擬態語“モフモフ”...なかなか言い得て妙なり!)に突っ込んだりカーブ内側の段差を利用してジャンプごっこを楽しむMaakun&Koukunコンビ。子供の相手から解放された僕ら大人もニコニコ顔で滑る。 ウッドコースを一本滑ったあとは、いよいよここのメインゲレンデ・パノラマバーンへ。前半100mほどの急斜面の縁に立って最初は『どうする?怖いよね。』などと躊躇っていたAzu&Moeも、みんながどんどん下っていくのを見てちょっと引きつった笑顔でパノラマバーンへ。緩斜面では少しづつ後傾が改善してスキーが揃い始めたAzuだけど、この角度ではやっぱり超・“ハの字”でスザザザザ(笑)。上達のためにはもっと緩斜面で繰り返し練習させた方が良いのは判ってるけど、別にスキー選手に育てたいワケじゃなし過度な恐怖心が取れてくれればいいのかな?なんて気楽に感じるPapaである(スキーの上手い彼氏を早く見つけるように!)。 みんなで揃って滑ったのはここまでで、その後はみんなてんでバラバラの自由行動。特にMaakun&Koukunは1時間以上行方不明(笑)。僕ら大人はパノラマバーンを10回ほど滑ったところで最初の疲れのピークがやってきたので10:30にほとんどお客のいないセンターハウスのレストランでランチタイム。 センターハウスに入ると、まずはショップに走るMaakun。彼は去年ここで偶然買った干しイチゴの大ファン。誰も盗み喰いしないように残りの数まで厳重に管理してた干しイチゴを食べ尽してからというもの、飛騨を訪れるごとに『モンデウスに干しイチゴを買いに行こう!』が決まり文句。(実は今日ここモンデウスに来たいと言い出したのも干しイチゴが買いたい一心でのこと。)『近所のスーパーやネットで見つけたのは甘い中国製だからダメなんだ。モンデウスのイチゴじゃないと!』とかなりのこだわりで、乗鞍でもイトシロでも高山でも平湯でも、そして長野・安曇野でも...さるぼぼが店先に並んでるお土産物屋さんで干しイチゴを探すのが習慣になっている。その片思いの気持ちは1年経った今も変わらないのだが...落胆の表情でショップから戻ってくるMaakun。『な・か・っ・た...』あまりに不自然な笑顔で落胆を隠そうとする彼がイジらしく感じた僕はショップに行って店員のお姉さんに再確認してあげることにする。
いやぁ〜雪国気分最高ぉ〜!(降りしきる雪に負け惜しみ?) 『あの、去年こちらで買った干しイチゴは...』やはり今年は取り扱ってないのだそうだ。すると、突然、笑顔のカワイイ小柄な方のお姉さんが...『携帯電話の番号教えてくれますか?』へっ?そ、そんな、いきなり、ダイタンな、妻子も猫もいるのでモゴモゴモゴ...『一度問屋さんに聞いてみますので、もし品物があれば、お帰りまでに準備して連絡差し上げますので...。』あっ、そ、そういうことでしたか(汗)。それにしても何とも親切な対応!そこまでしてもらえば、Maakunも満足なのである。 美味しいランチを楽しんだ僕らは、再びブーツのバックルを留めてゲレンデへ。
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